« 嘗めたらあかん! ~「ミホガハラ」でのルートミス | トップページ | 銀座NAGANOオープン »

残馬(間)山 ~落ち葉のかそけきトレースを拾って

2014年11月10日

本題の前に、いつもながらの無関係な前振りを一つ・・・。
遺される者にできるだけ面倒をかけないための用意の一つが書物の始末。
これ以上増やさないことはもちろんだが、絶対量の減量をしなければならない。
これまで廃棄したり図書館に置いてきたりしているが、その程度では焼け石に水。
これからは不本意ではあるがいよいよ「売る」ことに舵を切る段階に至っている。
そこで手始めにBook Offにイングリッシュガーデン関係の10数冊を持ち込んでみた。
それぞれ安くはない書物であるが、買取り価格はワンコインに届かないという衝撃的なものであった。
これまでも古本の買取り価格が”その程度なら人に上げたほうがまし”と思うような経験はしているが、慣れることが難しい。
ただ、これでBook Offのビジネスモデルの一端がうかがえたような気がした。

買取の窓口はとても古書についての目利きがあるとは思えない、アルバイト風の店員である。
なので、かねてから恐らく機械的な判定をしているだろうとの推測はしていた。
今日の結果では、本固有の価値は全く無視して、定価の2%位を買取価格にしているように思えた。
B・Oの場合、当初定価の半額くらいで棚に出ているが、ある期間売れ残っていると100円均一の棚に移動するようである。
前述の推定が当たっているならば100円均一になっても粗利益は出る、というのが古書の流通に革命をもたらしたBOの商法なのだと思われる。

イントロが長くなってしまったが山の話に移ろう。
皇海山を源流とする渡良瀬川は、源流域の右岸(西側)には庚申山、袈裟丸山、赤城山など一国一城を張る知名度の高い山が蝟集している。
ところが左岸(東側)にいたっては千m前後の山々の塊があるが、
鳴神山とか根本山などそれなりの知名度を持つ山は別にして、おおかたは馴染みのない山である。
今の時期はただでさえ薄い踏み跡を覆う落ち葉の音を聞きながら一段と渋味が募る山歩きとなるが、今日(7日)歩いた
残馬山1107mもそんな山の一つである

登山口までは、わたらせ渓谷鉄道「神戸」駅から柱戸林道を走ったが、帰路に走ったサンレイク草木近くから入る三境林道の方が路面状態がはるかに良好であった。

Dscn3635 みどり市と桐生市の境になる三境トンネル西口の駐車地点から荒れた涸沢の取り付きを25分ほど登り尾根に乗る。

Dscn3635_2 南へ残馬山までの1時間ほどの尾根は、小さなアップ&ダウンを繰り返しながら少しづつ高度を上げていく。
途中には数ヶ所こんな露岩の通過があるが、危険は皆無。

Dscn3640 振り返ると北に端正な三境山が近い。

Dscn3641 西北方向には袈裟丸連峰。

Dscn3636 葉が散り、強い季節風が吹き渡り、うら寂しい残間山の山頂。

Dscn3638 標識もこの山らしく慎ましやかなもの。

Dscn3637 辛うじて判読できる「座間峠」~西へ向かうとこの峠に至り、南下すれば鳴神山方面、北へ向かえば草木ダムへ。
このルートはその時期ならアカヤシオのトンネルになるらしいから、半年待てば楽しめるであろう。

Dscn3648 下山して、帰路は草木ダム東の「サンレイク草木」に出る「三境林道」にとった。
朝走った「柱木林道」に比べると路面は良く、幅員もタップリあり、林道らしからぬ快適走行ができる。
その林道途中で残間山を見る。

Dscn3651 草木ダムへでて「童謡ふるさと館」に立ち寄り。
「兎と亀」や「浦島太郎」などの童謡作詞家の石原和三郎の足跡を伝える小さな記念館である。

今日はいささかインパクトに欠ける山歩きになったが、アカヤシオの時期に再訪する心づもりは固めた。

|

« 嘗めたらあかん! ~「ミホガハラ」でのルートミス | トップページ | 銀座NAGANOオープン »

登山」カテゴリの記事

コメント

昔”、書物を売って糊塗を凌いだ”という話が
ありましたが、食べてゆけるだけ金銭と引き換えになったのですから書物には価値のある時代だったのですね。
今では古本屋で高価な美術本も安値で手に入るのですからこちらとしては都合がいいのですが、手放す方はやりきれないことだったと思います。

童謡ふるさと館は以前に寄りました。
122号線から山に入り桐生に抜ける道を通たことがありましたが、百数十年築の古民家あって家の中をみせて頂いたことがありました。

投稿: おキヨ | 2014年11月11日 (火) 13時32分

風花さん 、こんにちは

新潟の知人が電気店を経営していましたが、内容が今一つで
始めたのが「ハードオフ」。今や上場しています。本も同じですが目の付けどころ一つで随分違いますね。上州や関東、これからの季節は寒くても雪が少なく、容易に山歩きも楽しめますね。

投稿: 岳 | 2014年11月11日 (火) 16時46分

おキヨ様
確かに昔は学生が本を売って当座の生活を維持することをしていましたね。
古本屋のオヤジも目利きがきいて、本の価値を正当に評価できたのでしょうね。
また、そこにはウエットな人情の機微が働いた場合もあるでしょう。
そこへいくと今は何事につけビジネスライクでドライです。
そうしないとスピードが要求される現代には即応できないのですね。
私は山歩きを目的に出かけるケースが多いので、道中にある立ち寄りスポットにはあまり目を向けないできたのですが、そろそろそんなスタイルから少しレベルアップをしたいものだと、考えているところです。

投稿: 風花爺さん | 2014年11月11日 (火) 17時13分

岳様
「ハードオフ」というのは寡聞にして初めて知りましたが、どうやらブックオフと同じような商法のようですね。
以前、手放した本が驚くような値段で棚に置かれているのを見たことがあります。
それで売れればその利幅は大変なものですが、おそらく売れないままに在庫になってしまうリスクがとても高いのでしょうね。
景気の良さそうな雰囲気は古本屋さんからは感じられないですから・・・。
東京近郊の山はまだしばらく土の上を歩けます。
暗かった登山道が、葉がい落ちて明るくなり、陽だまりハイクを楽しめる季節到来です。

投稿: 風花爺さん | 2014年11月11日 (火) 17時26分

風花爺さん、おはようございます(^_^)

ブックオフで売ると二束三文ですね(^_^;)

残間山ですか!初めて目にする名前の山です。その辺りは家から遠く、なかなか足を運べません。
でもこうして新しい山にブログを通じて出会えるのは良いですね~
山の後の観光も楽しめそうですo(^-^)o

投稿: rommy | 2014年11月12日 (水) 05時27分

rommy様
本に限らず中古品の買取価格はバカバカしくなるくらい安いですね。
それでもゴミにするよりは、世の役に立つかも知れないのでそうした処分方法をとることになります。
残間山の周辺にはよほどの物好きでないと、足を向けない知られざる山が幾つかあります。
公平に言って、スター揃いの長野県の山に比べると、いろいろな要素において格段に見劣りします。
ところがその見劣りするところが良い、としてセッセと藪を漕いで嬉しがる人も少なくないのです。
人生も、人もいろいろですね。

投稿: 風花爺さん | 2014年11月12日 (水) 06時57分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/393418/57931687

この記事へのトラックバック一覧です: 残馬(間)山 ~落ち葉のかそけきトレースを拾って:

« 嘗めたらあかん! ~「ミホガハラ」でのルートミス | トップページ | 銀座NAGANOオープン »