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これぞ奇遇!~蓼科山でのできごと

2011年7月7日

「信濃には 八十の高山 ありといえど 女の神山の 蓼科われは」
伊藤左千夫の一首である。

蓼科山 2530mには、蓼科高原に会社の施設があったので、勤務していた時にはここをベースにして何度か登っている。

遠目には端正な山容で「女の神山」そのものだが、登るとなると散乱する石ころ道で、この女神にはなかなか手こづらされる。

梅雨晴れになった6日、早朝5時過ぎに山荘を出発し蓼科山へ向かう。
佐久側から入るのは初めてで、取り付きが分かりにくい「蓼科スカイライン」に何とか入れて、「大河原峠」へ。
海抜2千mの高みに渡る風は清清しい。

峠から一旦、南の「天祥寺原」へ下り、そこから蓼科山頂を目指す。
このルートは初めて。
おおかた樹林帯で日差しが遮られているのは助かるが、沢中の石ころを拾いながらの上りは辟易させられる。
北八ッの登山道はたいがいこんなだが・・・・。

将軍平から、山頂に向け最後の急な岩道を亀歩き上って行くと、下ってくる何人かと交叉したが、その内のお一人の顔を見て”オヤッ・・・・。

何と、かつて仕事を通じての知人Yさんだった。
瞬間、とっさには互いに名前が出なかった。
何しろ私が会社を離れることになって、送別会を開いていただいて以来だから10年振りの再会である。
しかも、こんな山の中で・・・。

P7060345

Yさんとは登山や、スキーの共通の趣味があつて、仕事を離れての話題はいつも弾んだものだった。

そんなお付き合いの中で、ヒョンなことで話がまとまり「大雪山・旭岳」登山にご一緒した。
もう13年前のこと。
その旭岳に1週間後再訪することになっている。
そういうタイミングで再会したのだから因縁めいたものを感じた。

仕事を離れてからは年賀状のやりとりだけになったが、その賀状には本場のアルプスでの颯爽たる滑降や、日本アルプスでの若々しい登山姿などが添えられている。
私などと違い、断然格好いい万年青年なのである。

積もる話はあるが山の中でのこと、15分ほど立ち話して上下に分かれた。

P7060346 だだっぴろい岩海の蓼科山頂。
この山は展望が得られないと、興趣が湧かない。
好天だが、山々は雲に包まれていた。

ところで、この半年の間に、山に関係した奇遇がこれで3度目になる。

2度あることは3度ある、というのはホントなんだな。

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コメント

これは驚きました!遠目にはつるりとした丸っこい頂上の蓼科山がこんなに岩だらけだったのですね。
私は蓼科山を〔ベレー帽の山〕としたしみをもって呼んでいましたが。。。12月~4月頃まで雪がちょうどベレー帽を被った可憐な姿、じつはそとづらのよい女だったとは。。。

ほんとうに奇遇が重なりますね。風花さんの日頃の行いがこういうと頃に現れているのだと思います。

投稿: おキヨ | 2011年7月 7日 (木) 12時10分

おキヨ様
」犬も歩けば棒に当たる」ですね。
世の中を徘徊していればこんなことは誰でも経験することだろうと思います。
そうは思いつつも、示し合わせてもなかなか出来ないことが、全くの偶然で生じることには、何かの(神の)意志かななんて、無神論者の私が思ったりします。

蓼科山は離れて鑑賞する山で、登る山としてはあまり面白味はありません。
それでも人気は高く、この日も平日なのに、かなりの人が登っていましたね。
「ベレー帽の山」ですか。
なるほど、冠雪しているころのこの山は、頭頂部だけが真っ白で、それをベレー帽に見立てるおキヨさんは、やはり画家なんですね。

投稿: 風花爺さん | 2011年7月 7日 (木) 20時16分

蓼科高原から望む蓼科山は
優雅な山容で「諏訪富士」とか「信濃富士」と崇められていますが
山頂はゴツゴツしら岩だらけで一寸がっかり

登ったのは晩秋で冠雪の北アルプス、南アルプスなど
四囲の山々の展望は素晴らしかった想い出があります。
展望がないとホントつまらない山になるかもです。

山での奇遇、当方も北アルプス「薬師岳」薬師岳小屋前で
カメラのシャッターお願いしますと頼まれた方から
京都の○○さん!金沢の○○です。・・・と
声を掛けられビックリしたものです。

この方は燕岳で一度お会いして写真の交換以来
毎年年賀状を頂いている方です。
山の世界は広いようで案外狭いのでしょうネ!

投稿: かおり | 2011年7月 7日 (木) 22時35分

かおり様
展望台としての蓼科山は天下一品ですね。
私が最初に蓼科に登ったのがもう50年ほど前。
夜汽車で「ケネディ大統領」暗殺のニュースを聞いた翌日のことでした。
山頂は滅多にない快晴。
360度の展望に我を忘れて有頂天になり、雪でスリップ。
尾骶骨をしたたかに強打し、その後1ヶ月ほど痛い思いをしました。
その時と、今回とは忘れられない思い出です。

奇遇というのは街歩きでも起こりますが、山のような人影の少ない場所でのことになると、印象は一入ですね。
かおりさんともどこかで・・・
私のほうはかおりさんのお顔が分かりますからね。

投稿: 風花爺さん | 2011年7月 8日 (金) 06時24分

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