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片倉城址公園でラッセルを経験

2014年2月17日

記録に残る大雪が2週続けて降ったなどとは、もちろん東京暮らしを始めてこのかた、初めての経験になるが、雪景色が好きといっても、こうも続くといささかうんざり気味である。
うんざりだけで済めばいいが、鉄道や、道路などの閉鎖で物流に深刻な影響がでている。
そんななかで、立ち往生した車のために自然発生的な炊き出しなどで援助の手が差し伸べられ、日本人ていいな、と嬉しくなってしまう。

今日(16日)は城ケ島へ行き三崎マグロなどにありつく予定になっていたが、やはり雪の影響で日延べ。
予定が空き、山日和なのだが、肝心のアクセスがあてにならないのでハタと困っていたが、妙案が閃いた。
京王線で高尾方面に行くたびに「片倉駅」辺りで丹沢や富士が垣間見えるポイントがあり、いずれは探訪するつもりでいた。
土地勘は無いが少しでも高いところへいけばよいだろうと思い調べると南側に片倉城址公園というのがあり、展望も得られるらしいことが分かった。

ロケハンしているわけではないので、撮影ポイントの当てがあるわけではないが、ブッツケ本番、行ってみなければ埒は開くまい。
片倉駅で城址を尋ねると南にある小高い丘を示してくれた。
国道16号沿いに細く除雪された歩道を南下していくと公園入口があったが、工事中で閉鎖。先へ進むと奥まった位置に住吉神社があり、一人分の踏み跡があった。
その踏み跡は神社で途絶えたので裏手に回ると公園広場の一角に出た。
そこに別のルートから登ってきたトレースが現れホッとする。
こちらに戻ってくる人影がこのトレースの主であろうが、言葉を掛ける間もなく他へそれていく。
見ると、用意万端でスパッツを着けている。
私ときたら一応ゴアテックスのハイキングシューズではあるが、ローカットで、スパッツなど用意してこなかったから、ここに至るまでですでに雪が思う存分靴の中に入り込んでいる始末。
先ほどの先行者の靴跡は広場の途中でUターンしているが、まだお目当ての展望は得られないので、とにかく広場の端までは進むことにした。
たとえ一人分の踏み跡でもそれがなくなると膝上までもぐりこみ、そこから広場の端までの僅か30mほどで靴の中はグシャグシャになってしまった。
建物ほかの人工物でその割に期待したほどの光景は現れなかった。

Dscn2438 中央が高尾山系の景信山で、左端の城山から右へ下がった凹部が小仏峠。

Dscn2439 広場は何故か波打つ雪面 ~丹沢・蛭ヶ岳が見えている。

Dscn2442 申し訳程度の富士。

Dscn2443 片倉城址公園はけっこう広い~奥多摩の大岳が見えている。

Dscn2444 左から丹沢山~不動ノ峰~鬼ヶ岩~蛭ヶ岳と連なる丹沢」核心部。

Dscn2446 こちらは誰もが知る大山。

Dscn2447 一人の靴跡を拾いながら城址を降り、ようやく除雪されている車道に出ると、そこでタイヤが空転する車があった。
見かねて、居合わせたスキー持参の青年と押したり、雪を搔いたりして脱出の手伝いをしたが、効果はえられず、事態は悪くなるばかりで、私も靴の中がびしょ濡れなので、JAFに救援を依頼するよう助言して離れた。

Dscn2449 致命的だったのは、秋田ナンバーの車なのにスコップをトランクに入れていないことだった。
片倉駅への途中にあったスーパーの陽だまりで靴を脱ぎ、靴下を絞った。
濡れたままでも不快感はずいぶん緩和された。
気温がこのところにしては上がったので足の冷えを感じないで済んだのは幸いだった。

片倉駅のホームで新宿への電車を待っている間にフト頭の上にホームをつなぐ閉鎖廊下があるのに気付いた。
その窓から景色が見える!
急いでいくとなんとこれはまるで展望デッキになっていて、私が一番期待していた風景が、ガラス越しながら広がっていた。

Dscn2453 展望デッキ(私が勝手にそうした・・・)からの富士と丹沢

Dscn2454
何のことはない、あれは全くの徒労だったのか。
~灯台元暗し、か・・・少し違うかな?
Dscn2456
50年ほども前のことであるが、家の近くにある学校坂道でスキーをしたことがある。
今日の郊外の丘でラッセルをしたことはそれに次ぐ珍しい体験となった。

