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低公害車で楽して「尾瀬沼」へ

2014年9月14日

私の日常には全く関係のないことだが、18日のスコットランド独立の是非を問う住民投票の行方が気になっている。
1996年に公開された映画「ブレイブハート」に沸騰したことに象徴されるスコットランド人の、UKGBからの独立の機運がいよいよ実現するのか。

Img017

1314年のイングランドとの戦いに勝利して以来、1707年の合同法の成立まで390年間にわたりスコットランドは独立国家であった。
大英帝国の一員になってからもスコットランドのイングランドに対する、愛憎がない交ぜになる複雑な屈折感がくすぶっていて、北海油田の権益をテコにしていよいよ独立を選ぶか否かの岐路に立っている。

さて、私がよく訪問する「あんぱん」さんのブログで、尾瀬沼の入口「大清水」から「一ノ瀬」の間を低公害車で客を送迎する試験運行を実施していることを知った。
しかも試験中は無料ときている。
こんな聞くだけでよだれがでそうな美味しい情報を、このところ尾瀬に目が向いていなかったためうかつにも知らなかった。

それなら、往復で2時間ほどの退屈な林道歩きが省かれるから尾瀬沼へのアプローチが劇的に楽になる。
これを利用しないなどとはバチが当たる・・・
しかし、運転は9月19日が最終日。
自分のスケジュールでは今日(12日)しかチャンスがない。
幸い天気も安定しつつある、ということでおっとり刀で駆けつけた。

Dscn3325 大清水の駐車場には、早朝4時過ぎから運行する低公害車が待機していた。

Dscn3352 三平峠 ~尾瀬長蔵小屋三代目・平野長靖は1971年12月深い雪の三平峠を越えて、戸倉へ下る途中、疲労のため36歳という短い生涯を閉じた。
尾瀬の自然保護運動についての心身の疲労が蓄積したためとも言われている。 
今、峠を往来する人々はそんなことには全く関心がない。

三平下に下り、初めての尾瀬沼南岸歩道に入った。

Dscn3327 こちらは利用者が少ないためもあってか木道はこんな具合に荒れている。
東電の子会社「尾瀬林業」により、
尾瀬に木道が敷設されたのは昭和33年からのことである。
東電の状況から木道のメンテナンスはできないだろう。
さりとて、税金投入するには優先度は格段に低いであろう。
元を正せば木道などなかったのだから、手を加える必要もなさそうだ。
ただ、植生の保護を思うと何もしなくても良い、と云うことにはならない、という気もして、何事にも功罪があって悩ましいことである。

A 逆さ燧ケ岳 ~この南岸コースでは沼に投影する燧ケ岳が見られるはずだが、生憎彼は雲の中。
たとえ見えていても湖面が波立っているので映るまい。
そこでつい先日、あんぱんさんが見事に逆さ燧ケ岳のショットをものにされているので厚かましくも転用のお願いをしたものをご披露します。

Dscn3330 湖面に生えているのは細いのに「フトイ」だそうだ。

Dscn3335 尾瀬沼西端の沼尻休憩舎が近づいてくる。

Dscn3338 ナデッ窪から燧ケ岳向かう木道~急だが山頂への最短距離。
これを登る根性はとっくにどこかに置き忘れてきてしまっている。

Dscn3343 このあたりは尾瀬ヶ原を思わせる・・・

Dscn3341 これは花なのか、実なのか? ~どうやらイワショウブの実と判明。

Dscn3344 東岸の檜高山方向を見る。

Dscn3350 大江湿原 ~ほんの少しだけだが秋色を帯びてきている。
小さい秋・・・かな

Dscn3351 尾瀬沼の一周が終わり、再び三平峠を越えて一ノ瀬にくだり送迎バスで大清水に戻った。

ドライバーに聞いてみたところ、車はハイブリット車で、電気自動車ではないとのこと。
気になる来シーズンの運行については鋭意検討中。
もし、この運行が定期になれば朗報にはなるだろう。
しかし、そうなるとただでさえ憂慮されているオーバーユースに拍車がかからないか心配になる。
有料運行になることは当然としても、果たしてそれだけで歯止め効果があるかどうか・・・。

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コメント

画像を拝見するだけでも、尾瀬の風景は矢張り日本人の心に響くものがありますね。
尾瀬には鹿の害の心配はないのですか?

投稿: おキヨ | 2014年9月15日 (月) 12時47分

おキヨ様
尾瀬の鹿被害は非常に深刻のようです。
日光の鹿が尾瀬までやってきて被害を及ぼしているのですね。
人間は木道を歩きますが、鹿はそのようなマナーは持ち合わせていないので、勝手気ままに湿原を移動するので、貴重な湿原が蹂躙されるがままです。
私が歩いた時にも、以前にはなかった鹿の捕獲用の装置がセットされているのをみました。
鹿にも尾瀬の素晴らしさが分かる感性があるといいのですが・・・。

投稿: 風花爺さん | 2014年9月15日 (月) 16時13分

尾瀬の低公害車ですか!
期待出来そうですね。
今年、トガクシショウマを見たくて、尾瀬へと思いましたが、見晴新道から燧ケ岳への道が一部通行止めと言うことで行けませんでした。
尾瀬はエリアが広くて、入る方法もたくさんあって、いつでも訪ねたい処ですね。
夏の悪天候が9月の好天気でリベンジできましたね!

投稿: noritan | 2014年9月17日 (水) 04時51分

noritan様
尾瀬って、登山志向の立場にいると、一段低く見る傾向がありますね。
昔の私がそうでした。
しかし、通っていると尾瀬でしか得られない貴重な自然があることにどんどん嵌っていくようです。
体力が低下しても十分に楽しめるエリアが残されていることは嬉しい限りです。
見晴らし新道はいまだに通行止めでした。
低公害車の今後は不詳ですが、本格運行に入るなら朗報には違いないとおもいますが・・・
手放しで歓迎してもいいものかどうか、悩ましいところですね。

投稿: 風花爺さん | 2014年9月17日 (水) 06時22分

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