« 2013年3月 | トップページ | 2013年5月 »

2013年4月

西上州の○○「大岩」

2013年4月28日

○○の「マッターホルン」を自称する山ははアチコチにあるが、トンガリ山の多い西上州にもその異称を持つ山が幾つかある。
今日(27日)目指した「大山」と「碧(みどり)岩」もそうである。

西上州の山々の独特な個性に惹かれて通い続けて数年。あらかたの山頂は踏んでいるが、これぞ西上州の真髄と言える山が幾つか残っていて、それらは私にはなかなか(いや、それ以上に)の難物で、体の動きがヤケにぎこちなくなってきた昨今では、もうムリにも思えている。
今日の2山はその分岐点になりそうな試金石である。

Dscn0895_2 南牧村・雨沢から「大岩」(左)と碧岩(右)
マッターホルンとは言いすぎだが尖がっていることは確かである

Dscn0896_2 南牧村の観光名所「三段の滝」駐車場から見上げるタカノス岩。

Dscn0899_3 三段の滝核心部~なかなか見応えがある。

Dscn0917_2 滝の上部に咲くヒカゲツツジ

Dscn0900 この山域でも今では標識も立っているが道形は不明瞭。

Dscn0916 尾根に乗ると強風が吹きつけ寒い。
こんな条件の時は岩場は危険 ~言い訳が一つできた・・・
言い訳はもう一つ~ロープを忘れて(意図的に)きた・・・

Dscn0902 大山への岩稜に出ると、後で登る(イヤ、多分登らない・・・)碧岩が目の前に。
左側の垂直に近い岩を登るのがルートらしいが、とても後期高齢者をいたわりの心をもって迎えてくれそうな壁とは思えない。

Dscn0906 大山への岩稜を行く先行者~さすが土曜で人がそれなりにいる。

Dscn0913 最後の岩場~アカヤシオがチラホラ

Dscn0903 山頂からのパノラマ~経塚山(荒船山)を真ん中に挟んで魅力的なラインが形成されている。

ノド越しのよくないコンビニお握りで空腹をなだめ、碧岩は予定通りエスケープしてスタコラサッサと下山した。
いつもなら帰宅の途に着くのだが、今日は寄り道する。
群馬県と長野県県境をなす稜線を越えて、群馬・南西部と長野県・佐久地方を繋ぐ峠は数え上げると10指に近い。
その中の一つ「大上峠」へ行くこと。
目的は『私が登った群馬300山』(横田昭一)の中にある大上峠付近で写した実に印象的な写真の位置を確かめることである。

峠への大上林道は予想外に良いドライブ道で大上峠へ。
しかし、道中、道路の左右を塞ぐ樹木でその位置を発見できなかった。
未練がましい戻り道、一箇所だけ樹木がやや疎らになっている場所があった。
ここしかない!
ガードレールを越え、急な斜面を少し下れば視野が開けている。

Dscn0923 その写真がこれである。
本の位置とは異なるがさっき頂に立ったばかりの大岩と左に寄り添う碧岩、その左下に頭だけ出しているタカノス岩。右のトンガリは未訪の二子岩(多分)。

南牧村には空腹を充たしてくれる食堂は皆無に近い。
下仁田まで出ればなんとかなるだろう・・・。
念願のワンショットをものにした形而上学的満足感と”腹が減った!”という即物的な飢餓感という、大きなギャップが一台の車に同乗したまま帰路についた。

もう一つ~西上州のトンガリ山、危険な山にこれからも向かい続けるかどうかの課題には結論が出せないままである。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

昔も今も不遇な「大烏山」

2013年4月25日

山梨県の東部にある乾徳山と小楢山はともに人気が高く、シーズンなら若いハイカーの元気な声が尾根や草原で交錯する。
しかしその間に挟まれる大烏山1860m?顧みられることのない地味な存在である。
それなら必ず登ってあげると決め、登山予定にリストアップした。
半世紀前のことである。
しかし、登ったら消去するそのリストからついに消されることのないままに山から離れてしまった。
長い歳月が流れたのち、50年間眠らせていた宿題を果たすため、23日訪れた大烏山の不遇ぶりは50年前と変わらないままにあるようだった。

Dscn0885 山麓の「牧丘」からの遠景の左端が「大烏山」
左側の垂直に落ちるのが雛岩か?

