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黒川鶏冠山 ~信玄夢の跡

2015年10月5日

昨日(4日)歩いた三等三角点黒川山1710m辺り一帯は、かつて「黒川金山」として金が盛んに発掘され、武田信玄の金蔵として殷賑(いんしん)を極めていたそうである。
信玄はここから採掘される金をも一つの武器として、天下人を夢見たに違いあるまい。
その様子は『甲斐国志』に「昔黒川ト云山ニ黄金多ク出ツ黒川千軒トテ人居盛ナリシ」と記されている。
今日ではもちろんその残像とてすっかり消え失せていて、廃村寸前の集落が点在し、出没しているのはハイカーばかりである。

さて原状回復山歩きとして本日の目標は標高差600m超えだったが、データーを確認したら少し足りなかった・・・アリャリャ

Static 今日のコース ~GPSログも久しぶり。
本日は日曜日~中央道は混むだろうし、反面、平日より商用車が少なく流れが良いだろうと判断し、下道・青梅街道からアクセスした。
目論見通り2:45で目的地へ。

Dscn4876 落合集落下の登山口。
青梅街道沿いに登山道入り口の標識があり、傍らに数台分の駐車スペースもある。
私は上の集落にまで車を進め、車道が尽きて山道に変わる所に小広いスペースがあったので、隅っこに留めようとハンドル操作をしていた。
すると初老の女性が出てきて、転回の妨げにならない位置を決めてくれた。
実はネットでそのような記事を見ていたので、これは期待(計算)通りの結果が得られたということ。

Dscn4899 山道に入ると明るい植林下を緑鮮やかに苔が覆っている。

Dscn4877 なかなか気分の良い自然林に変わり、いくぶん色づき始めて木も見受けられた。

Dscn4879 横手山峠~いわば表玄関となる柳沢峠からのコースがここで合流する。
ここからは都水源林管理道になるので道幅は広くなる。

Dscn4890 黒川山(三角点)の西隣にある「見晴台」~背景は北奥千丈と国師岳。
狭い岩頭だが、ポッカリと空に向けて開いている。

Dscn4882 端正な大菩薩嶺と右奥の富士。
見晴台はその名に偽りなく270度くらいには展望が開けている。
以前に来た時には立ち寄っていない。
こんないいところに気付かなかったのか・・・

Dscn4886 奥秩父主脈の中央部~左から木賊山~破風山~雁坂嶺

Dscn4893 今年は各地の紅葉が早いらしいが・・・
ゴールの鶏冠山(トサカヤマ、ケイカンザン)へはもう僅かだが、露岩が多くて、決して油断できないコースとなる。

Dscn4894 露岩の山頂には「鶏冠神社」が祀ってある。
伝承にによると、信玄が黄金の金鶏を山頂に納め、黒川金山の守護神としてあがめた、とある
。(岩科小一郎『大菩薩連嶺』)

Dscn4895 視野は広くはないいが、ここからの眺めもなかなかのものである。
とても狭いので、大勢が寛ぐことは難しい。
ただ今の山頂滞留者は10数人ほど。

一部、周回できるコースをとって山を下った。
駐車のお礼の声を掛けると”お天気で良かったネ”と声だけが返ってきた。

今日の調子・・・?
いつもくらいのペースではあったが、これくらいの行程でも軽い疲労感が残った。
所詮、原状回復といったところで「原状」そのものが加齢による体力低下状態にあったのだから、こんなものかな。
自分の力量の範囲で楽しむしかないのだから、これくらいのところで折り合いをつけようかな、いやいやもう少し粘ってみたら,
などと「揺れる想い」の振り子が胸の中でいったり、きたりしている。

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コメント

昨日草津白根 万座方面へドライブに行きましたが、おっしゃるように紅葉は例年より早く十分な見ごたえでした。

他人が気遣いのつもりで〔ご無理なさらないでください・・・〕という言葉を素直に肯定してしまうかどうか・・・に複雑な思いがあるのではないでしょうか^^思いは揺れますね。
でも〔自分の体は自分が一番わかっている!〕のかもしれません。

投稿: おキヨ | 2015年10月 7日 (水) 12時33分

おキヨ様
この秋の足取りでは、上信国境スカイラインはさぞかし見事な秋の装いだったでしょうね。
季節のものは待ってくれませんから、時期を逸すると一年待たなくてはならなくなりますからどうしても焦ります。
”無理しないでネ・・・”よく使いますね。
心からの気遣いから、単なる通過儀礼までその幅はずいぶんありますね。
言われるほうでも、素直に受け入られる場合もあれば、分かっているいるけど今は無理しなければならない場合なんだよね、と内心で言い返す局面もあるでしょう。
自分のことは自分が一番よく分かっているつもりでも、実は本人が一番分かっていない、ということもあったりして、世の中の神羅万象難しいものですね。

投稿: 風花爺さん | 2015年10月 7日 (水) 17時05分

風花さん、こんばんは

遠くまで足を延ばされましたね!
山梨は富士山の展望が素晴らしい山が沢山あって、常々魅力に思っていますが、登山口までの所要時間、そして天候によって富士山が見えないのでは?そんな理由から足が遠のいています。中部横断道が後2年で開通?予定ですので今から楽しみにしています。 やはり継続は力、徐々に戻ってくるのでしょうね。 三浦さんに及ぶか否かは訓練でしょうか?

投稿: 岳 | 2015年10月 7日 (水) 19時59分

岳様
同じ長野県なのに、富士見辺りなら居ながらにして富士さんが見られるのに、岳さんの所からだとチト足が向きにくいことになってしまうのですね。
私個人としては毎日富士山が見られる場所と、鹿島槍が見られる場所のどちらがいいかと聞かれたら、おそらく後者と答えるだろうと思います。
お蔭さまでそれなりに回復してきていますが、これ以上を望むのはムリな気がしています。
とても三浦さんのように足に2kgもの重りをつけて街歩きしよう、などというガッツはありません。

投稿: 風花爺さん | 2015年10月 7日 (水) 20時30分

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