« 築地ぶらり | トップページ | 新しい靴で金時山へ~春は装いも新たに »

久し振りに雪の赤城・黒檜山へ

2015年3月24日

何を血迷ったのか、ちっとも旨くもないこんな老体にとりついた「悪性リンパ腫」のその後の検査をした。
ドクター曰く「病気はいるけど(・・・何かおかしな表現だが)少ない。EBウイルスの検査もしたが問題にするレベルにない。進行が遅いので2ヶ月ごとの検査で経過観察にしましょう」ということとなった。
無罪放免ではないが執行猶予みたいなものだろうか。
いっときは、人並みに自分の命についてあれこれ思い煩ったが、愁眉を開いた思いはある。
さしあたり自分でできることは免疫力を高めること。
それには筋肉量を多くすることも有効らしい。
私の症状がこの程度で済んでいるのには若しかしたら山歩きの効用もあったのかもしれないし、今後は山歩きに「ガンをやっつける」という明確な目標ができた、ともいえる。

とにかくこの冬は検査、検査で追われ、東京を離れることができず、気がついてみれば恒例になっている雪の赤城山にまったく訪れていない。
この冬は寡雪のようだからこのままでは一度も雪を踏まないままシーズンの幕が下りてしまう。
せめて一度は、と先日山荘にやってきた。
あたりには雪の跡形もなく、季節になれば律儀に開くスノードロップ、クロッカス、福寿草などが咲いていた。

Dscn4125    Dscn4127    Dscn4132

Dscn4130 ベニバナアセビ 
Dscn4131 カタクリはようやく葉を広げ、開花を待っている。

                                       
昨日(23日)赤城・荒山を目指したが、登山口の姫百合駐車場について見ると登山道からはほとんで雪が消えて、黒土が表れている。
できればアイゼンを装着してスタートしたいのだが、この分では雪が少なくて、快適に歩くことは望めないだろう。
もっと高いほうへ行かなくてはなるまいと、考えてはいなかったが、普通に雪上歩きができる可能性が高い黒檜山に転進することとした。

南面道路には雪が皆無で乾いている。
スタッドレスを履いているのをバカバカしく思いながら大沼の脇を通り過ぎ登山口へ。

Dscn4124 黒檜の登山口に来てみれば雪は汚れているが全面に着いているので8本爪アイゼンを履いてスタート。

Dscn4114 黒檜はショッパナから急登の連続で、ここで自分のペースをキープしないと後が続かなくなる。

Dscn4116 長いこと降雪がないようで、雪面は締まっていてアイゼン歩行には最適のコンディション。
横着してスパッツを着けないできたが全く問題ない。

Dscn4118 いつも難儀する露岩がすっかり雪の下になっていて、傾斜がよりきつくなっている程度で拍子抜け。

Dscn4119 快適の雪山歩きですこぶる気分がよろしい・・・といいたいところだが、歳相応のペースで登っているのに足取りは重く、後続に抜かれるばかり。
これからは背中に「○○歳です。お先にどうぞ」と書いたゼッケンつけて歩こうかな・・・。

Dscn4123 山頂直下の標識は、腕木から下が雪の下。

Dscn4122 さすが日曜日、登山者の姿が途切れることがない。
今日の行程で行き交った皆さんの足元をソッと観察すると、12本
爪の超本格派から4本の軽アイゼン、さては昨今のトレンドらしいチェーンスパイク(爪は10本だが、普通のアイゼンの3分の1程度と短く、急斜面では後滑りしていた・・・)装着まで。
中にはノーアイゼンという剛の者もいましたね。

Dscn4120 いつも平日に登っているので自分撮りができないが、今日はシャッター押しをお願いする人にこと欠かない。

これでどうにか毎冬恒例の赤城山詣でが途切れずにすんだ。
来シーズンはどうなるか。
一期一会の山歩きが続く。

|

« 築地ぶらり | トップページ | 新しい靴で金時山へ~春は装いも新たに »

登山」カテゴリの記事

コメント

今年の赤城山は私の居住地から見て比較的早めの雪と思ったのですが、この暖かさで雪は長く持たなかったようですね。
可憐な花花もなにやら勢いが感じられます。愛おしいですね。

癌という病気を抱えながら元気に活躍されている方が大勢いらっしゃいますね。
画家の安野光雅さんがかなり以前に肺癌を告白されたのですが86歳の現在もお元気で精力的に活動しています。

流行り普段の行動力の賜でしょうね。

投稿: おキヨ | 2015年3月23日 (月) 11時12分

おキヨ様
赤城山の降雪は早かったのですか。
その後の降雪量が多くなかったのか、雪は例年に比べるとかなり少ないように思えます。
大沼まで普通タイヤでいける状態です。
山荘でもいつもの年ならスノードロップは雪を破って咲くのですが、今年は落ち葉を破って咲いています。
世間には難病、大病、大怪我などとの闘いを日々続けている方が大勢います。
それに比べれば私の場合など、病気のうちには全然入りません。
深刻ぶるのは笑止な話です。
手を振って元気にいきましょう。

投稿: 風花爺さん | 2015年3月23日 (月) 14時58分

風花さん、こんばんは

いいですね!
残雪だけでもテンションが上がるのに、アイゼンはそれを助長してくれます。これから暫くはそんな楽しみが続きますね。
こちらは積雪が多く、黒斑山の標識は足の下、皆さんで掘り返しています。山野草と里山、を楽しみたいです。
私の同僚も、ブログ仲間も、そして風花さんもご存じの方も、皆さん病を克服して山を楽しんでいます。とりあえず山パワーで消滅しましょう。

投稿: 岳 | 2015年3月23日 (月) 20時32分

岳様、おはようございます。
長野方面は雪が多いですか。
それならこれから残雪期の山歩きが楽しめますね。
私も重い腰をあげお訪ねする機会をつくるよう心がけます。

そうですよね。
世の中には様々な病気と、壮絶に、豪気に、健気に、しなやかに闘っている大勢の方がいますね。
それに比べたら私の場合など、蚊に一刺しされた程度のもので、言いふらすこと自体笑止千万なことでしょう。
ただ、虎口を脱したな、という安堵の思いがしているのも確かなんですね。
山歩きを続ける目的が明確になる、という副産物がもたらされたので結果オ-ライですね。

投稿: 風花爺さん | 2015年3月24日 (火) 06時46分

風花さん、こんばんは。

赤城山、、静岡からですとなかなかアクセスの難しい山ですが、
記録を拝見して行ってみたくなりました。

金時山にも登られたようで、これからの山行も楽しみにしています!

不躾ながら、お気に入りに登録させていただきました。
今後とも宜しくお願い致します。

投稿: itta | 2015年4月 5日 (日) 22時44分

itta様
コメントありがとうございます。
またお気に入りさせていただいたとのことで、重ね重ねありがとうございます。
私の山登り範囲はおおむね関東一円、山梨、長野、新潟、福島辺りです。
富士川の西の山は殆ど行っていません。
従って南アの深南部の山は、例えば愛鷹山などから遠望するだけです。
アカヤシオの岩岳山には関心があったのですが、やはり遠いかな、と腰が引けています。
逆の意味で、静岡から赤城山はいかにも遠いですね。
上信越には特に残雪期が素晴らしい山がたくさんあるのですが、機会をつくってお出かけください。

投稿: 風花爺さん | 2015年4月 6日 (月) 09時44分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/393418/59359572

この記事へのトラックバック一覧です: 久し振りに雪の赤城・黒檜山へ:

« 築地ぶらり | トップページ | 新しい靴で金時山へ~春は装いも新たに »