Dscn0886 杣口三号橋の袂にある登山口に駐車。

Dscn0887 分かり難い踏み跡を拾いながら大烏山から南へ走る主尾根にのると、明るい唐松林の間を縫って明瞭な道が通っている。

Dscn0888 時として踏み跡は薄くなるが断続するピンクテープが導いてくれる。
それにしてもこの山道は急登の連続で、参りますなー。

Dscn0889 露岩の展望台。
靄が大気を濁しているが、何とか白根三山あたりが見られる。
このあたりから、大烏山を特徴づけている「雛岩」を西側から巻いていく。

Dscn0890 山頂圏内になると湿った雪になった。
♪汽車を待つ君の横で僕は時計を気にしてる
  季節はずれの雪が降ってる   ♪
そう、一昨日の時なら名残り雪である。
イルカさんの「名残り雪」~愛唱したものです。
しみじみとした情感があり、情景がありありと瞼の裏に浮かぶようです。

いけない・・・歌の話ではない、道草食っている場合か?

と、その瞬間、フイに小動物が行く手に現れた。
”アライグマ!”反射的にその名が頭をよぎった。
しばらく互いに熱い?視線を交わしていた。
カメラを取り出そうとした私の動きに反応したのか背を向けて去ってしまった。

Araiguma_0101 体長は40cm前後だろうか  

0001 写真はいずれもネット上で拝借したものです。
アライグマ(ハクビシンとも)は北米産であるが、動物園から逃げ出したものが繁殖し、各地で被害を起こし、ここでも保護か駆除かが争いになっている。
私もこれまで数回山で遭遇しているが、冬眠から覚めたばかりだろうか、緩慢な動作だった。

Dscn0891 予想外の三叉路に出た。
辿ってきた道とは別に西へ下り杣口林道と繋がるルートがあるらしいが、観察すると道型はまるきり見られない。
~先日まで所属していたFクラブの記録を見たら「廃道らしい」と書いてあった。

Dscn0892 そこから程なく山頂へ。
御料局三角点標石が設置されていた。
この山の標高は確定的には示されていないようである。
地形図での読み取りでは1840m以上である。
『甲斐の山々』(小林経夫)によれば1855mとしている。
ここにある古い板標には1860mと書かれていた。

Dscn0893 山頂は丈の低い樹木に覆われつつあるが、西には八ヶ岳の主峰群が間近にあり、南西には南アルプスの3千m峰の連なりが見える。
これは期待以上だったが、これで大気が澄んでいたらどんなに良かったか・・・。

振り返れば見果てぬ夢の残骸が累々と重なっている。
今日はささやかな宿願の一つを果たしたが、これからもせめてできることは少しでも夢であったものを現実のこととしていきたいものである。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

パソコンの入れ替え

2013年4月22日

7年使ったノートがさすがに勤続疲労を起こしてきていて、音が出ない、動きがトロイなど何かとストレスを覚えることが多くなってきた。
OSもXPなのでサポートも残り一年。
いよいよ選手交代時期を迫られ熟考(単なる優柔不断・・・)の末、入れ替える決断を下した。
これで、私のパソコン履歴はMeから始まり、XP、W7に続き今度のW8で
4代目にいたる。

実のところ本当は使い慣れた機種が一番良いのだ。
せっかく慣れたのに入れ替えるとOSが変わり、勝手が違って戸惑い~いやもっと深刻な困惑なのだが~連鎖でパニックになる。
数年サイクルでバージョンアップして買い替えを促す、これはソフト開発者とメーカーが結託したビジネスモデルなのか、ユーザーの利益を優先してのことなのか、ほんとうのところは知る由もないが、いずれにしてもこの局面で私が感じるプレッシャーはそうとうなものである。

正直な感想としてはOSがバージョンアップしたことが、使い勝手の向上とイコールなのかどうか疑わしくも思っている。
この手のものはパソコンに限らずとにかく使い慣れたもの、手になじんだものが一番なのである。

さて、日曜日の山行が雨で中止となったため土~日と2日間、完全に新しいパソコンと対決する時間ができた。
勇を鼓し、斎戒沐浴して(入浴しただけのこと・・・)で身を浄め、いざ決戦の場へ・・・セッティングへ・・・と。

