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「二子山」はやはり怖い

2012年11月2日

生来の高所恐怖症にして、身体能力が低いところにもってきて、このところの変調で一段と身体機能が低下した私には「秩父・二子山」はなかなかの難物、というより怖い山である。
・・・今日(10月29日)はその思いをいっそう強くした山行となった。
丁度一年前にも歩いたのだが、両側が断崖になっているナイフリッジの下降は緊張の連続だったことは記憶に生々しい。
これを逆に辿れば、難しい所が登りになるので、幾分かは緊張感が緩和されるか、と云うのが今日の試みである。

Img254

前回は東西に分かれる二子山をつなぐ「股峠」まで南面から登ったが、今回は二子山を東に大きく迂回して、股峠の北に回り込む林道を利用した。
これだと登山口駐車場からたったの5分で股峠についてしまう。
”ホントカイナ!”と思っていたがホントだった。

前回と逆に西から東へ「西岳」を歩く予定。
二子山の南面岩壁の基部をトラバ-スして西へ向かう。

Dscn0372       Dscn0373_2

二子山南面の石灰岩の岩壁はクライマーの舞台。
今朝も二人のクライマーが取り付き始めたところだった。

トラバースは拍子抜けするくらいアッサリ終わり「旧・魚尾(よのお)道峠」から私ご贔屓の両神山~赤岩尾根の展望に再会した。

Dscn0374 両神山・赤岩尾根 Dscn0376 二子山・西岳

ここから最初の垂直5mの鎖場を上り岩の稜線に入る。
この岩稜には鎖のような人工物は一切無い。
ホールドやスタンスは豊富にあるので慎重に歩けば問題無いが、フリークライミングに近いから、万一バランスを崩して転倒、滑落でもしたらもちろん怪我では済まない。

Dscn0380           Dscn0385
辿ってきた岩稜を振り返る。両側は絶壁。

Dscn0383 行く手の痩せた岩稜のはてに頂上が・・・

Dscn0384 秋の名残を惜しむリンドウが慰めてくれる。

Dscn0387 2度目の山頂。

ここからの下降もなかなかの難物。
忠実に岩稜を辿って下るのは、手のつけようもない上級ルート。
もちろんこれを回避するコースを下るのだが、急傾斜の上に昨夜の雨で濡れたためいよいよ滑りやすく、手がかりの乏しい岩とドロがミックスした北斜面を慎重に高度を下げる。
やはりここは登りに使うべきルートかな・・・。
途中、今日唯一出合ったグループと交差して、ようやく息の抜ける安全な場所に降りついた。

二子山はこれで終わりにしたい、というのが偽らざる「アフター・コメント」である。

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コメント

〔これで、終わりにしたい・・・〕とおもう、のは下山直後のお気持ちで、頂上からの自然美の魅力と、達成感にはあがらえないのではありませんか^^
心身の充電をなさればまた挑戦のお気持ちがむくむくとつきあげてくるのではないでしょうか。。。

でも、人間にはいつかはきっぱりと線を引くときがやってくるのは何事も同じですね。。。

投稿: おキヨ | 2012年11月 3日 (土) 13時14分

おキヨ様
いかに超人的なアスリートといえども、いつかは心身ともに衰えはやってきます。
ましてや私ごとき、特別な鍛錬をしていないそこらにいくらでもいる普通のジイサンにとって、やりたいことが出来なくなる日が来ることは自然の理です。
アンチ・エージングなどと、肩に力を入れずに、自然体で受容するしかないでしょう。
ただ、嬉しいことに山歩きの世界では、体力度や技術度などが低下しても、そのレベルに合った楽しみ方はいくらでもあります。
私もそういう方向へ舵を切りながら、時間をかけてフェードアウトしていくことになるのでしょう。

投稿: 風花爺さん | 2012年11月 3日 (土) 20時11分

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