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両神山・八丁尾根

2011年6月1日

とんでもなく早い梅雨入りで、風薫る五月というのに陰鬱な曇天続き。
そんな中で貴重な「晴れマーク」が出た5月31日、手強い岩稜歩きで知られる「両神山・八丁尾根」に向かった。

八丁トンネルの登山口駐車場からスタートすると、両神山域らしくハナから鎖場が始まる。
八丁峠の前後から「トウゴクミツバツツジ」の花盛り。
鎖場が次々現れる稜線を行くと縦3連の鎖場

P5310277 下から仰ぐので傾斜は再現出来ない。
雨上がりなので岩は濡れている。
左右に樹木が茂っているため高度感は無いので怖さは感じない。
ここを上りきったところが「行蔵坊頭」(標柱は「行蔵峠」)

急降下の後、2連の鎖場を攀じ上ると

P5310272 西岳 1612m

P5310268 行く手の両神山方向はガスの中。

根性ナシの私はここで引きかえすことにした。
天気が良くないことを言い訳にして・・・。
この先「東岳」を経由して「両神山(剣ヶ峰)」まで往復するには時間が遅すぎる。
いつの日にか、早朝スタート出来る準備を整えて仕切り直ししよう。

車に戻り、帰路は遠回りになるが、一旦秩父側の、かつて殷賑を極めた「日窒鉱業所」に下った。

P5310279 山峡にこんな廃屋が点在している。
現在は細々と操業しているらしく、簡易郵便局などもある。

雁掛トンネルを秩父側に抜けたところで折り返すように林道「上野大滝線」に入った。
この林道の最高部「天丸トンネル」を抜けて、再び群馬県に戻るためだ。

この春、反対方向の上野村側から天丸トンネルを抜けたところまで走った時の様子では全線舗装と予測していたが、未舗装で酷く荒れた路面になっている。
それでも5kmほど走ると舗装道路になった。
しかし、ヤレヤレと思ったのも束の間、やたらに落石が多い。
もし、大きな落石でもあって道が塞がれていたら・・・・
そんな不安がよぎっていたが、ガーン、大当たりだ。

P5310283                                                               

仔細に観察すると、落石とガードレールの間がもうせめて5cm広ければ、抜けられそう。
しかし、一番問題の岩はビクとも動かない。

この場面ほどつくずく自分が色男であることが悔やまれたことはない。
「色男、金と力は無かりけり」
”アーァ 俺は「シラノ・ド・ベルジュラック」のような醜男でもいいから、力持ちでありたかった・・・・” (・・・などとトンデモの勘違い)

何とかすり抜けられるか、やってみるか。
ソロリソロリと試してみたがやはりボディ下に当たってしまう。

こんな山奥、JAFは当てにできない。
荒れた林道へ戻る気は無い。
通りかかる車は無い。
梃子になりそうな丸太は無い。

ナイナイ尽くしで、私がしたことは、この癪な大きい岩コロに、持ち上げられる石をぶっつけて少しでも出っ張りを削り落とすことだった。
しかし、小さな石を大きなそれにぶっつけてみても壊れるのは小さな方だ。それでも、そんな試みが少しずつ功を奏してようやく5cmほど削れた。

再度身を縮めるように、ソロリと車を進めたら・・・バンザイ!抜けた!

これまで、車が入り込まない林道で何度こんな目にあったろうか。
それでも懲りずにパニックを繰り返している。

こんなハプニングもあって明日「浅間山」に登る約束だったが、戦意を喪失してしまった。

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コメント

この落石は怖い光景ですね!走行中を想像して身狂いが出ました。

凄いのはあっさり引き下がらない風花さんです。
長年の登山経験で落石に慣れていらっしゃる?

浅間山への計画がおありだったのですね。楽しみにしております\(~o~)/

投稿: おキヨ | 2011年6月 2日 (木) 12時12分

おキヨ様
こんなアホな愚行を何度も繰り返していて、それでも喉元過ぎれば何とやらで、これからもキットどこかでやるでしょうね。
浅間山には同行者に断り、パスしました。
鎖場の通過と、岩を砕く作業で、腕の筋肉が悲鳴を挙げてしまいましたので、自重しました。

結局、浅間もお天気が悪くて行き先変更になったそうです。

ところで、山道を走ると至る所に「落石注意」の看板がありますね。
いくら注意していたって、石の方はこちらの都合にお構いなく勝手に落ちてくるわけですから、注意の仕様が無いとおもうのです。
注意を促すなら、石の方に「下に車が走っている時は落ちるな!」と注意するべきではないでしょうか?
おかしいですかね・・・。

投稿: 風花爺さん | 2011年6月 2日 (木) 18時38分

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