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赤城・荒山~願わくばアカヤシオの下にてわれ・・・

2016年5月8日

アカヤシオツツジには「アカギツツジ」という別名(ほかにヒトツバナとも)があります。
それほど赤城山に多いということでしょうが、別に赤城山の専売品というわけでもなく群馬、埼玉、栃木、静岡の山では,偏在はありますが普通に見られる花です。
四国のアケボノツツジとは見分けがつかないくらい酷似しています。
ツツジの仲間では木々が芽吹く前の春先一番に咲き始めます。
赤城の観光シーズンが始まる前に咲くので見ることのない人も多かろうと思います。
赤城のツツジというと6月のレンゲツツジが代名詞になるほどですが、レンゲツツジのあのケバさには辟易気味の私には、それとは対照的に上品な色気のあるアカヤシオはこの上なく好ましく映ります。
自分の時間が戻った7日、てじかな赤城・荒山にヤシオを求めて最短距離で登りました。

Dscn5932 登山口になる軽井沢峠の標識。
面白いのは「登り65分に要する消費カロリーが630kcal」とあることです。
~フンフン・・・するとオレは基礎代謝が1400Kcalほどだから、今日はカツ丼と天丼とザルソバ食べてもOkだな・・・
誰かが化学的に測定した根拠のある数値なのかどうか分かりませんが遊び半分に眺めておきます。

Dscn5962 荒山に至る一般登山道と別れ、ここから笹原の斜面に入ります。
緩い上りなんですが病の癒えぬ私には決して優しくありません。
早々に息遣いが荒くなります。


Dscn5935 早速にヤシオが迎えてくれます。
荒山へのこの北面のルート(私は自分の便宜として「荒山北尾根」と私称していますが・・・)は昔、崩壊のため立ち入り禁止の措置がとられたままになっていますが、秘められたヤシオ観賞ルートになっています。

Dscn5937 通常は同じ花の写真は2枚以下にしているのですが、今日はこれでもか、とばかりにしつこくアップします。

Dscn5939

Dscn5941 薄い紅色の微妙なグラデーションは神の業のなせるものでしょうね。

Dscn5947 梢の間から画面中央の上州武尊と、尾瀬の至仏山が白い姿をのぞかせています。
平年ならまだ真白なんですが・・・

Dscn5948 たッた一株見かけたフデリンドウ。
山荘の庭のフデリンドウはとうに姿を消していますが、春がようやくこの高みにまで上ってきているのですね。

Dscn5952 標高が上がったせいなのか、個体差なのかまだ蕾の段階のヤシオもあります。

Dscn5956 荒山山頂からは久し振りに遠望が利いて、苗場山と仙ノ倉山が見えました。

Dscn5958 荒山山頂にも一本のヤシオがありました。

Dscn5960 山頂から東へ「ひさし岩」経由のルートで下山。
予想外だったのはこのルートでもヤシオを随所で見かけたことです。
何となく、山の西面だけに咲いていて、東面には無いと思い込んでいたので、東斜面でも見られることに意表を衝かれました。

Dscn5965 帰路の赤城南面道路から見た荒山。
今日のルートは山頂から左へ落ちる尾根を登ったのですが、40度近い勾配なので、なかなかの急斜面です。
写真では判然としませんが、山肌の何ヶ所かが染まっていますが、ヤシオの群生ですね。

このところショートコース選んで歩いていて、今日はアカヤシオづくしの行程でしたが、私自身の原状復帰への道程は容易ではないと改めて実感させられました。
まだまだ時間がかかりそうです。

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コメント

風花さま~ 今晩は。

5月も早や中旬にさしかかろうとしています。
待ったなしで季節は先を急ぎます。

青空バックにピンクの濃淡を織り交ぜたようなグラデーション、見事なアカヤシオにただただ溜息が流れます。
比良山系はシロヤシオは咲きますがアカヤシオは見たことなしです。
お体の方は如何ですか
無理をなさらずに元の元気な風花さまに戻れるよう
ただただ祈念するばかりです。

投稿: かおり | 2016年5月 8日 (日) 19時57分

かおり様
お心遣いいただきありがとうございます。
薄紙を剥ぐ程度の回復はしていますが、年齢のこともありますから、元に戻るのは難しいかもしれません。
そうなればそうなったで、楽しみ方はあるだろうと思っています。
アカヤシオは写真でも分かるかと思いますが、見ようによっては薄桃色の蝶が乱舞しているようにも見えます。
この時期ヤシオを求めて山に入る人もずいぶんいますね。
自生している場所が関東一円に限られているのは、この花にはけっこう気難しいところがあるのでしょうか。
かおりさんの山行千回達成記念のブログは工事中なので、完工したら改めてご挨拶いたします。
それにしても誰でも出来ることではありません。
偉業です!バンザイ!

