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久し振りの赤城・荒山は深い雪で

2014年3月6日

何とも恐ろしいことにはや3月である。
「2月は逃げる、3月は去る。」というくらいであるから、慌しく逃げていった2月に続き、この月も瞬く間に走り去っていくのであろう。

2度の大雪で山荘へこられたのは実に3週間ぶりになった。
予想通り公道は除雪されているが、山荘へ入る私道は積もった雪が大きな顔をして塞いでいる。
誰も来ないだろうと入り口だけ重い雪をどかして駐車スペースを確保し、足を踏み抜きながら歩いてどうにか久し振りに山荘の玄関を開いた。

翌日(5日)早速に赤城山へ向かった。
今日の目的は「荒山」 ~赤城山群の中では一番登り応えがする。

Dscn2535 登山口となる「姫百合駐車場」 標高1030m。
平日だがすでに10台あまり駐車し、それぞれ身支度をしている。

Dscn2536 荒山の登山口 ~均されてはいないがトレースはついている。
Dscn2537 さすが大雪の後 ~赤城山では珍しいくらいの積雪量である。

Dscn2538 荒山高原 ~季節になればツツジの海になるが、今の時期、その様を想像するのは難しい。
一年前、猛烈なブリザードと深い雪に前進を阻まれて、ここから撤退したのが嘘のように、今日は穏やかである。
ここまで前後してきた数人の方はここから南へ分かれる「鍋割山」へ向かう。
荒山へはとりあえず私一人らしい。

Dscn2539 目指す荒山 ~トレースは明瞭ではないが、有りがたいことに雪面が締まっていて踏み抜きの心配をしないで歩けるので、精神的にも助かる。

Dscn2540 上空はきれいに澄んでいるのに、水平方向は靄がかかりせっかく上信越の山が見えているのに写真を撮る気になれない。
そのぶん、こんな普段なら見過ごしてしまいそうな様子にカメラが向く。

Dscn2541 歩行条件は悪くないのに、脚力の低下で二人に追い越される~マッ、いいか。
それにしてもこのあたりの雪の量感には圧倒される。
ここを過ぎると山頂圏の急登にかかる。
この急登は短いが半端ではなくピッケルが欲しいところ。

Dscn2542 山頂 ~標高差540mの登りに2:20を要した。
夏道での標準タイム1:35に比べてもやはり雪山はハードになるようである。
山頂の石祠がここまで埋まっているのも初めて見る。
山頂西側の岩頭では素晴らしい展望が得られるのだが、本日はシャッターを押す気になれないコンディションである。
地元・富士見からの人と会話しながらいつもの通り貧しい食事を済ませて下山にかかる。
トレースがあるので「ヒサシ岩」経由の周回ルートを採る。
下りでは多少の難儀はあったが「軽井沢峠」からのルートが合流する地点まで下ればあとは雪山プロムナードとなる。
こちらはミズナラで構成される寒樹の疎林の雰囲気が素敵で、私の好きな山道である。

Dscn2543 恥ずかしながら、年甲斐もなく夢見心地になってしまうのですよ・・・

Dscn2544

Dscn2545 一回りして再び荒山高原に戻ってきた。
見上げる鍋割山へ稜線に雪庇ができていた。

今日の行程中、やけに潅木の枝がうるさくまつわりついていた。
ハテ?これまでの荒山までこんなことあったかな・・・
そうか、そうなのだ!
積雪量が多いので、自分の位置が高くなり、雪の無い時期ならば邪魔にならない枝に当たる高さで歩いているせいなのだ。

今の時期、壷足や踏み抜きの跡などでトレースが荒れているので、必ずしも快適とばかりとは言えないが、天気が良くて風がなければ雪山歩きの楽しみが堪能できる。
今日もまたそんな恵まれた一日であった。

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コメント

空の色が一段と冴えわたっていますね。
雪との対比のせいでしょうか。
風花さんの至福の時がひしひしと伝わってきます^^

私の処からも今年の赤城山は雪が多いことが想像できます。
赤城がこれほど白く見えるのは過去なかったように思います。
お庭の雪の後始末はさぞ大変でしょうね。
ほどほどになさいませ^^

投稿: おキヨ | 2014年3月 6日 (木) 00時22分

おキヨ様
以前にも書いていると思いますが、蛇足で・・・。
埼玉県北から赤城山を見ると左端の鍋割山の直下がほぼ円形に白くなっています。
この状態の場合には間違いなく赤城山全体でかなりな積雪量になっています。
なかなかそうならないのですが、今がまさにこの状態ですね。
赤城山が全身で雪の重みにジッと耐えている、そんなふうにも思えます。
山荘の庭は手の施しようがありませんから、雪解けを待つだけです。
山荘に入る道は除雪しなくてはならないのですが、この度はそれもお手上げ状態で緊急避難的に対処しています。
またまた強い寒波が吹き出してきたのでスタコラ逃げ出してきました。

投稿: 風花爺さん | 2014年3月 6日 (木) 15時43分

風花さん 、こんばんは

それにしても深い雪ですね。こちらの豪雪地帯は例年と比較してもむしろ少ない位で、地域により格差が大きい様ですね。先日の気温上昇で、あれ程積み上がった雪が2日で融けたのには驚きました。自然の摂理に任せるのは生活の知恵と決め込みましょう。

投稿: | 2014年3月 6日 (木) 21時23分

岳様
関東の山の積雪量は記録的な多さです。
例年なら3月に通過する南岸低気圧が、気温が低い2月に2回も通過したため、雨ではなく雪になったせいですね。
平地ではほとんど解けていますが、山間部ではまるで中越、上越のような雪景色になっています。
春への足取りはとてもユックリですね。
しばらく辛抱して待ちましょう。

投稿: 風花爺さん | 2014年3月 7日 (金) 06時20分

空の青さと雪の白さ、冬山ならではの鮮やかなコントラスに
雪山の素晴らしさを思い出します。

それにしても赤城連山、凄い積雪量に
当分雪山歩きが楽しめそうで羨ましい限りです。

雪が締まっていると嵌ることがないので
どこでも歩けて捗り、有難いですが仰るように
灌木の枝が妨げますと、跨いだり屈んだで結構疲れます。

関東に記録的大雪を降らせた南岸低気圧は、こちら関西には、あまり影響はなかったようです。

投稿: かおり | 2014年3月 7日 (金) 23時08分

かおり様
観測史上初めての関東地方の大雪は流通の混乱を招き、人家を孤立させ、さらに農作物に甚大な被害を及ぼしました。
それを思えば高尾山でもラッセルができる、だなんて浮かれている場合ではないのですが・・・。
大雪以後では初めて赤城に入ったのですが、潅木帯に入ってから何でこんなに枝が邪魔になるんだろう?といぶかったのです。
いつもはそれらの枝の下を歩いていたのですね。
雪国では2階から家の出入りをする、あれですね。
今ではそんな家はないでしょうが・・・。
雪はタップリですが、かおりさんがこの冬、何度もものにされた樹氷、霧氷に出会えていません。
かおりさんのブログで埋め合わせしているのですが、目下のところそれが心残りです。

投稿: 風花爺さん | 2014年3月 8日 (土) 06時46分

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