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コメント

山歩きがライフスタイルになっている方にはこの大雪はチャンス到来かも知れませんね。それほど遠方の山岳に行かずとも雪山の魅力を満喫できそうですもの。。。
遠方にみえる山々はさほど雪の多さを感じませんが、中に入るとまた違うものでしょうね。

雪を被ったせいか積木細工のように可愛らしい家々の光景ががなかなか面白いですね。

投稿: おキヨ | 2014年2月18日 (火) 11時53分

おキヨ様
今しがた高尾山から帰ってきたのですが、今日もずいぶんとハイカーがやってきています。
言葉を交わすと異口同音に”高尾にこんなに雪が積もったのは珍しいので、この機会は外せない”という意味のことを言っていました。
思いは同じなんですね。
近郊の山は1m前後の積雪量になっていると思いますが、見かけではそうは見えませんね。
大方の山が植林で覆われているので、積雪が樹下に隠されてしまうせいですね。
富士や浅間のように山肌に樹木がない裸山だと、10cmも積もれば白くなるのとは違うのです。

まるでミニチュアのような同じ外観の建物の一群。
典型的な建売住宅団地ですね。
多摩丘陵ではあちこちで見られます。

投稿: 風花爺さん | 2014年2月18日 (火) 16時08分

風花さん 、こんにちは

遊びごころいっぱいですね!
都内でこの様な機会はまたと無いでしょう。気温の低いこちらでは、靴に雪が入ると流石に気力が失せてしまいます。雪面が波打っているのも不思議な現象ですね。秋田の方も、可愛そうですが、まさか東京で雪にハマるなどとは想定出来なかったでしょう。

投稿: | 2014年2月18日 (火) 17時14分

岳様
私のような変なことに好奇心を持ってしまうもの好きはそういないとは思っています。
多分、空前絶後だろう、2度の大雪は至る所の集落を孤立させてしまい、生活に深刻な影響を与えていますが、それを思うと無邪気に雪と遊んでいる自分を後ろめたく思います。
ご指摘の雪面が波打っている現象は不思議ですね。
雪のない状態は知らないのですが、多分平地になっているのだろうと思います。
秋田の方は、まさか東京でこんな大雪に出くわすなどとは全く想像していなかったでしょうが、道中を考えればスコップは必携のアイテムだろうと思いますね。

投稿: 風花爺さん | 2014年2月18日 (火) 20時12分

お早うございます。

今回の関東甲信の大雪には驚きでした。
京都市街は僅か4cmだというのに・・・。

甲府は1mを越える積雪量で道路は閉鎖、物流の流れは
ストップし孤立の集落があちこちにできる頃
安部総理は天ぷら屋で会食していたとかで
政府の危機管理はどうなっていたのやら・・・?

高尾山は110cmの積雪、普段はみられないであろう雪山体験がヤマレコなど拝見しているとヒットしています。

東京近郊、片倉城址公園でのラッセルは大変でしたネ、
秋田ナンバーの車が空転、雪国から東京での
出来事には話が逆ではないかと笑い話どす。
思わぬ大雪は身近なところにも子供時代に次ぐ貴重な体験を思い起こしてくれるようです。

駅の線路を跨ぐ跨線橋から眺めたい景色が見られたそうで
さぞやお疲れさまでした。


投稿: かおり | 2014年2月19日 (水) 11時12分

かおり様
東京近郊の山はおそらく空前絶後の積雪量になっています。
近場で雪山歩きを手軽に楽しめる絶好の機会ですが、今は利用できる交通手段が限定されているため、登れる山は限られています。
そんなことより私も訪れている各地の集落が孤立状態になっていることの方が重大なことで、当事者にとっては生死にかかわる深刻な事態ですね。
ヤマレコは私も見ていて、中には降雪の真っただ中なのに高尾に登った、という記事もあり、世の中好事家がいるもんですね。
そんな思いとハイカーがたくさんいるようで昨日、高尾山を歩いたら綺麗にトレースができていました。
近所の公園みたいな場所で、ラッセルまがいのことをさせられるとは思ってもいなかったですね。
もう何日かすれば行動範囲も広げられることになるでしょうから、生涯に一度しかないようなことを生かせるようになるものと楽しみにしています。

投稿: 風花爺さん | 2014年2月19日 (水) 14時05分

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