投稿: 風花爺さん | 2016年5月 8日 (日) 20時53分

私(たち)は赤城と言えば、秋に行う集中登山(各コース、山をグループに分かれて登る)しか行かないことが多く、色々な季節にはそれぞれの楽しみがあるのですね。
日帰り圏内で行ける山なので、初夏等にも行ってみたくなりました。
アカヤシオはいつ頃まで咲いているのでしょうね!

投稿: のりこ | 2016年5月11日 (水) 06時56分

のりこ様
赤城山に限らず、どんな山でも季節を変え、コースを変えすると意外な発見があり、多様な楽しみ方ができますね。
観光地化されているのですが、それはほんの一部で、山が大きいので懐が深く、興趣は尽きません。
アカヤシオは赤城では標高千m以上で見られます。
雪が消えた後を追うように4月の下旬から5月上旬にかけて咲きます。
木々が芽吹く前で、アカヤシオが終わるとシロヤシオが主役になり、それからヤマツツジ、レンゲツツジと続きます。
アカヤシオは雪国の山で見られるムラサキヤシオに似ていますが、ムラサキヤシオの方が色が濃いですね。

投稿: 風花爺さん | 2016年5月11日 (水) 15時59分

風花さん、こんばんは

改めてアカヤシオの華やかさに魅了されました。
私の勘違いは非常識も甚だしかったです。。。
一度は見てみたいシロヤシオですが、今は赤城山系を
訪れたい衝動に駆られています。
私も昨年の6月に痛めた足がまだ完治していませんが、
気力で治そうと思う様になってきました。
お互いに前向きで行きましょう!


投稿: 岳 | 2016年5月11日 (水) 18時53分

岳様
花の同定は厄介で、難しいものですね。
根気よく取り組まないといつまでたっても初心者レベルから脱け出せません。
山によってはシロヤシオの出番になっているでしょうが、特に日光の山ではシトヤシオが目立ちます。
端正で気品に満ちた花なんですが、新緑に埋もれてしまい、あまり目立たないのです。
それがまたシロヤシオの良さかも知れません。
昨年の帯状疱疹のダメージから立ち直って僅か半年で、またまた原因不明の体調不良に陥り、回復の足取りははかばかしくありませんが、腹をくくってボチボチ行きます。

投稿: 風花爺さん | 2016年5月11日 (水) 20時28分

私の見ることのできなかったアカヤシオが、こんなにたくさん、、そして綺麗ですね~、、、これでは西行も移り気してしまいますね(笑
赤城山系、、未だ足を踏み入れたことがありませんが、とても魅力的な山域ですね。

投稿: itta | 2016年5月12日 (木) 21時45分

itta様
西行を読みとっていただけましたね。
ittaさんのテリトリーでは確か「岩岳t山」がアカヤシオで有名だったと思いますが、他の山では見られないのですか?
ヤシオに限りませんが、花には時期があって、しかもたいていそんなに長くないので何らかの事情でタイミングを逃がしてしまうと、一年待たなくてはならないことが悩ましいですね。
ittaさんのところからだと群馬の山は遠隔地になりますが、機会があったら一度はお出かけください。

投稿: 風花爺さん | 2016年5月13日 (金) 06時38分

今の時期つつじがきれいですね。
私はつつじの種類など全くわかりませんが
つつじも種々あるということだけは何となくわかります。

お身体が徐々に回復のご様子安心いたしました。
山々が輝くばかりの新緑で満たされていますが
これもお身体の回復と大いに関係しているのかもしれませんね。

投稿: おキヨ | 2016年5月13日 (金) 12時51分

おキヨ様
たしかにツツジは種類が多くて覚えるのは簡単ではないかも知れません。
それでも関東の山では比較的単純で、開花順にアカヤシオ、ミツバツツジ、シロヤシオ、ヤマツツジそして殿がレンゲツツジというラインアップになります。
それぞれに特徴がハッキリしているんで分かりやすいかと思います。
体調の回復をはかるため、小さな山歩きを始めていますが、なかなか思うような成果がでません。
昨夏の帯状疱疹は回復に2ヶ月かかりましたが、今回はもう少し時間がかかりそうで。

投稿: 風花爺さん | 2016年5月13日 (金) 17時08分

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