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会津の山・2~赤崩山に門前払い~転じて月山へ

2013年11月4日

5年前に開通した「甲子トンネル」によって南会津と秘湯・甲子温泉が結ばれた。
1日早朝、湯野上温泉を後にして、赤崩山(旭岳)1835mを目指しその道R289に初めて入った。
R289から分かれる甲子峠への旧道の分岐には何の表示もなかったが、ヤマカンがヒットし、やれやれこれで順調に峠に上れる・・・
~そう思ったのも束の間、頭の隅でもしや!と懼れていたことが現実になってしまった。

Dscn1843 ~ガ~ン・・・これである。
ゲートはガッチリ施錠されていてどうにもならない。
閉鎖の理由は不明。
私が赤崩山に登れるのは、標高1400mの甲子峠まで車で上れるからである。
どうするか?
とりあえずトンネルを東へ抜けてみよう。
うろ覚えのネット記事に東側から取り付いた、というのがあったので東口の駐車スペースであたりを観察してみたが、それらしきものは見つけられなかった。

Dscn1844 甲子トンネル東口
すぐ下に温泉ファンに評判が良く、一度は泊ってみたい甲子温泉・大黒屋があるので、とりあえず行ってみよう。

Dscn1845 大黒屋への下り道から甲子トンネルを振り返る。
左端の雲に包まれているところが赤崩山。

Dscn1846 

しかし、大黒屋で何かが分かったとしても、標高930mで、甲子峠より470mも低いこちら側から登る気はそもそもない。
道の駅・しもごうまで戻り、さてどうするか思案。
仮に甲子峠まで車で入れたとしても、今、赤崩山を厚く覆っている雲の状態では、さぞかし山頂付近では荒れているだろうから、登るには相当なリスクが伴うだろう、ということで諦めはついた。
さりとてここまで遠出して、このまま手ぶらで帰るわけにもいかない。
出遅れてしまったから手強い山はノーサンキュー。
小野岳という選択はあるが湯野上温泉まで戻りたくない。
このエリアでは土地勘ならぬ山勘が働かない。
せめてガイドブックでもあれば・・・などと頭が蜘蛛の巣状態になって道路マップをひっくりかえす。
あった!これなら帰りがけの駄賃?には手頃だろう。
栗山ダムの傍らにある「月山」  ~あの出羽の月山ではない~
アカヤシオツツジが素晴らしい、と紹介されているガイド記事の記憶がある。
ヤシオの時期ではないが下見にもなるだろう・・・
スマホのアプリで登山道も確認して決まり。
こんな事態になった場合のスマホの威力は絶大である。
日本全国、どこの山でも2・5万分の1地形図が読み込める。
紙地図に比べればディテールの描写は劣るが、最低限の情報はスマホで獲得できる。

Dscn1853 帰路の途中での会津鉄道・荒井駅からの「七ヶ岳」
かつてこの山からの下山時に「平滑沢」でスリップし、したたかに腿を強打し、あまりの痛さに気を失いかけ、翌日の会津駒ケ岳を断念した思い出がある。

会津西街道を日光に向けて戻り、川俣ダムへ右折し、日陰で日陰牧場へ上がる。
今の時期、もちろん放牧の牛馬の姿はない。

Dscn1869 日陰牧場
トンネルを抜けてロックフィルの栗山ダムの広大な駐車場に着いた。
すぐ上に月山と思われる紅葉の山が見える。
スマホの地図では細部が読み取れなくて登山口が分からない。
仕方なく車道を暫く進むと、よほど注意しないと見落としてしまうような表示があった。

Dscn1857 必要以上に大きな標識は山では無粋だが、それにしてもこれはあまりにも慎ましやかすぎる。
ダムの縁を回り込むと登山道があった。

Dscn1858 北東に塩原の「高原山」が見える。

Dscn1859 このあたりが紅葉の最盛期のようである。

Dscn1861 青いキャンパスに描かれたライン

Dscn1862 二等三角点・月山山頂

Dscn1864 日光・赤薙山 ~ひときわ高い女峰が僅かに覗く。

Dscn1867 栗山ダムを見下ろしながら西尾根を急降下して車道に下りた。

Static 今日の短い軌跡。

Dscn1871 日光への帰路の途中にある大笹牧場 ~いつも通過するだけだが、観光牧場として人気のスポットらしく、レストハウスの駐車場は満車状態。

Dscn1873 大笹牧場と霧降高原の間にある「六方沢橋」から栗山ダムを見る。
あんなに高い場所にダムがある不思議 ~揚水式のダムなんだそうである。
背後にかすむのは鶏頂山、釈迦ヶ岳などの高原山

