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小さな地域イベント~文化祭のことなど

2016年2月22日

代議士や識者などと呼ばれるいい大人たちが、ファストフ-ド店のハンバーグをそこで食べるか、テイクアウトするかの類の消費税率をめぐって口角泡を飛ばしての議論に右往左往している。
思わず今議論しなければならない大事はそこか?と言いたくなるような、漫画ティックなこの光景は言うまでもなく消費税の軽減税率を巡るものである。
そもそもこのような光景の生みの親はK党である

平和の党の仮面をかなぐり棄てて安保法制の成立に手を貸したため、支持者から反発され、その代償として支持者が固執する軽減税率を成立させるため、なりふり構わずに狂奔した。
夏の参院選で憲法改正の足場をより強固にしたい政権党は、参院選で勝つために不可欠なK党の顔を立てるために、本意ではないが軽減税率を導入しなくてはならない羽目に陥った。
今の混迷はこうした政党間の党利党略による貸し借りが生んだものであり、国民に及ぼす影響についての配慮など置き去りにされている。

海の向こうでは3月のスーパーチューズデイを迎える大統領選が進んでいる。
半年前までは初の女性大統領の誕生が確実視されていたのに、俄にに浮上したリベラル派サンダース氏の思いもよらない善戦で民主党内での指名争いが激化している。
片や、共和党ではこれまたビックリポンで、際物視されていたトランプのジョーカー氏、いやトランプ氏が、アメリカ人の良識などどこ吹く風で首位を走っている。

A
この度の大統領選ではモザイク国家アメリカが抱える深刻な病理がますます顕在化している気配が濃厚である。
このダイナミズムと対比的な日本の政治の閉塞感を思うと、今やすっかり息絶えている「首相公選制」の声が懐かしくなる。

さて本題は・・・・・・
私の居住する渋谷区では、コミュニティ活動のため地域ごとにその拠点があり、そこで地域住民による絵画、俳句、語学など様々な活動が展開されている。
年に一度「文化祭」と称してそれらの活動成果の発表会が開かれる。
私たちの山歩きの会でもかれこれ15年ほどになるこのイベントに毎年参加している。
この様子をこれまでこのブログで紹介したことはなかったが、熱心に牽引する会員の姿の一端をご紹介しておきたい。

Dscn5504 ディスプレーの最中。

Dscn5508 長谷部 健渋谷区長の来訪。
これまでの区長が取り巻きを引き連れての巡行だったのに比べて、若さをそのままに普段着で気楽にお一人でお見えになった。

区長はわが会の生みの親とも浅からぬ縁があり、そんなことで立ち話ながら歓談した。

Dscn5509 熱心な来場者もあり、この催しを契機にして入会する方も、毎年数名いる。

Dscn5555 餅つきを始めもろもろの軽食の提供もある。
お祭り騒ぎが嫌いではない会員の皆さん、お疲れさまでした。

そうそう、NHKの「日曜美術館」では私が好きな、民家を描き続けた向井 潤吉画伯の作品が紹介された。

Dscn5518 こうした幻影が激しくノスタルジーを呼び覚ます。

Dscn5548 左の実景にくらべて、絵の方は邪魔な電柱などなどはもちろん描かず、反対に無いはずの雪山を取り込んでいる。
芸術であるためには、写生ではなく、現実に仮託した創作でなければならないことがうなづける。
写真ではこう都合よくいかない。
ここのところが写真でしか風景を切り取れない私には実に羨ましい。

実際に生活が営まれている茅葺屋根の民家など、今は実在していないだろう。
また現実にこのような家屋で快適な日常生活が送れるとは思えない。
生活の快適性の追求の結果、消え去ることが必然であった。
しかし、失われたものへの郷愁は消えることがない。
「・・・滅びしものは美しかな・・・」(牧水)
美しいものは「郷愁」の中でしか遺されていないのか・・・。

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コメント

風花さん、こんばんは

消費税率も定数削減も本題では無く、それぞれの党裏事情が優先するために、口先での応酬に終始している様ですね。アメリカとて過去の派閥争いから何とトランプ! 見る側は面白いですが。。。 東京都の区長と言えば県知事並みですよね? 山歩会も流石に歴史ある正統派ですね!

投稿: 岳 | 2016年2月22日 (月) 18時53分

アメリカの大統領選挙はシリアスな政治を見事にエンターティメント化して世界中の耳目を集めてしまいます。
これはアメリカンフットボールの盛り上げ方に似ています。
それに引き換えわが国の政治状況は寒々しい限りです。
なまじ期待すると裏切られてばかりなので、このごろはもうほとんど愛想を尽かしています。
どうしたらいいのでしょうか?
新たに選挙権を手にする18~19歳世代の新感覚に望みをつなぎましょうか。
東京の各区の予算規模で見ると、区によっては人口の少ない県並になるでしょうか。
都の人口が1・3千万人ほどとすると13県くらいになりますね。
デカ過ぎますね。

投稿: 風花爺さん | 2016年2月22日 (月) 20時07分

アメリカの大統領選挙は面白い、と言えば語弊があるでしょうが、ヒールに徹したトランプ氏がことさら選挙を盛り上げていそうな気がします。とはいえ、まさか・・・?とは思いますけど^^

日曜美術館で向井淳吉の絵を久しぶりに観ました。
重厚な色使いですね。
実は埼玉比企のあの家〔だとおもいます〕私も描いています。向井画伯が描いた場所はきちんと図禄に載っていますので探しに出かけたのです。
ただ実際は屋根の色なども全く異なり、画伯独自の色彩で作り上げられています。絵にするとはそういうことなのだと教えられましたね。

投稿: おキヨ | 2016年2月23日 (火) 13時08分

大統領選は不謹慎だとしても実に面白いイベンだと思います。
やや低下したといえ、米大統領が世界に及ぼす政治的影響を思えば、間接選挙といえども有権者には真面目にとりくんで欲しいものですが(・・・事実そうでしょうが)何かゲームを楽しんでいる風でもあります。
わが国でも、もっと政治に熱くなれるものがあったら良いなと思います。
絵画には見放されいる私ですが、向井画伯の絵はとても好きです。
それは茅葺(藁葺)屋根の下で暮らした世代のノスタルジーしかないのでしょうが。
できればあの原風景にまた出あいたいものですが、ムリでしょう。
白川郷とか五箇山には保存されていますが、私にはいくらか人工臭が感じられるので、いまいちシックリこないのです。

投稿: 風花爺さん | 2016年2月23日 (火) 15時19分

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