 

電源を入れると現れるスタート画面は何度も足を運んだ某ヨドバシの店頭では見慣れていたが、自宅で見ると初めてお目にかかった気がしたのが妙。
これまでの慣れたデスクトップ画面ではないので、ここで最初の洗礼を受けることになる

Dscn0884 スタート画面はタイルと称するものがズラリと並ぶ。
どこから手をつければよいのか、サッパリわからん・・・
それでもなんとか画面を切り替える方法を探り出すと

Dscn0883 ワンクリックでなじんだアイコンが並ぶ画面に切り替えられるのだ。
がしかし、今度はワード、エクセル、ドキュメント、ピクチャーなどの常用するアイコンがいないではないか・・・・と、予想通りの展開で迷宮の闇に深入りしていくばかり・・・

 最大の難関はインターネットとメールの設定なのだが、ここはプロバイダーの遠隔操作を利用して、私はただバカみたいに傍観しているうちに終わってしまった。
・・・拍子抜け・・・でも助かった~費用の1890円くらいはタダみたいなもんだ。

それやこれやで2日はアッという間に過ぎ、最小限度の機能は働かせるところまでこぎ着けた。
できることは、サクサク操作が進むので実に快適である。

スマホにしたとき設定したルーター(?)のお蔭か、別に何もしていないのに勝手に無線ランが働いてくれて、邪魔なケーブルが一本減った。
マウスも無線の設定ができたのでここもスッキリした。
シッチャキになって格闘してもできないことがあれば、分けが分からないままできてしまうこともある。
パソコンの深層ははやはり魔境そのものである。

 

伴ってプリンタの入れ替えも予定している。
これもいまどき無線ラン以外の選択は考えていない。

 

完全に旧→新への移行が終えるのにはまだしばらくかかりそうで、その間は新・旧を併用してしのいでいくしかない。

 

 

 

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ブナの新緑の下で~「春日沢ノ頭」

2013年4月21日

パソコンを開いたとき、たいがい開くホームページの一つが「ロッジ山旅」のオーナー長沢洋さんの「山旅の掲示板」。
野辺山高原近くで営む「ロッジ山旅」を拠点にして山梨、長野一円の山を隅々まで踏破し、紹介していて、しばしばとんでもなく面白そうな山が登場する。
その一つが18日に歩いた「春日沢の頭」で、長沢さんほどの山の通暁者が、この山の林相が出色であると称えているので、これはぜひとも登らなくては、と思いいたったのである。

行政区域でいうと笛吹市になるが、中央道を走行すると境川あたりから、南に釈迦ヶ岳から節刀ヶ岳に連なる「御坂主脈」が視界に入るが、その手前にわだかまる目立たない連なりの一角になる。

Static 今日の軌跡 スタートとゴールは同じ地点。
軍配みたいな形を描いたがG点から右(東)をとり、柄の先端の春日沢ノ頭に至り、付根まで戻り、左のルートを下った。

 

この山の取りつきは笛吹市の「ケヤキの森」にあるが分かりにくくて戸惑う向きがネットで見受けられた。
ケヤキの森までは順調に行ったが、そこからが登山口が見つけられないままに走ると、ゲートに行く手を阻まれた。
何の手がかりもないので、車道を捨て、あてずっぽうで作業道に入ったが直ぐに行き止まりになったので、右上のガードレールを越え、何のことはないゲートから続く車道に出た。
その道はやがて舗装が終わり、右が「稲山林道」、左が「作業車道」の分岐で、いずれも目的への指針にならないものである。
ドッチダ!
迷う私をあざ笑うように蛇がニョロニョロ~
蛇嫌いでは人後に落ちなかった私だが、このところあまり動転することがなくなった。
こいつに行き先を教えてもらおうか、と小枝を拾って彼を小突くと、未だ寒さのせいか緩慢な動きで何の指針にもならないほうへ逃げた。

 

もうあてづっぽうついでで、左へ行くと直ぐに右手の山腹へ登る山道が分かれた。
プラ階段もあり、ネット記事にもそんな記述があったのでこれで万事OKと確信した。
その道は尾根に登り上げたのは良いが、高い方へ登る道が無く、下るばかりである。
やがて尾根を右に外れて未舗装の林道に下りてしまった。
大きな堰堤で林道は終わり、そこに「北回り」登山口の標識がたっていた。
ようやく自分の位置が確認できヤレヤレだが2~30分ほどロスしてしまった。 
                                                  