ここまでくれば走り慣れた道で霧降高原を通過して日光へ下り、暮れなずむ道を帰巣本能に駆られ、ひたすら山荘へ走った。

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コメント

二,三日前に私が行った木曽路とは紅葉の度合いが違いますね。木々の種類もあるでしょうが紅葉は東日本のほうが美しい。。。

不測の事態が起こり残念なことになりました。
日光周辺も秋たけなわで出かけたくなりますが、人出を考えると躊躇してしまいます。人出が落ち着くころは景色も見頃が終わり・・・最近は紅葉がお情けに残ったような日光にばかり出かけています。。。。ゞ

投稿: おキヨ | 2013年11月 4日 (月) 12時17分

風花さん 、こんにちは

里山の登山口は解りずらい所が多く、山が多い信州では登山口専門の書籍が販売されている程です。スマホ、使いこなしていますね!地図ロイドや山旅ロガー。山の名前が判る「山カメラ」など、無料で重宝しています。月山の紅葉は終りに近かった様ですね。

投稿: | 2013年11月 4日 (月) 15時33分

おキヨ様
多分これは気のせいで、何の根拠もないのですが、概して東北地方の紅葉は一段と優れているような思い込みがあります。
たまたま、良いタイミングで紅葉の盛りに出会えた、それだけのことでしかないことなんでしょうが・・・。

最盛期の日光には近づかないのが賢明なんでしょうね。
聞く話では、絶望的な渋滞に巻き込まれて”やはり来るんじゃなかった”と後悔するのがオチらしいですから。

今回は「捨てる神あれば、拾う神あり」という結果になったようです。
思い通りに行かないのが人生ですが、それでも「捨てたもんじゃない」と思えることがあって、何となく帳尻が合ったりします。
「月山」はそんな山でした。

投稿: 風花爺さん | 2013年11月 4日 (月) 17時44分

岳様
登山口がスンナリ見つけられないことは割りに経験しますね。
こちらの見落としもありますが、探す立場に立っていないとしか思えない表示も時にはあります。
以前、新潟の米山に行ったときには翻弄されました。
人に聞けば済むことなんですが、このごろではその人の姿がメッキリ減ってしまいました。
その意味で、ご紹介の登山口情報の本があるのはありがたいことですね。
私も書店で手にしたことがありますが、比較的高価なので、購入するところまでには至っていません。

スマホは宝の持ち腐れ状態ですが、今回のようなケースでは実にありがたいツールですね。
私のは「Field Acces}ですが、とりあえず最低限の活用をしています。

投稿: 風花爺さん | 2013年11月 4日 (月) 17時53分

ご無沙汰しております。またまた、偶然ですが日光の「鳴虫山」に3日に登ってきました。同じ頃「男体山」「女峰山」を眺めていたのかも知れませんね。でも、ホテルに戻ってレストランから見える「鳴虫山」を教えていただき、あまりにも近くに見える低山だったので、テンション下がりました。代表の若さにあやかりたいです。優雅に2泊してきました。

投稿: ちゃらんぽらん | 2013年11月 4日 (月) 18時59分

ちゃらんぽらん様
インフルエンザはクリアしたようですね。
またまたニアミス?と思ったのですが、記事には明示していませんが、私のは11月1日の山行でした。

鳴虫山はアカヤシオの名所とされているので(私がその時期に歩いたときはさほどには思えませんでしたが・・・)紅葉は見ごたえがあると思いますがどうでしたか?
鳴虫山は市街地の傍らにあるので、確かに裏山に見えたりするかも知れません。

それにしても「日光金谷ホテル」に2泊もするなんて優雅すぎますよ。

投稿: 風花爺さん | 2013年11月 4日 (月) 20時45分

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