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西上州・高反山~道があるような無いような

2013年3月31日

群馬県の南西の隅は「上野村」で、その村役場の背中に「高反(たかそり)山」1130・6mがあります。
西上州の山としては際立った個性がないため、いつまでたってもマイナーな存在から抜け出せないようです。
裏山ですから作業道はあるのですが、登山のための道は未整備のままです。
従って道が無いかといえばあるし、あるかといえば無いという妙な山です。
3月26日、久し振りになる西上州は先ずこの山から始まりました。

Dscn0806 上野村・恐竜センター付近から見る「高反山」
上野村役場裏の駐車場に駐車してスタート。
登山口の表示はないのだが、たまたま居合わせた主婦に確認。

今日歩いたルートには標識類は殆んどありません。
ただ不思議なことに、山頂から下ってくる場合には山麓の「桧峠」を示す表示が何箇所かにあるのも妙な気がしました。
ところが、ここがその「桧峠」だと特定するものがないのでいよいよ妙です。
すなわち、私が歩こうとするルートは、登り用としては考えられていないのですね。

桧峠と思われる地点からは、溝状の道らしいものになるのですが、おそらくかなり以前の作業道で、今は使われていないのでしょう。
その溝の底には落ち葉が厚く堆積しているので、けっこう歩き難いのです。

Static
この図のほぼ中ほどの874mの独立標高点の上で左へ進んだのですが、おかしいので修正を図り、右斜め下に少し戻り、尾根に出て再び上に向かっています。
この、迷って修正した軌道の軌跡をログはかなり正確に描いていますね。

山頂から西へ延びる尾根に乗り上げる手前のトラバースに長い崩落があり、ここは滑落の危険がありました。
落ちてもせいぜい30mくらいを滑る程度ですから、命にかかわることはないでしょうが、ケガは免れません。

その辺りで西に特異な山容の「笠丸山」が樹間に透けて見えます。

Dscn0809 笠丸山は西上州に多いアカヤシオが特に群生している山で、開花期は全山がピンクに染まるようです。

尾根に乗り上げ右(東)へ曲がる辺りからは殆んど踏み跡も無い状態です。
この屈曲点は迷ういやすいことをネットで見ているのでピンクの目印をつけました。
どこに着けようかな、とウロウロしたその軌跡が、ログでは四角に描かれています。

Dscn0820

Dscn0810 疎林の尾根は幅広く、適当に登ります。
写真では分からないのですが、急勾配です。

Dscn0811 山頂の三等三角点
スマホのGPS機能で高度を計測すると、誤差は十数mほどでした。
さすがに衛星電波によるものだけあってこれなら十分実用になる精度でしょう。
変わりやすい気圧を高度測定に用いるリストウオッチに内臓されている高度計のアバウトさから解放されますね、これなら・・・。

山頂は疎林が展望を妨げていますが、南に少し下がると露岩の展望台があり、私の大好きな両神山から赤岩い尾根~大ナゲシ~六助ノ頭~天丸山~帳付山へと連なる稜線が一望できました。

Dscn0812

Dscn0818 こちらは二子山
その手前にある白い平地は石灰岩の採掘で姿が一変してしまった「元・叶山」の無残な姿です。
ちなみに古いものですが、同じ位置から撮ったありし日の「叶山」です。

Tanzaku441 これだけ尖っていた山が見事なまでに消えうせていますね。

今日も誰にも出会わない山歩きになると決めていたのに、山頂には思いがけず先着のご夫妻がいました。
本庄からこられたそうで、西上州のファンだそうです。
話が弾み、暖かいコーヒーをご馳走になりました。

さて帰り道の気がかりは崩壊斜面のトラバース。
ストックを携行していないので、適当な枯れ枝を拾い、杖代わりにして一歩ずつ慎重に歩を進め無事クリアしました。

GPS専用機に比べれば、スマホの機能は劣りますが、地図上に道が無い山では常に自分の位置がほぼ把握できるので、地図とコンパスを使う方法より簡単で、かつ精度も高いので、頼りになるツールであることを実感しました。

これからの山歩きには高度計やコンパスは不要になるのかな・・・。

ただし、紙の地図はやはり必携で、目的の山にもよりますが、これからは併用することになるでしょう。

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登山」カテゴリの記事

コメント

恐竜センターと書いてありますので今回は行かれた場所の見当がすぐに判りました。

両神山の大パノラマ素晴らしいですね。ここのところ秩父方面にはご無沙汰していますので懐かしいです。
それにしても削られた山の無残なこと。。。人の手で自然が壊されるのを見るのは抵抗がありますね。

我が市民と偶然ご一緒とは!無関係ながらちょっぴり嬉しい気持ちになるのはおかしいでしょうか。。。

投稿: おキヨ | 2013年4月 2日 (火) 13時05分

おキヨ様
上野村は日航機墜落という痛ましい出来事で広く知られていますね。
恐竜の足跡が印された岩があることから設けられた恐竜センターは東隣りの神流町になりまう。
上野村の今の観光の最大の目玉は関東一と称する「不二洞」という鍾乳洞らしいです。
そこへのアプローチが「スカイブリッジ」で天空の回廊と自賛するだけのことはあるようです。
両神山のパノラマ写真の右端の真ん中辺りに、横に白い筋が見えますがこれがそうです。

この叶山や武甲山の無残な姿を見ると、、経済成長に寄与はしてくれたのでしょうが、わが身を削られて悲鳴を上げているように思えます。

本庄市の人口は8万人くらいですか?
その内のお二人とはいえ、目に見えない糸で繋がっているようにおもえてもおかしくはないですよ。
なにしろ、オリンピックのときなどは1億人以上が、ひとしくわが事のように共振してしまうのですから・・・。

投稿: 風花爺さん | 2013年4月 2日 (火) 15時03分

わが市の人口はおっしゃる通り8万人台ですね。実は今調べました。
そういうお話をされ、即座に答えらた本庄市住民のご夫妻はご立派です。私だったらおそらくしどろもどろ。〔恥!〕

言い訳を申し上げれば、合併やら、工業関係会社の移動などで、此処何年かは人口の推移が目まぐるしく変わりました。
それで現在8万人なんですねぇ・・・。〔他人ごとのようで我ながらあきれています^^ゞ〕


投稿: おキヨ | 2013年4月 3日 (水) 13時25分

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