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君恋温泉に惹かれて「扇山」へ

21013年2月1日

中央線沿線の扇山1138mは東京近郊の山として昔からポピュラーな存在である。
私も当然一度は登ってはいるが,、それは
もう55年も前のこと。
その後は、東京から西へ向かえば常にイヤでも目に付くこの山に登ってみようという気が湧いたことがなかった。
あるとき、その南側の中腹に「君恋温泉」という名の温泉があることを知った。
・・・なにかひどく興趣をそそられるではありませんか?

ネット情報によれば東征を終えた日本武尊(神出鬼没の彼はここにも現れるのだ・・・)が自ら海中に身を投じた弟橘姫を偲びながらこの地の峠を越えたことから名付けられた「君越(ごう)」と、姫の供養の塚を立てた「恋塚」とが合体して「君恋」という地名が生まれた。
武尊が仰ぎ見た山が「仰山=扇山」となるそうなので、話はうまくできている。

その君恋温泉が如何なるものかを知るため、扇山に登り、下山後入浴することとした。

1月30日、先ずその君恋温泉まで走り、人影が無いのでインターフォンを通して駐車のお願いと、下山後の入浴を伝えた。

Dscn0592 君恋温泉からは富士山と丹沢の眺めがよい。

Dscn0593 君恋温泉の屋根からウッスラと煙が立ちのぼっている。
ただし湯煙ではない。

標識が見当たらないので適当に高い方へと進む道を辿る。

一旦谷へ降り、登り返すと「白龍山」という小さな神社の前に出た。
左手に道が通じているので進むと俄かに心細くなり、それが急な崩壊地で途切れた。
エー!こんなこと聞いてないぜ
幅は5~6mほど。
手がかり皆無のこの急な崩壊地を突破することは自殺行為に近い。
呆然として神社に戻ると、何と右手に明瞭な山道があるではないか。
自分の粗忽さに一人で赤面する。

あとはどこにでもある普通の山道を高いほうへ登っていくだけ。

Dscn0595 多分「成人の日」の雪の残りだろう。

Dscn0596 目の上に頂上がある。

Dscn0598 55年ぶりの山頂~記憶につながるものは何も無い。

Dscn0597 このところこればっかりで、われながらウンザリするが他に写すものが無いので・・・。

下山してそれが目的の君恋温泉で入浴~500円
ここは民宿風で、小さくて、くすんでいて読みにくい「君恋温泉」という表札がなければ、普通の民家との区別がつかない。

客が少ないので今日は女湯だけを用意している、とのこと。
けっこう、けっこう・・・。

小さな浴槽なので、4人も入れば一杯になるだろう。
閉鎖された浴槽なので開放感も得られないし、野天風呂があるわけでもないので、温泉の醍醐味は味わえない。
入浴そのものを楽しむためなら、近ごろの日帰り温泉の方がはるかに勝れている。
どのようなニーズがこの素朴な宿にあるのだろうか?~疑問は解けないままだった。

前回立ち寄った時、たまたま入浴を終えた客が”コンニャクご馳走さまでした”と挨拶していたので、今日も?と楽しみにしていたが、休憩所には何も用意されていなかったのでガックリ・・・。

湯上りのビール、というわけにもいかないので清涼飲料で我慢して車のエンジンをかけた。

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コメント

〔君恋温泉〕私も近くなら名前に惹かれ必ずや出かけたに違いありません。
扇山山頂の立札のそっけなさになぜか可笑しみを覚えました。
季節にはゴミの散乱が想像されます。
富士山の姿が見える場所にゴミあり、ということですね^^

期待して出かける所必ずしも満足とは限らない例ですね^^

投稿: おキヨ | 2013年2月 1日 (金) 13時02分

おキヨ様
「名は体をあらわさない」例は世の中たくさんありますね。
この温泉なども、もう少しネーミングに工夫したら名前負けしない実力相応のひなびた湯、ということで適正な評価がされるだろうと、惜しい気がします。

扇山の山頂は土がむき出しの裸地状で、さぞかし大勢の足で踏み荒らされているものと想像できます。
山には何の罪もないのに、無作法な足で蹂躙されている様を見ると、可哀そうになります。

私も断罪される側の一人なんですが・・・。

投稿: 風花爺さん | 2013年2月 1日 (金) 17時08分

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