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荒神山~その名を知ってから70年目の登山

2016年5月17日

舛添都知事は国際政治学者、参院議員という活動を通じて、政界の中では「良識」という座標軸をそれなりに持っている人だろうと思っていました。
すなわち「公・私」の峻別が出来る、ということです。
それが手ひどく裏切られましたね。
「公」と「私」の峻別ができないただの凡夫だったのです。
政治や行政を司っている立場にいれば確かに「公と私」とを明確に区分ができないグレーゾーンのことも少なくないでしょう。
そんな場合には「とにかく私」の負担において処理するという決断が優れたリーダーの条件なのですが、昨今舛添ばかりではありませんが、いまや絶滅危惧種化しています。


舛添さんの都知事になってからの、税金を湯水のように浪費する行為をみていて「都知事っそんなにて偉いの?」と思っていました。
人口1千万人の巨大都市の長とはいえ、所詮一地方行政のそれに過ぎないのではないですか。
それなのに何を勘違いしているのか、世界の国の元首並みの気前の良い金使いをするんですね。
確かに都は富裕団体です。
しかし、それは都民が長年にわたり都税を納めてきて積みあがったものであって、舛添さんの功績などひとかけらもありません。
今は都といえども冗費を省き、すこしでも差し迫った待機児童や貧困対策に使うべき時なんです。
陳腐ないいかたですが、ムヒカさんの爪の垢を煎じて飲んで欲しいものです。
フジTVや記者会見の様子をみていて舛添さんてこんなにセコイ小物だったのかと実像を知って正直ガッカリしました。
ご本人は記者会見で”これから東京を世界一の都市にするためグランドデザインを描いて一生懸命働く”と広言していましたが、こんな器の小さな人に大きな絵が描けるはずがない、と思ってしまいますね。
いつもながら話はよどみなく流れるが、久しぶりに
「巧言令色すく鮮(すくな)し仁」という古めかしい諺を思いだしました。

さて、あれは多分私が10歳前後のころのことだったのだろうかと思いますが・・・
どういう話の流れでそうなったのかは全く記憶にないのですが、父から生家のある町の北の方の山深いところに
「コージン山」という山があることを教えられました。
山といえば赤城山と浅間山しか知らなかった幼い私には新鮮だったし、その名前からしてある種の畏怖の念も覚え、心の中に植えつけられた。
~若しかしたら広沢虎造の浪花節、次郎長伝の「荒神山の決闘」のことも(この荒神山は伊勢にある別の山だが・・・)山のイメージ形成に影響していたかも知れません。

長い年月を経て荒神山624mが私の視野に入ってきたのは山歩きを再開してからになります。
すでに神秘的な山でもなんでもなく、その気になればいつでも登れる里山になっていました。
そうなるといつでも登れる山に格落ちしていて、いよいよ自分の体力が落ちてきて登れる山がなくなってから登る山として後回していました。
いよいよ体力が低下してきて、登れる山が限られてきてようやく足が向いたのが9日のことでした。

Dscn5966 渡良瀬川に架かる「黒保根大橋」の向こうにズングリと荒神山が身を横たえています。

Dscn5967 わたらせ渓谷鉄道が水沼駅に入ってきました。

Dscn5968
この看板尾を右折した先から暗い樹林下を黙々と高度を上げていきます。
単調です。

Dscn5969 二等三角点の山頂。
視界はまったく閉ざされています。

Dscn5972 山頂西側に展望台が設けられていて、赤城山や袈裟丸連峰が眺められるが、広大という感はありません。

Dscn5975 水沼駅温泉の駐車場に戻り、駅の中にある温泉、ということで人気が高い「水沼温泉」で一浴。

長年心の中で温めていた山ですがが、印象には残り難い山でありました。
それでも普段忘れがちな亡父のことをあれこれ思いだしながらの時を過ごせたことがせめてもの親孝行だと勝手に決めました。

Img
あり、ロマネコンティを抱きて遠方より来る」
遠来の山仲間が、ワイン好きなら垂涎の的と渇仰するワインの超最高峰「ロマネコンティ」を持参してくれ試飲会をやりました。
私ごときワイン音痴ででも死ぬまでに一度はどんなワインなのか味わってみたいと熱望していたことが今実現したのです。
ライトボディくらいの軽い口当たりのワインはとても飲みやすく、一口、口に含めばたちまち羽化登仙に遊ぶ心地になりました。
・・・・というのは実は昼の夢・・・
朋友の説明によると、ロマネコンティはあまりにも高すぎて手が出せず、代わりにロマネコンティの樽で仕込んだワインを持参してくれたのだ、という種明かしでした。
若い有望なワイン造りを育てるために、ロマネコンティが一肌脱いで樽を貸してくれるのだそうです。
樽だけでもその高根の花の一端に触れた、ということになるのでしょうか。
という次第で、夢の実現は依然として遥か高みにあります。

