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2012年11月

ばばとじじに逢いに~西上州・御堂山

2012年11月27日

今の時期、下仁田界隈へ行くと名産「下仁田葱」のシーズン
それを横目で見ながら町を通過し、R254を内山峠に向けて走ること暫くで「西牧(さいもく)関所跡」前を通り過ぎ、ほどなく右に「セーブオン」
ここから東北にみる山が今日(25日)の目的「御堂山」878mです。
山頂の右に顕著な岩が見えますが、これがこの山のセールスポイントになる「ばば岩」(左)と「じじ岩」です。
Dscn0470  山頂(左)と右端の「じじ岩」と左隣の「ばば岩」
登山道はこの裏側になります。

少し戻り「西牧関所跡」の狭い林道を入ると直ぐに登山口
Dscn0468  Dscn0467 そこにクマ捕獲用の檻が。トマト、トウモロコシ、リンゴなどで誘っているのですがクマ釣られる様子はありません。

Dscn0466さ5mほどの「みの滝」~水が滴っています。
見にくいですが岩の中央にトラロープが下がっています。
これを利用するのですが、コブが作ってないので滑って頼りになりません。戻ってきてからコブを4つ作りました。これで楽になるでしょう。

Dscn0450 T字の分岐は、右の山頂へ向かう前に左折して展望台へ寄り道。
狭い尾根を歩き、突き当たる巨岩の左を際どく巻き、四つん這いで登ると、突然「じじ岩・ばば岩」が目の前に出現します。

Dscn0452故か左が「ばば」で右が「じじ」
自然の造形とはいえ、創造主もなんとも珍妙なものを生み出しましたね。
フとした出来心なんでしょう~神も気まぐれですから・・・。

Dscn0454 左端の「鹿岳」から右端の「荒船山」の連なり。
中間部分が私には空白のエリアになっています。

かなり白くなった浅間山も近いのですが木々の間を透かしてしか見えません
Dscn0459

分岐まで戻り、山頂に向けて急な山道をひたすら登ります。

Dscn0461 雑木に包まれた山頂。背後は表妙義。
Dscn0462 怪峰「星穴岳」~危険過ぎて立ち入り禁止に。

これで私の西上州、未踏の山が一つ減りました。

日曜日なので混雑していた「道の駅しもにた」で玉こんにゃくと下仁田葱(ただし、カモはついていない・・・)をレジに持参し、ささやかながら地域活性化への貢献を果たし帰路につきました。

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孫に引かれて「三ッ峠山」参り

2012年11月21日

このブログに何度か登場させている一番上の孫娘が”jisyannと山に登りたい”と言う。
これまでにも何度か同じようなことを言っていたが、社交辞令ではないかと聞き流していたところ、どうやら本気らしい。
彼女はこの春アメリカの大学を卒業したが(本来なら昨年夏のはずが遅れて)日本で働きたいと希望している。
しかし日本の企業は彼女に冷たく、目下のところアルバイターである。

山でもビギナーだから「大菩薩」あたりが無難であろうと行き先を決め、20日(火)朝8時スタート。(遅い!)

中央高速を走っている間、今朝も富士山がご機嫌よく近づいてくる。
富士山は一昨日(18日)「足和田山」でゲップが出るくらい眺めた。
なのに突然気持ちが変わった。
”孫にはデッカイ富士山を見てもらおう、それには「三ッ峠山」が一番だ・・・”と。
もう、名古屋方面と河口湖方面との分岐点直前だった。
地図の用意はないが、周辺も含めて何度も歩いているから記憶頼りでも何とかなるだろう。

旧みさか道の途中から三ッ峠登山口に入り既に満車に近い駐車場に割り込ませた。

ここからは山頂近くまで無限」軌道車が走行する広くて緩い道。
孫は私にペースを合わせ、英会話のレッスンなどしながらノンビリ歩く。

1時間半ほどで登りつく山頂からの富士山には孫も痛く感動していた。

Dscn0436 山頂直下からのお富士さん

Dscn0441    Dscn0443   Dscn0443_2

これだけでは彼女には物足りないだろうと「御巣鷹山」を経由して北の「大幡八丁峠」まで足を伸ばし、周回して戻ることにした。

Dscn0444 右の黒岳から左の鬼ヶ岳への御坂主脈
背後の白銀のやまなみは南アルプス

Dscn0445 山頂からの東側の眺望。
一番奥が丹沢山塊、その手前に左の「菜畑山」~「今倉山」そして右の大きな「御正体山」などの道志の地味な山々。
町並みは富士急沿線の都留市あたりか?