Dscn0874
こうなれば、いつものようにゼーゼー息を切らしながら高い方へ、高い方へと足を運ぶだけである。

Dscn0876 ヤマツツジ~珍しくもないが初物なので・・・
主尾根に乗り暫らく行くと多分、長沢さんも感嘆したであろう見事なブナ帯になった。

Dscn0877年は若葉が萌えだすのもやたらに早い。
・・・・・・この記事をアップする矢先に近郊の山でも時ならぬ雪が降った。若葉の運命は?

Dscn0878 南・北ルートの合流点・稲山。右から来て、左へ下った。
この南・北の呼び方には得心がいかない~東・西の方が素直だろうと思うが、マッいいか。

ここまででけっこうヘタリがきたが、後の緩やかな尾根歩きに救われ目的地に到着

Dscn0880
白根三山が薄く見えていたが、とても写真には写りそうもなくて・・・

南回りで下り着くとそこは舗装林道で、標識も立っていた。
私がスタートしてからこの林道に出たのは標識の先の位置だったのだ。
ゲートを抜けて素直に車道を歩いていればこの標識を見ることができ、スンナリ登れて、しかも蛇にも遭わずに済んだのだ。

Dscn0881
げに人生行路にも似た一幕であった。

7年使ってきたXPパソコンがかなりヘタレになってきたので、入れ替えることにして当然W8の機種で購入してある。
このアップが済んだら入れ替え作業に入るつもり。
いつもながらの、果てしない試行錯誤が続くのは必至で、それを思うと気が重いが逃げられない。

 

 

 

| | コメント (9) | トラックバック (0)

北茨城の低山二つを歩く

2013年4月19日

この数日間、パソコンに向かう時間が思うようにとれなくてすっかりペースダウンしていました。

こんな言い方をすると間違いなくお叱りを受けるのは覚悟のうえでいうと、筑波山という全国区の存在を除けば、茨城県には登りたい気をそそられるような山には思い当たらない。
一番高い福島県との境にある「八溝山」でも、千M を僅かに超えるに過ぎない。
その茨城へ14日~15日と「被災地応援」として二つの山を歩きにでかけた。

そして持ち帰った感想は「応援などと思い上がっていたこちらが、反対に災害から立ち上がってきた人たちの強さに感動し、温かいもてなしに、人の心の奥深さを教えられた」ということである。

一泊した「としまや月浜の湯」は津波の災害から復興したものの、客足は戻らないが、それがかえってホスピタリティを高めているのではないか、と思う。
地元の山岳会のメンバーが一行のリーダーの同級生の誼はあったにせよ「ようこそ!茨城の山へ」という気概で
コースガイドに当たってくれた。
未だに元に戻りきれない状況では、とにかく県外から人が来てくれるのが何よりもありがたいことで、だから精一杯のおもてなしをしよう、という,どん底から這い上がってきてこそ学んだことが生きているようである。

困っているようだから行ってあげようではないか、などという思い上がった上から目線が恥ずかしい。

27_original 初日に登る「高鈴山」の売りはこの「イワウチワ」

42_original 「高鈴山」623m (一等三角点)
田中澄代さんの『花の百名山』にも登場しているそうである。                                             

Dscn0868_2 下山後は観光の部に移り、岡倉天心の「六角堂」
津波で流された後、復元された。
以前見たときは朱色がもっと濃かったような気がするが、10年ほど前のことだから・・・

Cont09 その夜の宿は大津港近くの、やはり津波災害からの営業再開を果たした「としまや月浜の湯」
大きな宿ではないが、その分、家族的なサービスが暖かい。

山歩きでの宿泊は、大方はあまり快適とはいえない山小屋になる。
こんな贅沢なお泊りをすると、自分の中でうまく折り合いがつけられない。
~これからは山小屋泊まりなどできなくなりそうで心配。

90_original 朝からこれですがな~ 夕食の間違いではありません。

91_originalとしまや」社長夫妻などと。
いい遅れましたが、われわれ一行の中に、6代目との同級生が4人いるのです

見送りを受けて今日の山歩きに出発~目指すは「栄蔵室」

106_original 栄蔵室山頂。 882mだが、これでも茨城県内では最高峰。
茨城県では富士山が見える北限(距離230km)になるそうだが、本日は展望図に描かれている「絵」で間に合わせた。

