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年の始めのためしとて・・・

2016年1月2日

春風献上 !!

この前のアップから一週間も経っていないのに、それが昨年のものだというだけの理由(イヤ、それだけでもないが・・・)で、賞味期限を過ぎてからずいぶんになっている気がするのが妙である。
そんなわけで今年の第一弾を早くにシュートしておこうと心掛け、出足でダッシュをかけました。

Dscn5337 型通りの年始の顔合わせは賑やかな孫娘を欠いているので例年に比べると至って静か。
年末から年始まで過酷な家事の様子は母親や、最近までの家人の姿でよく知っている。
だからこのようなものでも「手抜きをした」などとはさらさら思わない。

Dscn5338 初詣は京王線沿線の「高幡不動」へ。
長いこと、一番手近な明治神宮へ詣でることを通例としていたが、新鮮味に欠けるので、目先を変えてみることとした。
久しぶりの浅草を予定して新宿へ出たら、もう大変な人出。
ただでさえ海外からの観光客で混雑するあの狭い浅草寺ではエライことになるだろうと、容易に想像できた。
そこで急遽、勝手の分かる京王線沿線の高幡不動に進路変更。
駅前から長い行列ができているのは予想外だった。
定番の初詣の一つだから当然で、私の認識不足でしかない。

Dscn5340 善男善女の流れが途切れない。

Dscn5341 何とかお参りを済ませることができた。
これで「年の始めのためし」は全て終えた。

ところで年明け早々にこんなことを書くのは悪趣味と謗(そし)られることを承知の上で・・・
私たちは経験的に、今年の終わりにはまたまた、一年の過ぎ去る速さに感慨と悔恨がないまぜになった心理状態に陥ることを知っている。

何故「光陰は矢の如し」なのか?
何故、加齢するほどに時間の経過を早く感じるようになるのか?
ここに
「ジャネーの法則」なるものが誕生した背景がある。
フランスの哲学者ポール・ジャネーの発案になるものだそうだ。
それによると「生涯のある時期における時間の心理的な長さは、年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)」とある。
何故そうなるのか?

詳しい解説を書くと長くなるのでネットをご覧いただくことにして、それらによると、要するに人は年をとるにつれて世の中のことが分かってしまい、新鮮な驚きが減っていくから、と説明している。
そんな画一的な論理で説明できるほど人間は単純にはできていないが、論理そのものが少々解せませんな。
時間の長短の感じ方など、個人差が大きく、一つの法則などで画一的に説明できることではない。

私はこれらの解説とは正反対(昨今は真逆などという気色悪い言葉を政治家などが得意そうに使っているが・・・)の立場である。
成長過程では吸収すべきものがたくさんあり、それらに向き合っていると時間がいくらあっても足りないで、アッという間に月日が流れる。
高齢者になって、やることが少なくなると、やたらに退屈でやけに時間を持て余すことは珍しくない。
そうであればむしろ「一年が長い」と感じるのが自然であろう。

ではどうして加齢により、時間の流れが早く感じられるようになるのか、私にはこう思える。
それを自覚的に生きていることはないが、年齢を重ねることにより人は「己の終焉が確実に迫ってくる」ことを知っている。
一日経てば一日分終わりに近づく。
漠とした潜在的なそのような心理がジワジワと迫り、少しでも早く何ごとかをなしたい、というような焦燥感が、知らず知らずの間に、時の流れを早く感じさせる、というのが愚考の結論である。
丁度、磁気テープが初めはゆっくり巻かれるが終わりに近づくほどにスピードが上がっていく、それに似ている。

・・・などと早々に脱線気味の妄言を吐いてしまい、この分では今年も先々思いやられてならないな・・・。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

おめでとうございます
今年もよろしくお願い致します。

ジャネーの法則は子供に教えてもらいました。
皆さん一年を指して例えていますが、最近は周辺で
頻繁に聞えて来て、まるで挨拶の様になっています。
私は色々な考え方があって当然だと思っています。

投稿: 岳 | 2016年1月 3日 (日) 10時14分

岳様
こちらこそ、今年も変わらぬお付き合いをお願いいあたします。
人が心で感じることや、心の動きなど、当の本人ですら説明できないことが多く、人によっての違いも大きく異なりますね。
それを法則性などで画一的に説明できるようにすること自体無謀な試みではないかと思っています。
新し年が始まったばかりなのに、辛気臭いことからスタートしてしまいました。
当地は穏やかで晴れ晴れした三ヶ日です。

投稿: 風花爺さん | 2016年1月 3日 (日) 12時22分

おめでとうございます。
さすが都会の初詣はすごいですね。
私は〔ジャネーの法則〕よりは風花さんの〔法則〕のほうが断然道理に合っていると思います。

実際私も”これをやらないまま終わるに忍びない”というものがあり気がせくし、一日があっという間でひと月、1年も同様ですね。

ぐうたらした3が日を送ってこういうことを言うのもなんですが・・・^^.

