« 西上州の○○「大岩」 | トップページ | 榛名・外輪尾根を歩く »

花のワルツ~「坂戸山」

2013年5月2日

六日町(南魚沼市)の坂戸山634mはスプリング・エフェメラル(春の妖精)たちが可憐に花のワルツを舞う舞台らしいことを知り、訪れる時期を探っていたが今日(4月29日)は開花状況と天気との兼ね合いが絶好で、久し振りに関越道を北へ向かった。
残雪期の上越地方は山麓でも簡単に春の妖精に出合えることはこれまででも知らないことはなかったが・・・。
湯沢を過ぎると流れる車窓の雪山風景はいつもながらなかなかのもので、大糸線沿線・千国街道にもそうそう負けていない。
私には飯士山、金城山、八海山、巻機山くらいしか分からないのだが、とにかく雪を厚く纏った山々が揃い踏みしているのは壮観としかいいようがなく、胸がときめくのを覚える。

Dscn0928 湯沢を過ぎると先ず八海山が見える。

Dscn0932 北上すると巻機(まきはた)山が続く。

六日町の東にある「坂戸城址」鳥坂神社の駐車場につくと満杯状態で、なんとか車体をくねらせて割り込んだ。
歩き始めるやいなや早くも、文字通り足の踏み場も無いカタクリの群落で、その間にキクザキイチゲもそこかしこに花を開いている。
そのさまはまことに無造作で、意気込んでやってくる者を肩透かしさせるようにあっけない。

Dscn0934    Dscn0937 キクザキイチゲ

地図は持たないものの、2つのコースにこれだけの数の人がゾロゾロ上に向かっているのだから後ろに着いていけばいいのだろう。

Dscn0943 キクザキイチゲの塊

Dscn0946 さすが豪雪地~標高400mあたりでも雪渓が残っている。

Dscn0937_2 尾根に出ると東に八海山(左)と中ノ岳

Dscn0967 尾根筋にはタムシバが多い。

Dscn0962 葉は見苦しいが花は実に愛らしい「イワナシ」

山頂には人の群れ~ファミリー、夫妻、グループ、単独etc
服装も実に様々~有り合わせの身支度から、そのまま2千m級の山に登れそうな本格派(少し仰々し過ぎるようにおもえますがね・・・)

ここまできて分かった薬師尾根と云うのを下ることになった。

Dscn0957 大きな雪の山塊「苗場山」 左端に「飯士山」

Dscn0965 中央に「仙ノ倉山」と右隣に「平標山」

Dscn0969 ユキグニミツバツツジというらしが、白状すると普通のミツバツツジトとの違いが分からない。

Dscn0973
春の一日、「花のワルツ」と残雪の衣装でたくさんの眼福をもらった上越の山に感謝をしながらR17を走り帰路についた。                         

                                            

|

« 西上州の○○「大岩」 | トップページ | 榛名・外輪尾根を歩く »

登山」カテゴリの記事

コメント

わが地方から眺めても今年はひときわ白い上越の山々、ひさしく関越トンネルを通っていません。今の季節はワルツのように美しいでしょうね。

可憐な花々の息づくさま、どっしりとした雪山と花の対比素晴らしいですね。

私はイワナシの葉の雄々しさに感動しました。力いっぱい愛おしいものを守っている風情を感じます。

投稿: おキヨ | 2013年5月 3日 (金) 11時33分

山野草は美しいですね。山に見に行くことは出来ませんが、好きな山野草を写真で拝見できるのが幸せです。
くるみ割り人形の「花のワルツ」、小学生の時、生まれて初めて観た映画がディズニーの「ファンタジア」で、そこにこの音楽が流れていました。関係のないことを書いてすみませんが、どうしても思い出してしまって…。

投稿: 淡雪 | 2013年5月 3日 (金) 12時17分

おキヨ様
なるほどそういう見方もできるのですね。
イワナシの場合、無骨な葉と可憐な花はいかにもミスマッチなのですが、この葉は可憐な乙女を守る雄雄しい武者なんですね。

カタクリなど東京郊外の公園などでも見られるもので、とりたてて珍重するほどのものではありません。
ですが、豪雪地域で、雪解けを待っていたようにいっせいに咲き出す景観は、融雪を待ち望んでいた人々の心と響きあうものがあるのでしょう。
それで、花も人もワルツを舞う気分になるのでしょうね、キット・・・。

投稿: 風花爺さん | 2013年5月 3日 (金) 17時49分

淡雪様
ファンタジアが日本で公開されたのはもう半世紀以前になるでしょうね。
私は社会人になっていたと思います。
ディズニー映画としてはそれまでにない斬新な映像で、私はかなり興奮させられました。
内容はほとんど覚えていませんが「火の鳥」や「魔法使いの弟子」などが思い浮かびます。

群生するカタクリの花が、少しの風にうなじを揺らせるさまが「花のワルツ」を連想させてくれました。

野の花は、華麗さにおいては園芸種には逆立ちしても及びませんが、自然の摂理だけで生きてきたものの潔い力強さがありますね。

投稿: 風花爺さん | 2013年5月 3日 (金) 18時05分

新潟には4年間単身赴任、隅々まで歩きましたが「坂戸山」は知りませんでした。新潟県の山ではハナコと言って、「八海山」「中ノ岳」「駒ヶ岳」が有名な山と聞きました。飯豊連峰も行ってみたい山ですが、もうそんな元気はありません。
この春は、「ユキワリソウ」「イチリンソウ」の群生を観る事が出来て感激でした。


投稿: | 2013年5月 6日 (月) 13時50分

岳様
坂戸山は里山レベルの山ですから、普段は山登りなどしない人が訪れる山のようです。
従ってよほど新潟県の山に精通した人でないと、知らないのが普通ではないでしょうか。
「ハナコ」~越後三山をそう呼ぶのですか。
初めて知りました~なるほど、そうですね。
私はこのうち中ノ岳が未訪になっています。
新潟の山は、総じて標高が低い割りに体力が必要な山が多いですね。
これは信州の山が、登山起点の標高が高いのに比べて、3~400mくらいから登り始める山が多いせいですね。
飯豊山などその代表的な山ですね。

投稿: 風花爺さん | 2013年5月 6日 (月) 14時41分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/393418/51418623

この記事へのトラックバック一覧です: 花のワルツ~「坂戸山」:

« 西上州の○○「大岩」 | トップページ | 榛名・外輪尾根を歩く »