ちなみに東北方面の富士が見える最遠の地は、確認されているのが、いずれも福島県下にある「日山」(距離299m)だそうである。


足をさらに「花園山」まで伸ばして下山

Dscn0873 下山後の昼食は鱒渕川魚園」
出来心で「どぶろく」を飲む。
夢のような遠い昔、これも出来心で飲んで以来になるだろう。
・・・再び飲んでみたい、という気にはさらさらならなかった。

ここも同級生の経営で、驚いたことに2日間、われわれ一行を案内してくれた地元の山岳会所属のK・Mさんが手の足りないお店の手伝いを甲斐甲斐しくしてくれたこと。
ときどきこんなことがあるそうだ。

登山のキャリアを随所で見せていただいたMさん
お世話になりました。
今度、東京近郊の山を案内させてください。
 ~せめてものお礼をしたいので・・・・・・

お礼ついでにもう一つ。
ものぐさな私と違い、いつも細やかな撮影の成果をチャッカリブログに利用させていただいているSさん、Iさん、Kさんに声を大にして”ありがとう!”をお伝えします。

駆け足で2日間の登山とも、観光ともつかない様子をアップしました。
~やっつけ気味なので、文章の脈絡などバラバラじゃないかと心配・・・エッ、やっつけでなくたって、普段からけっこう乱れている、ですって・・・ごもっともなことで・・・。

                                                        

                                                        

| | コメント (6) | トラックバック (0)

北八ッ・天狗岳 ~その2

2013年4月13日

明日の朝早くでかけるため、急ぎ2日目(11日)の天狗岳登山のようすをアップします。

小屋の朝は早く、明け染める前に起床。
気温マイナス11度で、空は一面のガス。
陽が昇ればガスは消え、気温は上がる、などと希望的観測を口にしていたが、こちらが思うがままにするのは、お天気が相手では悪すぎる。

いくらかガスが薄れてきたりするので予定通り天狗を目指すことにした。                                                   

44_original_2 夜の間に10cmほどの新雪が降ったので木々はお化粧している。
先ずは中山峠へ。

47_original_2 森林限界を抜け最初の雪壁状を四つん這いで登る。

49_original_2 時おり吹く突風が軽い新雪を舞い上げる。

Dscn0851 そのため折角の先行者のトレースはすっかり吹き消されている。

Dscn0852 寒いがその分岳樺の霧氷が見事。

52_original_2 天狗岩は右へ回りこんでパスする。
頂上直下に壁状の雪斜面があり、一人がここでギブ・アップを口にしたが、皆で励まして前進する。

Dscn0853 東天狗山頂。依然としてガスが濃いので西天狗は断念。
気温は朝の最低気温のままでマイナス11度C
ここの展望は特筆ものなのだが、この状態では長居は無用なので早々に下山する。

66_original_2 アーッ 滑落! ~久し振りの滑落」停止の復習でした・・・

Dscn0856 中山峠近くまで下りたら、ようやく東・西天狗の全貌が見えてきた

74_original_2 無事ヒュッテまで降り小屋のスタッフとお別れのショット。

これからは快調にノンストップで渋御殿湯へ一気に下った。
渋御殿湯で入浴。
素朴な浴槽は雰囲気はあるが、私には少々温すぎて、冷えた体が芯から温まらない。

ともあれこれで今日のメンバーとの2年越しの宿題を片付けることができた。

これまで片手の指以上、天狗には登っているが、多分今回が最後になるだろう。
天狗岳に限らず、私の山登りはこれからますます「一期一会」の度合いを強めていくばかり。

~過ぎ去っていった日々が惜しまれる・・・
言葉にはしなかったが、内心、そんな感傷に耽っていた。

明日(14日)から2日間、東北応援と銘うって、茨城~福島県境の山歩きにでかけます。

その間、パソコンとも寸時お別れのため、レスポンスなどで不義理をいたすかと思います。

                                                      

                                                                                                     

| | コメント (8) | トラックバック (0)

