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氷瀑の殿堂~日光・雲竜渓谷へ

2011年2月29日

男体山から東へ連なる峰々の中間になる「女峰山」と東端の「赤薙山」の間の尾根に突き上げる「稲荷川」の源流地帯は「雲竜渓谷」と呼ばれる渓谷です。
厳冬期の雲竜渓谷は氷瀑を連ね、かつては氷壁登攀の訓練の場で、私のようなものは近づくことが許されない世界でした。
それが今は氷瀑見学のハイキングルートになっていることを割りに最近知りました。
それなら”何がなんでも行かねばならぬ”・・・・
昨日(28日)、氷柱が気温上昇で倒壊する前のラストチャンスを掴まえる時間が取れて、しかもまたとない山日和になって会心の山歩きができました。

~今はグダグダ貧しい言葉を連ねる必要はない。
   映像をして語らしめよ・・・といきますか。

P2280667 東照宮の東側「稲荷川」に架かる橋上からこれから向かう
雲竜渓谷辺りを見る。左の「女峰山」と右の「赤薙山」の鞍部に突き上げるのが稲荷川の源流になる雲竜渓谷となる。

P2280668 林道のゲートに駐車して雪の林道を歩くこと50分で着く稲荷山展望台から、更に接近した雲竜渓谷を見る。

P2280671
更に1時間半ほど歩き到着した雲竜渓谷の入渓広場から
渓谷入り口を見る。
画面下の雪のプラトー(平坦地)
に一人の人影。
この奥から狭まり峡谷となり、幾重ものツララが重なっている。

P2280675    P2280677    P2280678  

靴を水に浸しての渡渉、氷のトラバース、アイゼンの爪がやっと刺さるような氷の滑り台などを際どく通過する。
右の写真は「雲竜滝」~その下に赤いウエアーの人物が小さく写っている。 

P2280676     P2280681     P2280680

中央の写真には画面真ん中下に人物がいる。
これでツララの大きさが分かるかな・・・

今日の私は氷塊の落下に備え、ヘルメットを着用

P2280682   P2280683
これは、ほとんど「パルテノン神殿」だ!
・・・・・・ドーリア様式の回廊を巡っている幻想

この自然の造形による氷の殿堂もほどなく姿を消すことになる。

再びの冬に蘇るまで・・・・・・。                                            

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コメント

これは・・・!

言葉が見つからないほどの美しさです。
以前にも申し上げたかもしれませんが、〔風花さんとお知り合いになれてよかった!〕
遠望で目にしたことのある女峰山辺りの深部がこういう芸術を人知れず作り上げて、そして消し去る作業をいとなんでいたんですね。。。感動!!感謝。

投稿: おキヨ | 2012年2月29日 (水) 12時21分

おキヨ様
身に過ぎる言葉をいただきありがとうございまさす。
雲竜渓谷の神秘的な景観には、少々スレッカラシになっている私も感動させられました。
私のありふれたカメラと技術ではとても伝えきれませんが、それでも片鱗はうかがえるかと思います。
残念なことにこれに出合うためには単調な雪道を2時間以上歩かなければならないことです。
それだけに、この渓谷の懐に入った時は、大げさですが、ここまで生きてきて良かった!と思えた瞬間ですね。

投稿: 風花爺さん | 2012年2月29日 (水) 14時53分

日光、雲竜渓谷ですか・・・凄いの一言です。

日光と云えば寒さも此方とは比べ物にならない程
氷点下の世界だと思います。
氷柱も立派に成長、半端じゃない迫力ある眺めに感動させられました。

厳しい真冬の神秘的な景観を演出する自然の妙というか
造形には神がかり的で正に自然界の氷と芸術の世界ですネ

素晴らしき厳冬美を見せて頂きました。
有難うございます。

投稿: かおり | 2012年3月 1日 (木) 00時50分

かおり様
つくづく、私にかおりさん並のカメラアイと高画質カメラがあればな・・・と思います。
こうした景観を忠実に再現するには、それに見合うものを用意しなくては自然に対し不遜であるように思えますね。

それにしても、私など近寄りがたい場所と思えていた雲竜渓谷に、容易に入れるようになったこと、ありがたいことです。

人煙を遠く離れた奥山で、自然の力だけでこんな見事な造形を生み出し、やがてまた幻のように姿を消す、そんな自然の営みの神秘さの前には、やはり言葉は無力ですね。

投稿: 風花爺さん | 2012年3月 1日 (木) 06時57分

風花爺さんさん、おはようございます。
雲竜渓谷ですか。まだ大丈夫でしたか。いいなぁ。
「パルテノン神殿」の表現は言い得て妙かもしれませんね。
行ってみたいけど、今季も縁がないままで終わりそうです。
こうやって、人様の写真を見てはいつもため息をついています。
おそらく、近々、上からのぞき込んで間に合わせになりそうです。

投稿: たそがれオヤジ | 2012年3月 2日 (金) 05時56分

たそがれオヤジ様
コメントありがとうございます。
雲竜渓谷は高嶺の花(殿堂)だと思っていたのですが、林道(退屈な道ですが)のお陰で私のごとき老兵でも、とにかくそのさわりに触れることが出来るので嬉しいことです。
時期的にはそろそろ終わりに近づいているようです。
現に私が入渓した時にも、ブットイ氷柱が一本倒壊していて、その氷片が散乱していました。
たそがれさんになら造作のないことでしょうから、次のシーズンには是非お楽しみください。

投稿: 風花爺さん | 2012年3月 2日 (金) 06時36分

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