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牛奥ノ雁ヶ腹摺山 ~日本一長い名前の山

2014年11月28日

大菩薩嶺からほぼ真南に長い山稜が延びている。
その途中にある
小金沢山2014mや牛奥ノ雁ヶ腹摺山のあたりには長いこと足を踏み入れていない。
アプローチの悪さが決定的であった。
それが何年か前から甲斐大和~上日川峠間にバスが季節運行されてアクセスが良くなり、折を見てセンチメンタル・ジャーニーすることを考えていたが、機熟して23日にGO-。

Static 歩いたルート ~G(ゴール)直前でまたまた電池切れを起こしてしまい、ログが尻切れになってしまった。
電池の消耗が早のは気温が低いせいか・・・。

Dscn3731 一ヶ月ほど前に歩いたばかりの、小屋平BSから石丸峠への道でこれから向かう小金沢山を見る。
石丸峠までは人影が多い。

Dscn3735 峠からは多くは北の大菩薩峠へ向かうが、南下して小金沢山方向へ足を踏み入れるハイカーもチラホラ。
北向き斜面には最近降った雪が消え残っていて、ぬかるんでいる

Dscn3736 大菩薩嶺を振り返る。

Dscn3740 名前こそ「狼平」などと物騒だが、明るい笹原で牧歌的な雰囲気が横溢している。
今日の行程で一番素敵な場所になる。
ここでいつものように、ただ腹を充たすだけの貧しい昼食。
視線の先には南アルプスが並んでいるが、もやっぽくて不透明。
カメラを向ける気がわかない。

Dscn3743 暗い針葉樹林の中で、凍結で滑る足元に用心しながら登り着いた小金沢山。
今気づいたのだが、西暦年と同じ標高の山だったのである。

Dscn3744 南東近くの雁ヶ腹摺山(右)と大樺ノ頭。

Dscn3745 

Dscn3746 牛奥ノ雁ヶ腹摺山 ~日本一長たらしい名前だそうだ。
何であれ一番なら立派なもんだ・・・

Dscn3748 南に近いのが黒岳 ~今はあそこを越えていくパワーはない。

Dscn3747 ここから西の「すずらん昆虫館」に向けてくだるのだが、内心不安があった。
地理院地形図はもちろん、登山地図の定番・昭文社の「山と高原地図」にも途中から道が無い、ことになっている。
ネットでは「分かりやすい」と書かれているし、途中で反対方向から来た人に聞いても「分かりますよ」と答えてくれていたので、案ずることはない、とは思っていたが・・・
山頂の標識は「下山道」と書かれているだけで、具体的にどの地点に着くのか不明で心もとない。
実際に下ってみると、笹の間の道は明瞭で、ピンクテープも間断なく着いている。
それが突然様子が変わった。
舗装林道を横切ってから下降を続けていたら、テープが横に張ってあり、明らかに通せんぼである。
T字路状だが道型が濃い右へ曲がると、ほどなく林道終点に出た。
広い舗装道でとても登山道には見えず、戸惑っていたら右下にピンクテープ2本が山道に誘うように着いていた。
こっちに違いない・・・そう判断して下っていくと、大きな堰堤がある荒れた沢に降り着いた。

ここで道は途絶えている・・・ドッチを見ても???
戻って林道を進むと粗末な板切れに、今来た方向を示すように「登山道」と書いてある。

スマホのGPSを確認すると正しいルートに乗っていることが確認できたが、その瞬間にスマホは事切れてしまった。
その後も分かりにくい表示で戸惑いは続いたが、要するにこのルートの表示は「登る人のため」にできていて、下降のことはあまり念頭に置いていないのだ。
登りにルートを採った人が「分かりやすい」と口を揃えていたのはそのせいだろう。

Dscn3749 下り着いたバス停には、もったいないような標識が立っている。
バス停のある「すずらん昆虫館」のあたりは谷間なのですでに傾いた陽の光は射さない。
ほどなく日没を迎える。

一人バスを待つ所在ない時間をみたすものは、毎年のことだが、この時期のこの時間帯に覚える寂寥感である。

今日のコースを最初に歩いたあの日から54年経っている。
消費した途方もないない長い時間を思うと寂寥感は募るばかりである。

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コメント

初雪の吾妻耶山に続き、再び雪が出て来ましたネ
標高がある分、関西に比べると、季節の進み具合は
関東の方が少し早いようです。

笹原の牧歌的風景も富士山をバックに絵になる眺めに、魅了させられます。
こちらは麓では紅葉を愛でながらの山歩きですが
山上の木々は丸裸、初冬の雰囲気です。

嵐山や東山山麓界隈は銀座並みの人出に
うんざりさせられます。

投稿: かおり | 2014年11月30日 (日) 00時47分

風花さん 、こんにちは
何故この様な長い名前がついたのでしょうか?2014m、浅間山系にも無い雪ですね! チラッと見える富士山はやはり魅力です。八ケ岳の山林で道迷いして以来、登山道が判らないのは不安ですね。

投稿: 岳 | 2014年11月30日 (日) 14時07分

かおり様
この秋は長い、という予報の通り冬の到来が遅いようで、上越周辺の山の降雪も実は遅れているのです。
冬将軍のやってくるのが遅いのは歓迎です。
紅葉は都市部ですが、京都と違い、都市部で紅葉が見事な場所はほとんどなくて、京都のように名残りのもみじを愛でる、ということができません。
千年の古都との歴史の厚みの違いがこうした点にも現れるのですね。

投稿: 風花爺さん | 2014年11月30日 (日) 14時53分

岳様
大菩薩界隈には「雁ヶ腹摺山」と云うのが4座あるのです。
本家で単に「雁ヶ腹摺山」と呼ばれるのが、昔の五百円の裏に印刷されていた富士山を撮影した山です。
それと区別するために他の3座は位置名などをかぶせて「笹子雁ヶ腹摺山」「日影雁ヶ腹刷山」そして当の「牛奥ノ・・・」となります。
「雁」の前が他の3文字に対し、5文字なのでこんな長たらしい名前になってしまったのですね。
ハイカーは「ガンバラ」とつづめて呼んでいます。
富士山なんですが、この日はもやっぽくて、富士や南アなど写す気がなかったです。
何とか写っていますから、これならフレーミングをちゃんとすればよかったですね。

投稿: 風花爺さん | 2014年11月30日 (日) 15時06分

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