北八ッ・天狗岳  ~その1

2012年4月13日

関東周辺の山好きにとって「八ヶ岳」はとてつもなくありがたい存在である。
気合を入れれば日帰りでもアルペンムードに浸ることも可能なのである。

その中の一つ天狗岳2646m4月の上旬に登る、これは昨年からの懸案だった。
昨年はこの時期、連日のように稜線に強風が吹き付けていてノーチャンス
今年もベストな状態ではなかったが、自分のトシを考え、高望みは諦め”エイ、ヤッ”とばかり10日(水)~11日(木)の日程で、ただいま山中毒真っ只中の5人にケシカケラレて出掛ける次第となった。

この時期にこだわるのは、登山道が一番登りやすいコンディションになること。
ベースになる「黒百合ヒュッテ」までの道は、無雪期は大きな石がゴロゴロしている嫌な沢中歩きにまるし、融雪期に入ると雪面の踏み抜きによる危険が待ち受けている。
今ならこうしたハンディが全て厚い積雪の下に隠れ、快適に歩けるのだ。
もちろん今以前であれば同じ条件ではあるが、冬山の領域にあり厳しさが違う。

10日永福から高速にのり、快調に走って「渋御殿湯」の駐車場。

2_original_2 雪山は支度がとても面倒なのです。

7_original_2 早々に凍結路だが、その分アイゼンが良く効き、はかどる。
三浦雄一郎さんほどではないが、あまり自分のトシのこと考えてないね~どう見ても・・・

樹林帯を一登りすると尾根上の小さな開けた平地。ここで「草上の」ならぬ「雪上の昼食」

Dscn0845 こんなシチュエーションで旨い食事にありつけることなどありえない。
とにかく、空腹を充たすのが先決。

唐沢鉱泉への分岐点から先の嫌らしいルートは、期待通り締まった雪道で実に快適。

そろそろ森林帯を抜け、黒百合平に近づくと冬山の雰囲気が横溢してきますね~。

Dscn0848 大げさにいえば幻想の世界である。

22_original_2 黒百合ヒュッテが目の前。
小屋の周辺はさすがの積雪量である。
老兵はここで歩くのは止めにしたが、他の元気印は明日登る天狗岳を見るために中山展望台へ足を延ばした。

29_original 東天狗(左)と西天狗~こちらの方が6mほど高い。

明日登れるかどうか、は気まぐれなお天気次第である。

小屋は私たち6人の貸切となった。
盛大に薪ストーブなどが焚かれ、氷点下の外とは一線が画され、あとはお定まりのアルコールで体の中を暖めるだけとなる。

夕食後の止め処ないダベリング(古い言い方ですな~)を終え、コタツに下半身を入れて、ヌクヌクと夜明けまで惰眠をむさぼる。

大急ぎでここまでまとめたものの、これ以上手が回らない状態なので、今回はここまでとし、天狗登山は次のアップにします。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

白髪山 ~イチバンでなければダメなんでしょうか?

2013年4月6日

北の南牧川と南の神流川に挟まれている「御荷鉾スーパー林道」沿いの山群。
この山群の盟主は1522・3mの「赤久縄(あかぐな)山」とされています。

今日(5日)歩いた「白髪山」は1521mで、盟主に劣ることタッタの1.3mなのに知名度において遥かに低い地位にこれまで甘んじていました。
そりゃあんまりだべさ・・・という彼の声が聞こえたので訪ねてあげることにしました。
実は7年前、山頂の近くまで行ったのですが、深い藪に妨げられ山頂が確認できずに引き返しているのです。
それが今、なんとも見事に登山道が整備されていて、好ましい雰囲気に浸る山歩きができるのです。
どうやら地元・神流町が町興しのために「マウンテンラリー&ウオーク」というイベントを始め、ルートの整備をしたようなのです。

理由は何であれ、そんなわけで昨今は脚光を浴びるようになったようで、なにはさておきオメデトウさんです。
イチバンでなくたって、辛抱していればいつかは日の目を見ることができる、白髪山クンはそんな見本のような山です。