三つ峠から北へのルートはいわば裏道で、人影は絶える。
自然林の中で山好きには好ましい山道なのだが、そうではない人には向かない地味なルートになので、歩く人が極端に減る。

Dscn0447 途中「森の隠者」カモシカに出会った。
隠者の称号にふさわしく静にたたずんで視線を合わせていた。

アップダウンを繰り返して明るい送電線鉄塔の下に出た。
いつかここら東の「宝鉱山」へ歩いた下り道は悪路だったな~。
此処には反対側の、西から林道がきている筈。(これが記憶違いだったことは間もなく分かるが・・・)
ところが明るく伐採されている斜面には林道とはほど遠い細い道が下っているだけ。
伐採作業で林道は付け替えになったのかな・・・?
明らかにおかしいがそのまま細い道を下った。
やがて沢に沿う道になったが、それも暫らくで消えてしまった。
ことここに至っては”道迷いだ!”そうは思ったものの、孫の前で動揺を見せるわけには行かない。
”jiisyann道をロストしちゃった”さり気無く言い、水のない沢の中や、疎林を縫って下降。
目安になる「御巣鷹山」が見えているので方向を間違える気遣いは無い。
ところがやはり懸念していた障害物「堰堤」が現れた。
左へ巻くとあるかなしかの細い道型が現れた。
再び「堰堤」~ルートを探っているとその先を走る車が横切った。
それは本来歩いて下るべき林道のはずだろう。
堰堤を巻いてパスすると林道で程なくスタート地点の駐車場に戻った。

鉄塔の位置で西へ下ってしまったが、あのままもう20分ほど北へ進めば予定の林道終端に出たのだ。

結果的には戻る時間を30分くらい短縮できたことにはなった。
孫もプチ・アドベンチャーを”面白かった”とは言ったが、不用意に、かつ気軽に行き先を変えた咎めが出たことについては、終わりよければ全て良し」で済ませるわけにはいかない。

みさか道を下り、途中の「桃のさと温泉」で体を温め、彼女の好物、季節はずれの「かき氷」などを食して、黄昏の中央道で帰宅した。

     

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西上州の寂峰「トヤ山」

2012年11月9日

11月~これからは西上州の山歩きに一番良い時機になる。
標高が低いから厳しい寒さはないし、雪も少ない。
この数年、西上州の山にはかなり集中的に登っているので、残る山も次第に少なくなるが、その分手ごわいのが残っている。
大ナゲシ、毛無岩、高岩、碧岩etc・・・

あまり怖い思いをしないで登れる、そんな残り少ない山の一つが「トヤ山」1230m
マイナーに「超」が付くくらいで、2・5万分の1地形図にも山名は愚か標点も無い。
そんな山だから11月3日で晴天、という絶好の山日和にもかかわらず山中にいる人類は私ひとりと言うありさまだった。

下仁田ICから時には群馬のチベットとの呼ばれ方もある「南牧村」を走り、奈良時代に建立された古刹「黒滝山不動寺」の駐車場へ。

この黒滝不動と荒船山を結ぶ、長く険しいルートがあるのだが、昨今は全部歩きとおす向きは極端に少ないようだ。

駐車場から不動寺に登る間のヘアピンカーブの車道が、実は今日一番のきつい登りである。

歩き始めの小一時間は道幅のある歩きやすい作業道だが「高原分岐」の手前からの、尾根の北側を辿る細道は荒れていて、部分的に崩壊した斜面の、注意を要するトラバースがある。
やがて尾根に乗れば明るい、気分の良い秋に浸る山道となる。

