« 美瑛の丘から「哲学の木」が消えた日 | トップページ | 春霞に包まれて丹沢前衛の「南山」を歩く »

不完全燃焼ながら西伊豆スカイラインを歩く

2016年3月2日

富士を正面に、左手には南アルプスを遠望しながら、草原の稜線をのんびり漫歩するのが今回のハイキングプランの眼目だった。
2月28日、東京マラソンのスタート前でピリピリしている新宿を後にして東名高速を西に向けて走るバスの車窓では富士山がドンドン大きくなってきて、これはもくろみ通りになると、内心ほくそ笑んでいた。
なのに、あァそれなのに・・・現実は甘くない。

Imgp9422 河津桜見物の車で渋滞する下田街道から分かれると、後は順調。
西伊豆スカイラインに乗り、土肥駐車場から「西伊豆稜線歩道」に入る。

Imgp9425 稜線には時に車道が合流するため、車道を歩く部分があり、その車道歩きからスタート。

Imgp9433 正面に達磨山を見ながら笹原の道を往く。
気温は高く無風状態でコンディションは文句なし。
なのだが、濃い靄が立ち込めていて、遠景はすべてその奥に隠されてしまった。

Imgp9451 達磨山山頂。
私はこの山頂に立つのはたしか4度目になるが、売り物の「富士山」を一度も見たことがない。

Imgp9460 向かう方向に富士や南アが見えるはずなのに・・・・・

A そう、こんな風に・・・(ネット画像)

戸田峠で今日の行動は終了予定だったが、明日の予定の金冠山の山頂を今日のうちに踏んでおくことにした。

Imgp9486 15分ほどで登れる超短縮コースなので空身で登る。

Imgp9487 金冠山頂~もちろん何も見えない。

A こんな景観を期待していたのだが・・・(ネット画像)

Dscn5569 その日は戸田港の宿に宿泊。
伊豆の代名詞にもなる金目鯛クンはテーブルに載っている。
しかしこの時期なら必ず姿を見るはずのタカアシガニクンは・・・
どこ、どこ?・・・いくら探してもいない・・・
普段は貧弱な山小屋のヤマメシを強いられている口には落差がいかにも大きい。

Dscn5572 2日目、天気情報は雨模様。
急遽予定を組み替えて、先ず戸田湾を囲む「御浜岬」を散策。
昨日歩いたスカイラインの山には雲底が下りてきている。

Imgp9530 記念写真集みたいになっているが、御浜岬にある東大の施設。
一行の中に東大OBがいて青春の日々をここで過ごしたセピア色の思い出がある。
それは・・・私・・・ではない・・・チョッピリ悔しい。

A_2 戸田湾を見下ろす小高いところからはこんな絶景を見ることができるそうだが・・・。
画面左端には南アの白根三山もに見えている。 (ネット画像)

Imgp9537 再び戸田峠へ戻り、霧の中を「だるま山高原レストハウス」まで歩いて下ることとした。

Dscn5579 
山歩きができないとなると「岡にあがった河童」同様、これからさてどうしようかとの思案しばし。
帰り道なので寄り道して、今河津桜が花盛りの松田山で花見をすることとした。
桜といえば猫も杓子もソメイヨシノがお目当てになるが、私は河津桜の上品な薄紅色が好きだ。
伊豆周辺ばかりでなく、もっと各地で早い春を告げる河津桜が見られるようになったらいいと思う

こうして不完全燃焼の思いを抱いたまま2日間のハイキングとも観光ともつかない行事は終わった。

|

« 美瑛の丘から「哲学の木」が消えた日 | トップページ | 春霞に包まれて丹沢前衛の「南山」を歩く »

登山」カテゴリの記事

コメント

西伊豆は暖かそうですね。
富士山がちらりとも姿を見せない!ご機嫌ななめでしたか。
おまけにタカアシガニのすがたもない。。。

せっかくの山歩きちょっと残念なことになりましたが、こういうこともある、ということは長いキャリアで経験済みですものね^^

投稿: おキヨ | 2016年3月 2日 (水) 11時18分

おキヨ様
伊豆は温暖の地ですが、冬の西海岸は西高東低の気圧配置になると烈風が吹き荒れます。
ところが、風の穏やかな日だと、今度は景色がかすんでしまいます。
うまくいかないものですね。
富士山も散々見慣れているので、見えなくても別にどうということもないはずなのに、見えないと忘れ物をした気分に陥ります。
車窓で見ても富士は富士なんですが、自分の足で立った山頂から見る富士はやはり格別なんですね。

投稿: 風花爺さん | 2016年3月 2日 (水) 15時47分

風花さん、こんばんは

やはり富士山と槍ヶ岳は、見える場所で見えないと不完全燃焼になる事は否めませんよね。 豪華なディナーも最近は敬遠気味。旨いものを少しだけ、酒飲みは何処かで帳尻を合わせないと・・・ 単独行もいいですが、気の合った仲間との山行もいいものですね。


投稿: 岳 | 2016年3月 3日 (木) 20時50分

岳様
私も食事の摂取量がめっきり減り、副食だけでほぼ満腹になってしまいます。
米の消費に少しでも貢献したい気持ちはあるのですが、今は一日で茶碗に一杯程度しか食べていません。
それでも減量には何の効果もないのです。
高齢になると社会いとの接点が限られてきます。
その意味で、この山の会の仲間たちとの交流は何物にも代えがたい貴重なもので、足が動く間は縁を切らしたくないと思っているところです。

投稿: 風花爺さん | 2016年3月 4日 (金) 06時48分

富士山と南アルプスを見ながら西伊豆のスカイライン歩き
お天気も良く絶好のハイキング日和なのに
この時期特有の春霞に泣かされ、姿も形さえ見ることができず残念でしたネ

中々もくろみ通りにいかないのが世の中の常ですから
又出直してきなさいとのご託宣でしょう。

私も好天に誘われ北横岳に出かけました。真っ青な空と白銀に
感激させられましたが中央アルプスや南アルプス、南八ヶ岳は見えてはいましたが少々霞みがかかり、クリアでなかったのが悔やまれます。

先月、武奈ヶ岳から190k離れた穂高や乗鞍、中央アルプスなど
超遠望が楽しめましたが・・・
これから暖かくなるにつれ、益々展望は期待できないので
咲きだすスプリング.エフェメラルの可憐な花々にモード変えしますか・・・

投稿: かおり | 2016年3月 6日 (日) 13時54分

かおり様
伊豆半島の西海岸からは駿河湾越しの南アルプスの眺めが新鮮で、それを期待して出かけるのですが、これまで空振り続きです。
春は山歩きにはいい季節ですが、展望には不向きですね。
それでもかおりさんは北横岳でフィナーレを飾れたのはラッキーでした。
雪山歩きが不完全燃焼のままに、早くも春の妖精たちを迎える季節になっていますか。
気持ちの方がついていけないような季節の移ろいの速さです。

投稿: 風花爺さん | 2016年3月 6日 (日) 19時29分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/393418/64217769

この記事へのトラックバック一覧です: 不完全燃焼ながら西伊豆スカイラインを歩く:

« 美瑛の丘から「哲学の木」が消えた日 | トップページ | 春霞に包まれて丹沢前衛の「南山」を歩く »