投稿: おキヨ | 2016年1月 3日 (日) 14時56分

おキヨ様
月並みですが先ずは新年のご挨拶を申し上げます。
とにかく東京界隈の初詣場所の雑踏はすごいものです。
そんなにしてまで、と内心閉口しながらも止めることができないのです。
高名な哲学者の精緻な論に歯向かうなどとは正気の沙汰ではありません。
私のなどは単なる思い付きのレベルにも達していない代物で、座興としてお笑いください。
正月一番の楽しみは箱根大学駅伝ですが、懸命に走る選手には申し訳ない感想ですが、今回は興ざめでした。

投稿: 風花爺さん | 2016年1月 3日 (日) 15時42分

おめでとうございます。
どうにも人混みが苦手でして、我が家の初詣は毎年元旦の数週間後となっております。。それでも山を歩いていると、様々な神様と出会えますので、その都度手を合わせるようにはしております。

時の感じ方というものは、不思議ですし、興味がありますね。
象と鼠、亀と蜻蛉、、生き物によってもきっと違うのだろうなぁと思っています。

投稿: itta | 2016年1月 3日 (日) 22時38分

itta様
おめでとうございます。
私も人混みは苦手なほうで「人に酔う」という感じになります。
特にたとえば新宿駅のように、無秩序な人の流れの中を歩くときに全くマナーを心得ていない人から受けるストレスは、精神衛生上よくありませんね。
その点では山歩きではむしろ逆の効果があるので、それで救われ、精神の平衡が保たれている面があります。
時の流れの感じ方は人それぞれで違うでしょうし、その人でも状況によって変わりますし、画一的に論ずるにはなじまないテーマだろうと思います。
誰しも良い時間を過ごしたいと思いながら、けっこう時間の無駄遣いをしてしまうものですね。

投稿: 風花爺さん | 2016年1月 4日 (月) 06時11分

今年もよろしくお願い致します。
「ジャネーの法則」と言うのですか?
感覚では正に実感していても、そうした実感にキチンと哲学的な深い意味があるとは知りませんでした。
年末年始4日間、娘家族と年越しをして、初詣(成田山新勝寺)そして初登りは雲取山へ行って来ました。
今年もスタートしましたね。
ブログはまだまだ、書き残しがありますがボチボチとやって行きます。

投稿: noritan | 2016年1月 5日 (火) 02時25分

noritan様
こちらこそ今年もよろしくお願いいたします。
さっそく雲取山で初登山ですか。
雪は少なかったと思いますが・・・。
時間に対する感じ方には大きな個人差があると思っていますので、一つの法則性で一くくりする考え方には私は同意していません。
それはともかく新年の始動ですね。
お正月に特別な感慨を抱く歳ではありませんが、ダラダラしているよりは節目があったほうが良いでしょう。
私も昨年は不本意な一年だったので、少しでも挽回したいものだと考えています。

投稿: 風花爺さん | 2016年1月 5日 (火) 09時10分

おめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

瞬く間に正月が過ぎ去り、休みボケで仕事の方も中々本調子には至りません。何時ものことですが・・・

時間の長短は個人々の過ごし方や趣味に打ち込むなどで大きく差が出るようです。退職し家でブラブラしている方に尋ねると当然のように一日が長いと話されます。

私などこの年で仕事あり、変わり映えしない山歩きに拙いブログ発信で鈍いお頭と手先を動かして毎年同じことの繰り返し、これも体が動いてくれればこそ、有難いことです。
感謝しないと罰が当たりそうです。

投稿: かおり | 2016年1月 5日 (火) 23時32分

かおり様
こちらこそまた一年、よろしくご交誼のほどお願いいたします。
どんなことであれ、手ごたえのある毎日を積み重ねられることが何よりですね。
その点では、かおりさんは充実した、豊かな人生を送られていると思います。
それには何にも増して健康であることが肝ですね。
山歩きがどれほど健康のために役立っていることか、つねずね実感しているところです。
今年も山歩きがもたらしてくれる恩恵を十分に享受できるよう心がけていくつもりでいます。

投稿: 風花爺さん | 2016年1月 6日 (水) 07時02分

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