Dscn0415 左の高いのが「とや山」の頂上。
「とや=トヤ」は「鳥屋」らしいが定かではない。

Dscn0414 樹間に見るカシューナッツのようなと表現される「鹿岳」

尾根の南側の道から左へ折り返すようにトヤ山へ。
この地点には標識は無いので要注意。
細い道が通っているが、急で、霜で滑り、乏しい手がかりを掴みながら四つん這いで登る。

Dscn0404 狭くて素っ気無い山頂。 
さしたる期待は持っていなかったが、展望台としては一級品である。
八ヶ岳、浅間も見えるのだが未だ雪を纏っているようには見えない。
それより私にはウロツキ回った西上州の、決して有名ではないが、愛すべき山々を指呼できることが嬉しい。

Dscn0407 目の下になった「鹿岳(かなだけ)」(左)と「四つ又山」
遠景で右に目立つのは下仁田のランドマーク「稲含山」

Dscn0410 西に近く、この春歩いた「立岩」が相変わらず尖がっている。 
その右背後に蓼科山。

気分が良くて私としては珍しく40分もの長い山頂滞在をした。 

後は往路を戻るだけで、途中からは半年前までなら小走りで下れるような山道なのに、機能低下で普通に歩くことしか出来なくなった悲哀を感じながら山を後にした。                           

                                        

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「二子山」はやはり怖い

2012年11月2日

生来の高所恐怖症にして、身体能力が低いところにもってきて、このところの変調で一段と身体機能が低下した私には「秩父・二子山」はなかなかの難物、というより怖い山である。
・・・今日(10月29日)はその思いをいっそう強くした山行となった。
丁度一年前にも歩いたのだが、両側が断崖になっているナイフリッジの下降は緊張の連続だったことは記憶に生々しい。
これを逆に辿れば、難しい所が登りになるので、幾分かは緊張感が緩和されるか、と云うのが今日の試みである。

Img254

前回は東西に分かれる二子山をつなぐ「股峠」まで南面から登ったが、今回は二子山を東に大きく迂回して、股峠の北に回り込む林道を利用した。
これだと登山口駐車場からたったの5分で股峠についてしまう。
”ホントカイナ!”と思っていたがホントだった。

前回と逆に西から東へ「西岳」を歩く予定。
二子山の南面岩壁の基部をトラバ-スして西へ向かう。

Dscn0372       Dscn0373_2

二子山南面の石灰岩の岩壁はクライマーの舞台。
今朝も二人のクライマーが取り付き始めたところだった。

トラバースは拍子抜けするくらいアッサリ終わり「旧・魚尾(よのお)道峠」から私ご贔屓の両神山~赤岩尾根の展望に再会した。

Dscn0374 両神山・赤岩尾根 Dscn0376 二子山・西岳

ここから最初の垂直5mの鎖場を上り岩の稜線に入る。
この岩稜には鎖のような人工物は一切無い。
ホールドやスタンスは豊富にあるので慎重に歩けば問題無いが、フリークライミングに近いから、万一バランスを崩して転倒、滑落でもしたらもちろん怪我では済まない。

Dscn0380           Dscn0385
辿ってきた岩稜を振り返る。両側は絶壁。

Dscn0383 行く手の痩せた岩稜のはてに頂上が・・・

Dscn0384 秋の名残を惜しむリンドウが慰めてくれる。

Dscn0387 2度目の山頂。

ここからの下降もなかなかの難物。
忠実に岩稜を辿って下るのは、手のつけようもない上級ルート。
もちろんこれを回避するコースを下るのだが、急傾斜の上に昨夜の雨で濡れたためいよいよ滑りやすく、手がかりの乏しい岩とドロがミックスした北斜面を慎重に高度を下げる。
やはりここは登りに使うべきルートかな・・・。
途中、今日唯一出合ったグループと交差して、ようやく息の抜ける安全な場所に降りついた。

二子山はこれで終わりにしたい、というのが偽らざる「アフター・コメント」である。

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