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ダンシング・クイーンが還ってくる?

2013年6月22日

梅雨が本気になっているのか、雨勝ちの日々。
よほどのことがなければ山歩きはお休み。
面白いのは、定例的にお訪ねする山関係のブログが一様に更新されていないことを知ると、どなたも同じように、毎日鉛色の空を見上げ、髀肉の嘆(ひにくのたん)をかこっているのでしょうね。
同病相哀れむ・・・か。
もちろん面識のない方々ばかりであるが、皆さんどんな顔をしているのか、想像するのも楽しい。

ところで、ひところ、といってももう40年近い昔のことになるがアバABBAの「ダンシング・クイーン」を耳にしない日はなかったような気がする。

Img278

ヒマラヤ街道を歩いた時、たまたまあるところの昼食で、一人でスェーデンからトレッキングにきていた青年と言葉を交わしたことがあった。
そのとき”アバは日本で一番有名なアーティストである”と言った(つもり・・・)のだが、なにかキョトンとした反応だった。
その時は下手な英語が通じなかった、のだろうと思ったし、確かにそれはそうなのだろうが、最近、そうとばかりと言い切れないようなA新聞の記事に出会った。


1980年前後の世界のポップシーンの中心の一つは「アバ」だったろう。
そんなワールドワイドな「アバ」だから当然お国のスウェーデンでは熱狂的な支持があったのだろう、と誰もが思う。
ところが意外や意外、祖国でのアバは冷たい視線に晒されていたらしいのである。

アバの全盛期のころのスウェーデンは左派の社会運動が盛んで、アバのようなステージ衣装で、ラブソンぐを歌うのはアメリカ的な、軽薄な商業主義の象徴とみなされ、自国では受け入れられなかったのだろう。

私がヒマラヤトレッキングで会話したあの青年も、私の英語が分からなかったわけではなく、アバを認めていなかったのかも知れない。
確かにアバには西欧的な退嬰の匂いがかすかにするから、社会主義とは相性が良くない。

アグネータ+ビョルンとベニー+アンニという2組のカップルの頭文字を組み合わせた「ABBA」が誕生したのは1973年。

Abba1974cx
76年のダンシング・クイーンが全米のチャート1位となり人気は沸騰した。
その時代、高級車「ボルボ」とともにアバはスウェーデンの輸出産業を担っていたのである。

しかし、時の流れは非情で、アバは結成後わずか10年、83年には早くも活動を停止した。
一方の雄、ボルボも2010年中国企業の傘下に入ってしまう。

だが、アバは不滅らしい。
活動停止後も、人気はひそかに持続していて、アルバムは売れ続けているそうである。

思えば私にはあのころのポップスシーンが一番記憶に残っている。
ジョン・デンバー、オリビア・ニュートンジョン、エミルー・ハリス、サイモン&ガーファンクル、ビージーズ、アン・マレー、ジリオラ・チンクェッティ・・・
40前後の男盛り?だった私をそのころに戻してくれるタイムマシーンが彼ら、彼女らである

祖国での冷遇はすっかり過去のものとなり、解散から30年経た今もファンが増え続けていて、「国の誇り」と誰もが口にするまでになったアバ。

再結成も取りざたされるらしく、60歳代になった彼らがもし、もう一度4人でステージに上がることにでもなれば、新たな不死鳥伝説を生むこととなるであろう。

そのときこそ「還ってきたダンシング・クイーン」となる。

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コメント

〔ABBA〕懐かしいですね。
好き嫌い関係なく毎日のように耳に入ってきた〔ダンシング・クイーン〕 ポップミュージック界で世界的スターとなったアバが祖国では冷遇されていたとは驚きです。

私もまだ十分に若かったあの頃のスターたちの名がずらり。。。 あの頃までの音楽が私にとっても身近に感じられるものでしたね。。。

投稿: おキヨ | 2013年6月24日 (月) 12時09分

おキヨ様
まっこと陳腐な言い方ですが「歌は世につれ、世は歌につれ」でして、ある時代を振り返るとその時世に流れていた歌が思い出され、ある歌を口ずさむとあぁ、あの時にはこんなことがあったな、などと感慨にふけりますね。
私は「ダンシング・クイーン」を聞くと、友人が白馬にペンションを建て、その竣工祝いに出席するため、子供たちを乗せてに軽井沢バイパスを走っていたときのことを思い出すのです。
何の関係もないことなのに何故か記憶に刻まれています。

ここ20年位の間に生まれた歌は全くといってよいほど知りません。
なので、この間は歌と時代が表裏一体、というような関係は私の中にはなくなっています。

投稿: 風花爺さん | 2013年6月24日 (月) 20時24分

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