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美の森山から天女山 ~八ヶ岳中腹のトレイル

2016年5月27日

八ヶ岳の東側には広大な裾野が広がり、特に南半分(おおむね山梨県)は古くから酪農が営まれ、パストラルな雰囲気が横溢しています。
今日(25日)はその一部の「美の森山」と「天女山」を結んだハイキングコースを、花に囲まれて19人で歩いてみました。
私としては2ヶ月ぶりの会山行参加です。

Static 今日の行程 ~久し振りにトラフィックログをとってみました。

Dscn5986 スタート地点の「美しの森」の駐車場に着くと笹原の中に赤い塊が見えます。
近づくと予想通りニホンサクラソウの群落でした。
何故こんなところに・・・?

1 今日リーダーデビューするHさん~このところ緊張の日々が続いていたといいますが、どうしてどうして落ち着いて良いペースで先導し、無難に務めを果たしました。

Dscn5989   A ズミ(コナシ)~ 今八ヶ岳中腹の高原はミツバツツジ、ヤマツツジ、レンゲツツジなどがが花盛りですが、その間を縫うように控えめにながらズミも咲いているのです。

Dscn5988_2   Dscn5990 高原点景~奥は三つ頭~権現岳

Photo_2 高曇りだったので、不鮮明ながら富士山も見えていました。
雪の富士もそろそろ見納めになります。

Photo_8   いっちゃん 滑り込み! ~美の森山で。

Photo_4 クリンソウの群生地などもあるのです。

Dscn5994 川俣川の渡渉 ~人工の石を並べて橋状にしているのですが、その先が崩落のため通行できません。
適当な渡渉ポイントを選んで、飛び石伝いに対岸へ渡ります。
増水時だとかなり危険になりそうです。

Dscn5997 ひろびろした牧場の上の直ぐそこに盟主赤岳が威嚇的に聳えています。
参加者の大半はその頂上に立っているので感慨があるでしょう。
その山頂から左へ急角度で落ちる尾根があります。
尾根のほぼ中間部に「大天狗」と呼ばる目立つ岩峰があります。
これにちなんで
「天狗尾根」というバリエーションルートになっています。
20代のころですが冬の入口の時期に一人でこの尾根を登ったことがあります。
丁度大天狗にかかるあたりから風雪になり、進路を的確に選べないまま、ハイマツに突っ込んだり、手がかりの乏しい草つきの急斜面を辛うじて上りきったりして縦走路にでました。
当時の粗末な天然素材のアノラックはバリバリに凍り付いてしまいました。
今では逆さになってもできない若気の至りですね。

Photo_5 牧場地帯に入り、久し振りにこんな牧歌的は草原の縁を歩きました。

Photo_6 私には懐かしくも快心の思い出のある権現岳から三つ頭へ続く尾根を眺めながら「展望台」で昼食。

Photo_7 ゴール地点の天女山。
ここまで累積標高差が400mに満たない行程で、Hリーダーのペースも適切でした。
なので、みんな余裕を持って歩いていたのに、私だけがこのペースにすら追随できず遅れ勝ちでした。
これが情けないことですが今の私の姿です。
こんな素敵な仲間たちとは出来るだけ長く愉しいハイキングを続けたいと願っています。
それがいつまでのことになるか・・・

Dscn6000 待機していたチャーターバスに乗り込んで、走り出すと直ぐに「八ヶ岳倶楽部」の前に着きました。
説明不要でしょうが柳生 博さんが手造りで趣味の延長で造り上げた広大な林の中の瀟洒なレストランです。
平日ながら、また昨今の清里の凋落をよそに客の入りは上々のようでした。

これまで私にとっては行楽地とか、山への入口でしかなかったエリアを歩いてみて、新たな発見をずいぶんしました。
八ヶ岳の懐はとてつもなく深い・・・・・・

こうした皆で感動や感嘆をともにしながらのハイキングはただただ愉快というほかはありません。
良い仲間に対する感謝の念がひとしお強くわいた一日でした。

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登山」カテゴリの記事

コメント

清涼な八ヶ岳の空気が画面から伝わってくるようです♪
雲が多いようですが、この季節、登山にはピーカンより楽なのではないでしょうか。
ズミが咲き始めたんですね。
夫がズミの花を好んでいますので、先日行かなかった清里にでもドライブしたいとおもうのですが・・・天気次第ですね^^


投稿: おキヨ | 2016年5月27日 (金) 13時00分

おキヨ様
八ヶ岳が引く広大な裾野の中間部辺りの5月は素晴らしい、のひと言に尽きますね。
天国的と言っても言い過ぎにはならないでしょう。
その素敵さの一端は歩かなくても得られます。
これほど素晴らしいものを、ただ人間とは一切かかわりのない摂理だけで創りあげてきたきた自然の力にはただただ頭が下がる思いがします。
少しでも長くこの恩恵を受けていたいものですね。