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コメント

まったく。。。
私は禿頭は知的な象徴として嫌いではないのですがあの頭は全く無意味だったということになります。

登られた荒神山は多分私も目にしていると思うのですが、画像からは山容に特徴が見当たりませんね。次回この場所を通るとき気を付けて見ましょう。

ロマネコンティ・・・銘柄だけは聞いたことがあります^^

投稿: おキヨ | 2016年5月17日 (火) 11時51分

おキヨ様
おキヨさんの判断基準でいえば私も外形的には知的人間としての条件を備えています。
そしてそれが無意味なことだったことも舛添さんと同じです。
荒神山はおキヨさんも間違いなく目にしていると思います。
R122銅山街道の水沼駅の前後で右(東)側近くに、ズングリした冴えない山容の山が見えますが、それです。
特徴に乏しいので、気を付けていないと見落としてしまう恐れがあります。
私などが「ロマネコンティ」などと騒ぎ立てるのは笑止の沙汰でして、遊び心からのものですね。

投稿: 風花爺さん | 2016年5月17日 (火) 16時04分

荒神山という魅力的な名前と、ズシリとした私好みの山容、、登るなと言われても10年と我慢する自信がありません(笑

舛添さんは何でしょうね、、
頭もよくて地位も名誉もお金だってあるのに。
寂しい話です。

投稿: itta | 2016年5月17日 (火) 20時24分

風花さん、こんばんは

東京は一地方の行政と言えど、田舎の県との比較では数ランク上の規模であり、国会議員などとは比較する事の出来ない知識も判断も要求される職務である事は間違いないと思います。その中で表面化された事実は覆される事は無く、辞任へ至ると思います。お酒好きの私、ワインはヨーロッパで呑んで以来、中々口に入らなくなっています。ご記載のワインは1千万円以上もするとか?息子が昇進祝いでいただいて来たワインが1万円でしたが、これとて生涯に一度の味わいでしょうね?

投稿: 岳 | 2016年5月17日 (火) 20時26分

岳様
舛添さんはかなtり窮地に陥っているようです。
重要な、都民からの信頼を相当失っていて、これからは政策を思うように進められなくなるでしょうね。
整然と、よどみなく語る口調が白々しく、空疎に聞こえます。
お酒の中でワインほど価格差の大きいものはないですね。
400円のテーブルワインから、大きなダイヤモンドが買えるものまで・・・
そして価格差ほどには味に差がないのもワインならではでしょうね。
私など1万円以上のワインを飲んだことはありませんが、その時も価格に見合う味とは思えませんでした。

投稿: 風花爺さん | 2016年5月17日 (火) 21時10分

itta様
世の中には名前負けしている山もずいぶんありますが、荒神山もその一つでしょうね。
もっとも古い山岳信仰時代にはこの山もそれなりにキツイ山だったのかも知れません。
舛添さんは実像を知る人の話によると金銭にはシビア(ケチ)な方のようですね。
東大生のとき、鳩山邦夫と首席争いをした秀才だったそうですが、そのころ学んだことが今、役にたっているのでしょうか?
人間なんてしょせん根っこはこんなもんなんでしょうかね。

投稿: 風花爺さん | 2016年5月17日 (火) 21時20分

「荒神山」を検索しますと、群馬県が筆頭では出てきませんでしたね。
今年、群馬百名山「小野子山・十二ケ岳」を行く予定でしたが、荒天で中止になりました。
荒神山は展望台からの眺めが良いと書かれてあり、短時間で登られるので、トレッキング山行適しているように思えましたが・・・
ワインは娘から「誕生日」と「母の日」に「花よりワイン」と言うことで届きますが、大きなお札1枚でお釣が来るような物しか縁がありません。

投稿: のりこ | 2016年5月18日 (水) 03時03分

のりこ様
コメントを拝見して、改めて三省堂の『日本山名事典』を開いてみました。
「荒神山」は10座載っていました。
意外なことにどれもみな低山で、里山という感じです。
それぞれ名前負けしているようですね。
昔の人にとってはそんな山でも尊崇の対象になったのでしょう。
酒飲みはとかく薀蓄を披露したがるものですが、特にワインはうるさいですね。
ロマネコンティなどの特別な銘柄は、そうした薀蓄話の中で次第に神格化して行き、ついに手の届かない高根の花になってしまったのではないでしょうか。

投稿: 風花爺さん | 2016年5月18日 (水) 06時46分

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