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またまた野反湖西岸の尾根歩き

2015年10月18日(日)

これは14日のレポだが、ほぼ3ヶ月前同じコースを歩いた。
その時は、これまでは1:20ほどで登っていた野反湖畔から三壁山までの標高差450mの登りに、このところ覚えのないほどひどくバテて1:40かかってしまった。
当日の高温・多湿・無風という登山には最悪の三重苦のせいだとその日は思っていた。
ところがそれから一週間ほどして分かったことだが、登山の当時は既に帯状疱疹を発症して一週間ほど経過していて、体が衰弱状態にあったのに、無自覚なままに山に入ったことが理由だったのである。
それが予め分かっていたならもちろん山歩きは回避していたろう。
今日(14日)の目的は、病気からの回復の程度がどれほどのものか、このコースのCT(コースタイム)で計ってみようというものである。

Dscn4921 野反峠で~一番奥(北岸)にあるキャンプ場から左へ上り、一番奥の三壁山(山頂は見えない)1970mから左へ尾根を辿り、高沢山1906m~エビ山1744mにいたり、湖岸に下りキャンプ場へ戻る周回ルートを歩く。

Dscn4922 野反峠の辺りの秋色~標高1600m弱だが、このあたりが秋酣の感じがする。
北から湖面を渡ってくる冷たい野分けがスコットランド風の狐色の草原を駆け抜けていた。

Dscn4923 対岸のたわみの奥に覗いているのは草津白根山。

キャンプ場の駐車場には先行車が2台(登山かどうかは不明)。

Dscn4929 登り始めてほどなく見える浅間山~この後暫くしたら噴煙が見えてきた。

Dscn4930 一番奥の野反峠の向こうにギザギザの稜線を描いているのは榛名連山。

Dscn4931 思わずキレイに装ってくれてありがとう!とお礼を言いたくなるようなドウダンツツジの紅葉。

Dscn4934 そこに見える三壁山頂までの最後の登り。
山頂までの実動所要時間は1:25だった。
通常よりは5分余計にかかったが、帯状疱疹になっていたときに比べると0:15の短縮になっていた。
もはや今はこれ以上の短縮は多分難しいだろう。

Dscn4942 エビ山への尾根道で左端の浅間山~中間の白根~右端の横手山

Dscn4943 爽快な稜線からこれから行くカモシカ平を見下ろす~背景は横手山

Dscn4944 本白根(左)と草津白根(右)
カモシカ平への分岐点にきた。
このコースを歩くのは今日で4回目になるが、これまでカモシカ平にはその都度理由があって(あるいは理由をつけて)立ち寄りをしていない。
ありていに言えばそこへ下るのはいいとしても、戻りの140mほどの上り返しを思うと、ここでためらってしまうのである。
今日はハナからたち寄るつもりではいた・・・が。

Dscn4948 下りの途中で何度か逡巡しながらもズルズルと誰もいない「カモシカ平」の中心部へ下りついた。

Dscn4949 カモシカ平は大きな凹地になっていて、エバーグリーンの笹が一面に覆っている。
パストラルな雰囲気が溢れていて、こんな別天地を独り占めする贅沢を心ゆくまで味わった。
地獄?の上り返しが待っているが、来て良かった!
その上り返しをクリアし、高沢山~高沢平と通過しエビ山へ。

Dscn4955 黄葉と紅葉のコラボレーション

Dscn4957 白樺林のたたずまいもいい雰囲気

三壁山からはアップダウンを繰り返しながら高度を下げてくるのだが、ヘタレな足の動きが悪い。

Dscn4963 最後の山頂エビ山1744m
女性3人のパーティが休憩していて、お願いするまでもなく立て続けに3枚シャッターを切ってくれた。

今日山中で会ったハイカーは結局このお三方だけだった。

快晴、微風、程よい気温と湿度・・・こんなに好条件が揃った山歩きも滅多にできない。
一人歩きでなければ得られないような、全身で秋を感じながら次第にせりあがってくる野反湖畔へ下り着いた。

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登山」カテゴリの記事

コメント

風花さん、こんばんは

絶好調、もう完璧ですね。良かったです!
やはり自分が動いていないと、充電出来ない感じがします。
多少の時間差は、その日の体調で大きく変わりますので、
気にしない方がいいでしょうね。

