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西上州の寂峰「トヤ山」

2012年11月9日

11月~これからは西上州の山歩きに一番良い時機になる。
標高が低いから厳しい寒さはないし、雪も少ない。
この数年、西上州の山にはかなり集中的に登っているので、残る山も次第に少なくなるが、その分手ごわいのが残っている。
大ナゲシ、毛無岩、高岩、碧岩etc・・・

あまり怖い思いをしないで登れる、そんな残り少ない山の一つが「トヤ山」1230m
マイナーに「超」が付くくらいで、2・5万分の1地形図にも山名は愚か標点も無い。
そんな山だから11月3日で晴天、という絶好の山日和にもかかわらず山中にいる人類は私ひとりと言うありさまだった。

下仁田ICから時には群馬のチベットとの呼ばれ方もある「南牧村」を走り、奈良時代に建立された古刹「黒滝山不動寺」の駐車場へ。

この黒滝不動と荒船山を結ぶ、長く険しいルートがあるのだが、昨今は全部歩きとおす向きは極端に少ないようだ。

駐車場から不動寺に登る間のヘアピンカーブの車道が、実は今日一番のきつい登りである。

歩き始めの小一時間は道幅のある歩きやすい作業道だが「高原分岐」の手前からの、尾根の北側を辿る細道は荒れていて、部分的に崩壊した斜面の、注意を要するトラバースがある。
やがて尾根に乗れば明るい、気分の良い秋に浸る山道となる。

Dscn0415 左の高いのが「とや山」の頂上。
「とや=トヤ」は「鳥屋」らしいが定かではない。

Dscn0414 樹間に見るカシューナッツのようなと表現される「鹿岳」

尾根の南側の道から左へ折り返すようにトヤ山へ。
この地点には標識は無いので要注意。
細い道が通っているが、急で、霜で滑り、乏しい手がかりを掴みながら四つん這いで登る。

Dscn0404 狭くて素っ気無い山頂。 
さしたる期待は持っていなかったが、展望台としては一級品である。
八ヶ岳、浅間も見えるのだが未だ雪を纏っているようには見えない。
それより私にはウロツキ回った西上州の、決して有名ではないが、愛すべき山々を指呼できることが嬉しい。

Dscn0407 目の下になった「鹿岳(かなだけ)」(左)と「四つ又山」
遠景で右に目立つのは下仁田のランドマーク「稲含山」

Dscn0410 西に近く、この春歩いた「立岩」が相変わらず尖がっている。 
その右背後に蓼科山。

気分が良くて私としては珍しく40分もの長い山頂滞在をした。 

後は往路を戻るだけで、途中からは半年前までなら小走りで下れるような山道なのに、機能低下で普通に歩くことしか出来なくなった悲哀を感じながら山を後にした。                           

                                        

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コメント

機能低下などとおっしゃりながら、他の同年配の方に比べるとはるかに壮健だと思います。
当然、登る山は年々低くはなりましょうが、山懐に抱かれる幸せの度合いはますます強く感じられるのではないでしょうか。

投稿: おキヨ | 2012年11月 9日 (金) 12時38分

おキヨ様
アンチエージングなどと悪あがきしてみても所詮、坂道を下る重力の法則にはあらがいようがありません。
自然体であるがままに受け入れる気持ちの準備はできつつあります。
自分の力に合った楽しみ方は見つかるはずです。
・・・ホンネ言えば悔しい思いはあるのですが・・・。
その点、絵は良いですね。
あまり体力は必要としないでしょうから、高齢化への対応力は高いのではないですか?
いやいや、そんなことはなくて何事によらずやはり体力、気力は必須ですかね。

投稿: 風花爺さん | 2012年11月 9日 (金) 15時48分

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