Static 今日の軌跡。記録としては山頂がゴールです。
獲得標高が736mとなったのですが、地形図では600m強なので、信頼度には疑問符がつきます。

Dscn0838 天空の里・持倉の西の外れにある「御僧尾根」登山口

Dscn0839 ナラの疎林を縫う登山道は好ましい雰囲気にある

Dscn0840 下御僧(しもおそう)様
かつて、平将門に寺を焼かれて秩父から西上州に逃れてきた75人の僧は12月28日、持倉に着いた。しかし、当時は2軒の家しかないここで泊まることができず、杖植峠に向かったが雪のため全員が死亡した。春になって僧の一行は赤い石と化して発見された。その石は地元で祀られた、というのがこの御僧様の由来です。

Dscn0841 明るい下笹の疎林~大好きです、こういうたたずまいが

Dscn0842 鹿の食害の跡のようです。
鋭い爪跡があるのでクマ?かとも思ったのですが・・・。
何本もやられています。
今、各地で深刻な鹿の被害が報じられていますが、共存の道はないものですかね。

Dscn0843 赤久縄山
このエリア最高峰といってもスーパー林道を使えば30分ほどで山頂にたてます。

Dscn0844 白髪山の山頂~図根点があります。

以前やってきたルートの方へいってみました。
あまりの変わりように記憶が繋がらないのですが、やはりここまでは来ていないようです。

そうであれば初めて踏む頂になります。

新しい発見~想像よりとても良い山でした。
これだから西上州の山歩きはやめられません。

                                              

| | コメント (6) | トラックバック (0)

新歌舞伎座とある出版記念会

2013年4月4日

私が好きな山のフィールド「西上州」地域で今最も旬な活動をしている田鍈一さん
打田さんが山岳誌などに発表される記録はもらさずチェックしている(つもり)である。
その打田さんが『藪岩魂 ハイグレード・ハイキングの世界』(山と渓谷社)を上梓された。

Img267
「藪岩」とはあまり見かけない用語だが、剣岳や穂高の岩場と異なり、西上州の岩場は、標高が低いためブッシュ(潅木や草類)が着いているためのボサ岩で、その分冴えないことを謙虚に言い表しているのだろう。

その出版記念会が昨夜、銀座ライオン・クラシックで開催されたので、出席するために久し振りに銀座に出た。

ついでに、銀座では最近話題のスポットに寄った
先ず、その話題で持ちきりの昨今だが、3年を経て杮落としをしたばかりの新「歌舞伎座」
地下鉄改札を出るともうそこがエントランスでお土産を扱う店が並んでいる。
外観はもう大方のかたがTVで見飽きているでしょうが・・・。

Dscn0830      

Dscn0831

後ろに聳える超高層ビルが大きくて過ぎて、こうして見ると歌舞伎座はその足元にはいつくばっている趣である。
~たとえ這い蹲っても「弁慶」の面魂は失っていないが・・・。
裏の路地に回ると、サラリーマンの時、昼食でよく入ったシチューの店「とがし」が消えたりしていたが、大きな変化はないようである。

歌舞伎座ほどではないがもう一つの話題が三原橋の地下にあった映画館「シネパトス」の閉館。

Dscn0832 飲み屋が多いこの地下には独特の臭いがあって、私も滅多に寄り付かなかったし、シネパトスもほんの数回入館したていどのお付き合いであった。

さて、出版記念の方は100人ほどの参会者があり、今ではすっかり名士になった岩崎元郎さんをはじめ、登山界では名の通った方々が揃っていた。

Dscn0835 ロッジ「山旅」のオーナー長沢さん(右端)の紹介で、山に関した著作の多い、現在有数の書き手の横山厚夫さんと。
長沢さんとは一昨年、偶然に御坂の山で出会い、同行されていた渡邉玉枝さんともども一緒させていただいて以来で、「山旅」の宿泊も予定したのだが、今日に至るも果たせずにいる。

Dscn0836 著者の打田さんと。

打田さんは山歩きのスタイルに「打田流」ともいえる独自の世界を作り上げた方である。
技術的にはハイキング以上、クライミング未満であろうが、西上州の岩山を舞台に、ルートを開き、危険な場所では懸垂下降するという方法で、興味深いルートを世に紹介してきている。
それを「ハイグレード・ハイキング」という言葉で提唱しているのである。

私も共感することが多く、、驥尾に付したいという気は山々なのだが、私には厳しすぎるルートもたくさんあって、どこまで追随できるか、それが問題なのであります。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2013年3月 | トップページ | 2013年5月 »