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あるがままに「黒斑山」へ

2014年9月30日

いつものように優しい相貌で登山者を迎えいれていた山が、突然に悪鬼の形相を剥き出し、多くの人命を奪ってしまった。
それが「木曽の御岳さん」として親しまれている御嶽山の本性なのか?

Dscn3388 27日間もなく正午になる、その時何の前触れもなく、目を疑うようなことが突然に生じた。

Dscn3378 まるで雪に覆われているかのような光景である。
~画像は全てNHK放送によるもの。

Dscn3382 犠牲者は王滝山頂荘から山頂までの間に集中している。
一年前、私たちは王滝山荘に泊まって、翌朝剣ヶ峰に登ったが、その時を思い返すと慄然とする。

さて本題は28日の「黒斑山」ハイキング。
山の会の行事だが、当初は現在立ち入り禁止の措置がなされている「裏コース」から登るつもりでいた。
しかし、実際に歩いてみたら終始樹林帯の中を歩く篤志家向きコースで、一般向きではなく、平凡に表コースから登り、中コースで下るというありきたりの選択となった。
ブログにアップするような情報価値がないのは認識しているが、山ネタが途切れているので、苦し紛れである。

Dscn3395 スタート前のストレッチ ~脚が必要以上に長くて、いつも私に深刻な劣等感をいだかせている「いっちゃん」が指導デビュー。
また今日は長い脚をいっそう際立たせるタイツスタイルで、私の気分をますます滅入らせてくれる。

Dscn3397 無風快晴という、絶好の山日和。

Dscn3399 2千mを超える高なので秋色は濃くなってきている。

Dscn3401 朽廃していて、名ばかりの避難小屋の先に出ると、爆裂火口の一部となる「トーミの頭」と浅間山

Dscn3403_2 

トーミの頭からの浅間と外輪山の尾根。
今、山での話題といえば、そう木曽の御岳山である。

Img
ここから振り返ると、おぼろげながらに噴煙をくゆらす彼が見える。
あんな惨事もどこ吹く風、といった長閑な姿で・・・

Imgp4 トーミの頭で全員集合

浅間山がへんに御嶽に張り合って、岡本太郎みたいに「オレも爆発だー」なんて気を起こさなければいいのだが・・・

Dscn3406 秋の斜光を浴びながら山を下った。

この後は、毎年恒例になっている区の施設に泊まる。
これも飽きもしないワンパターンの、夕食の席で飲んで、二次会で飲んで、三次会でもまた飲んで、が延々と続く。

私には山に登ることより苦行なのだが、その私がこれまた懲りもせずに最後まで付き合う、自分でも説明できないマンネリである。

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登山」カテゴリの記事

コメント

この日私は蓼科方面から浅間方向を眺めていました。
お姿が見えました・・・というのは子供でも云いませんね^^

浅間山に御嶽山への対抗心が起こらないことを祈ります。
思えば日本中危険な山だらけなのに、日頃は自然美のほうに心を奪われるだけですものね。
過去にないわけではなかった山の脅威、悲しいかな時間が経てば人はそれを忘れてしまいます。

ある意味、御嶽山は自然の恐ろしさを再確認させたとも言えます。

犠牲者の方々は心から傷ましく、ご家族の談話には思わずもらい泣きしてしまいます。ご冥福を祈りたいですね。

投稿: おキヨ | 2014年9月30日 (火) 12時22分

おキヨ様
日本には120もの活火山があるそうです。
時に、われわれは地雷原の上を歩くような危険を冒している、と思えなくもありません。
誰にも責任を問えない事故で、犠牲者は悲運だったとしか言いようがありません。
明日はわが身、とは言い過ぎですが、山ばかりでなく世の中には想定を超えるアクシデントはどこでも起こることですから、
万一そうした事態に遭遇したら、もう運命と受容するしかないのでしょう。
高齢者はそのように諦観することもできますが、まだ多くの春秋を残している立場だったら、そんなに簡単には割り切れないでしょうね。


投稿: 風花爺さん | 2014年9月30日 (火) 16時29分

風花さん 、こんばんは

御嶽山の噴火は休日の昼頃、紅葉を見ようと沢山の人が山頂を目指し、登頂出来ホッとした時間帯かと思います。運命のいたずらとしか思えませんね。一週間前に登った、黒斑山の監視カメラが下を向き、真っ黒な雪を写していたのはまだ数年前です。

投稿: 岳 | 2014年10月 1日 (水) 19時39分

岳様
御岳の噴火はついに雲仙・普賢岳を超える犠牲者を出してしまいました。
東日本では多くの登山者を迎えるポピュラーな山ですから、自分の身に降りかかっても不思議ではないですね。
私も、一年前に王滝山荘に泊まっているので、とても人ごとに思えません。
山が好きな人がその山にかけがえのない命を奪われるなんて、なんと理不尽なことでしょう。
2度と起きて欲しくないことですが、相手が自然ですから・・・

投稿: 風花爺さん | 2014年10月 1日 (水) 20時38分

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