投稿: 岳 | 2015年10月18日 (日) 20時47分

岳様
私も完全復調と思いたいのです。
確かに自覚的には元に戻った気がしています。
ところが体力低下は歴然としていて、これは病み上がりというより、加齢が原因としか思えません。
それはそれで仕方のないことですから、自分の力に見合った山歩きを楽しむしかないでしょう。
それなりの楽しみ方は十分可能なはずですからボチボチ行きます。
岳さんはまだお若いですから、未来は洋々ですよ。

投稿: 風花爺さん | 2015年10月19日 (月) 06時24分

絶好の登山日和で何よりでした。

私が野尻湖に出かけたのが13日。雲が多く風の強い寒い日でした。一日違いで気候がこうも変わるのですね。
それでも時々気紛れに日が差し込んだ時の湖の色、山々の紅葉が野反湖の自然美を十分に感じることが出来ました。


投稿: おキヨ | 2015年10月19日 (月) 11時56分

おキヨ様
一日違うとニアミスは起こりませんね。
私は恐らくここには10回以上来ていますが、人がワンサカ押し寄せてきていた場面には遭遇していません。
どちらかといえば寂しく感じるくらいです。
どん詰まりなので通りすがりの観光地にはなれないのですね。
それだけに湖岸一帯の風光は気に入っています。
今の私には相性がいいようです。
これからもこのままの野反湖であって欲しいものです。
ずいぶん身勝手ですが・・・・・・。

投稿: 風花爺さん | 2015年10月19日 (月) 16時09分

風花様、体調回復されてよかったですね!
でも、プログを拝見する限り体調を崩されてもなんだかんだ、
お気持ちからは前向きさが伝わってきていました。気持ちがよかったです!
それで、順調に回復されたのでは?!ご自分の努力の成果だと。私も見習いたいと思いました。
 今年の紅葉は美しいですね!!
山一筋(?!)にこれからも頑張って下さい!!

投稿: アメリカンブルー | 2015年10月19日 (月) 21時24分

アメリカンブルー様
ご心配にあずかりありがとうございました。
命に係わるような病気でなかったので、あまり落ち込まずに済みました。
しかし、これが他の病であったら、ただのジイサンの私はオロオロするばかりになっていたでしょうね。
私のことよりあなたは元気にしていますか?
このところ山にもあまり参加していないので気になっています。
高見石での皆との写真にもあなたが居ないので穴が空いたようです。
山一筋とはいかないでしょうが、山から下りてきてからの美味しいビールが待ってますよ!
高い山でなければ紅葉も十分間に合います。

投稿: 風花爺さん | 2015年10月20日 (火) 06時12分

野反湖周辺は体調によって幾通りにもコースが選べて、変更も出来るエリアですね。
真夏に行きましたが、秋も良いですね。
でも秋は日暮れが早いので、その分行動時間が制約されますね。
私も同じ山を季節を替えて、何度でも行くのが好きなので、今度はトレッキングではなく、周辺の山を歩くコースを選びたいと思います。

投稿: noritan | 2015年10月22日 (木) 04時49分

Noritan様
秋の野反湖周辺には私も初めてでしたが、日曜なのに人が少なく良い雰囲気で歩けました。
人造湖なんですが標高1500mを超える高さに、あれだけい大きな湖があるというのはなかなか貴重だと思います。
同じ山でも季節を変え、コースを変えて歩けば新しい発見があって、山の懐の大きさを知ることができますよね。
同じ山には2度は行かない、というピークハンターがいましが、私はあまり賛成できません。
気がつけばいつのまにかすっかり日が短くなっていますね。
これからはヘッドランプを忘れることができません。

投稿: 風花爺さん | 2015年10月22日 (木) 06時28分

別天地という言葉には、人一倍弱いです(笑
ましてやカモシカ平などという魅力的な名前、、
写真を拝見させていただきましたが、ぴったりなネーミングですね。
緑に青空、そして赤が美しいです!
お体もかなり回復されたようで何よりです!!

投稿: itta | 2015年10月22日 (木) 23時09分

itta様
山には名前負けしている場所もけっこうありますが「カモシカ平」はいかにもカモシカたちだけの領域という雰囲気に満ちていましたね。
丈の低い笹(ミヤコザサ?)の原なので、遠目には心地よい草原に見えます。
ittaさんの南ア深南部のレポでもそうした場所が登場していましたね。
病は治りましたが、体力の低下は歯止めが効かないようで、ittaさんのような超絶的山行は逆立ちしてもムリです。

投稿: 風花爺さん | 2015年10月23日 (金) 06時45分

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