投稿: 風花爺さん | 2016年5月27日 (金) 15時25分

実はこのコースを今年のトレッキング山行に取り入れようと、バス会社に見積もりを出しましたが、ドライバーが2名になるし、新潟からは日帰りは無理と言われて、断念しました。
個人で、天女山のすぐ上に「オキナグサ」が咲くと言うので、行きたいと思いましたが、時期を逸しました。
もうクリンソウが咲いているのですね。
新潟からは八ヶ岳、それも山梨側は遠いです。
天女山から三つ頭まででも登ってみたいです。

投稿: のりこ | 2016年5月28日 (土) 04時30分

風花さん、こんにちは

長野県側の八ヶ岳牧場付近にもコナシが沢山あり、黄色や赤の実が眼を楽しませてくれますが、花はあまり見ていません。もうサクラソウが咲いているんですね。栂池などは7月ですし、志賀高原などは芽吹きもこれからです。気の合った仲間と、ゆるゆるトレッキングも良いものですね!

投稿: 岳 | 2016年5月28日 (土) 10時24分

のりこ様
今、佐久までしか開通していない中部横断道路が中央道につながると、野辺山辺りへの時間距離はかなり短くなるでしょうが、距離は縮まりませんね。
野辺山から甲斐大泉辺りにまでの八ヶ岳の中腹は日本離れした風景が展開します。
特に八ッや南アの残雪が豊かな時期だとアルプスでトレッキングしている気分になれます。
八ヶ岳でのツクモグサは横岳でしか見られないものと思っていたのですが、天女山辺りでも見られるのですか?
手軽にいける場所なので朗報です。
ネットをチェックしてみます。
天女山から三ッ頭経由での権現は2度登っていますが、今では三ッ頭までもムリですね。

投稿: 風花爺さん | 2016年5月28日 (土) 10時44分

岳様
コナシ(ズミ)の花は林檎の花に酷似していますね。
たいていの山の中山帯にあるので珍しくもないのですが・・・
上高地の小梨平にも多いのでしょうが、花を見た記憶はありません。
これまではハイキングとも、ハイキンググループとも少し距離をおいていたのですが、だんだん人恋しい年齢になったせいか、このごろではこの仲間との付き合いがやたら愉しくなっています。
今やこれが私には唯一のコミュニティとの接点になっています。

投稿: 風花爺さん | 2016年5月28日 (土) 10時56分

風花さま~ 今晩は。

興味深く拝見しました。美の森から天女山へのトレッキングコースは
9月の初め、サラをお伴に歩いています。途中白樺林や緑の高原牧場に川の渡渉等々
懐かしく思い起こされました。

新緑の季節だと若緑が綺麗で清涼な大気に包まれ
山々の展望は居ながらにして素晴らしき展望に恵まれるかと
思います。

天女山から三っ頭もサラと登っているので八ヶ岳山麓は
今でも懐かしき地です。
一度新緑の季節に歩きたく願っています。

投稿: かおり | 2016年5月29日 (日) 21時37分

かおり様
八ヶ岳の東南中腹帯は日本の山では珍しく、ヨーロッパアルプスの「アルプ」を思わせる雰囲気がありますね。
清泉寮を初めとするたくさんの牧場が開かれた理由がうなづけます。
頂上を目指さなくても、十分に山歩きが楽しめることを体感しました。
かおりさんにもサラちゃんとともにした数々の思い出が詰まっている地なんですね。
尾崎喜八の詩の一節に「思い出を残して歩け!」というのがありますが、山を歩けばたいがい良い思いでの一つや二つは残せる
ものです。
これからも思い出のケルンを積むために、良い山旅を続けましょう。

投稿: 風花爺さん | 2016年5月30日 (月) 06時39分

真っ白い小さな花がたくさんついた木、、
どうしても分からずにいましたが、ズミというのですね。
クリンソウがあんなに咲いていましたか、、
歩くごとに変わる植生、、ふと目に入る小さな花、、
この時期のハイキングは実に楽しいですね!

投稿: itta | 2016年6月 1日 (水) 21時31分

itta様
ズミはリンゴ属なので、開花までの様子は林檎のそれに良く似ていますね。
甲斐大泉~清里~野辺山~海の口と結んだラインの八ヶ岳寄りの一帯の風景は明るく伸び伸びしていて、日本では珍しいバター臭い雰囲気があります。
私はもうこの辺りから八ヶ岳を目指すのはムリなので、水平移動しながら日本の「アルプ」を楽しむしかありません。
それはそれで、十分な楽しみが得られるだろうと思っています。

投稿: 風花爺さん | 2016年6月 2日 (木) 06時58分

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