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雲取山の原三角測點を確認に

2011年6月17日

々マニアックな話になる。
普通の人には全くどうでもいいことだが・・・・

山に上る人にはお馴染みの「三角点」
こだわりの人にとっては山頂に到着した際の、最初の儀礼が三角点へのタッチである。

この三角点を埋設する三角測量は幾つかの変遷を経ているが、近代測量黎明期に、旧内務省で企てられた全国測量の名残が「原三角測點」で、日本では現在3箇所でしかその存在が確認されていない。

群馬県・下仁田町の「白髪岩」と新潟県の「米山」、そしてここに登場する「雲取山」のそれである。

初めの二つは既に自分の目で確認しているが、雲取山のは見ていない。
いや、以前雲取には登った時には「原三角測點」などと言うものには全く知識も関心も無かったため、その存在に対する認識がまるで無かったため「見れども見えず」だったということである。

ここ数年そのことが頭の中に巣くっていて、気になってしようが無く、落ち着けない。
それを片付けてしまおうと昨年から雲取に登る計画を立てていた。


予定したコースは、奥深いこの山に、一番楽に上れそうな「日原林道」をドンヅマリまで車で入り、大ダワ林道を登って「大ダワ」経由するもの。
ところがこのルートが昨年4月に大崩壊し通行止めとなった。
それが今日に至るも回復するメドも立っていない。
 ~宿泊した小屋にその様子を写した写真が掲示されていたが、なるほど凄まじいものだ。

このままではいつになったら宿題を終えられるのか見当もつかない。
仕方なくその次に楽そうな「富田新道」を上ることに決め、梅雨の晴れ間が期待できそうだった15日~16日の2日間を利用し、出掛ける次第となった。

結局、期待に反し2日間、濃霧の中で雲取山の売り「展望」はゼロ。
言葉を交わした登山者が異口同音に口にしたのは”残念でしたね!

しかし、私には良くなかったお天気は何ら痛痒を感じるものではなかった。

この山からの展望は既に得ている。
今回は何より「原三角測點」の確認が目的。
そのことは果たせた。
それで十分だった。

P6150285 明治15年に埋設された「原三角測點」
左奥に現在の「一等三角点」がある。
面白いのは「原三角測點」の右後ろに相似形の「小原三角測點」があること。
一体どういう意味なんだろう?

標高差1100mの登りは今の自分には厳しい。
それでも標準タイムを下回り雲取山荘へ。

P6160292 山荘脇にある、秩父登山の先蹤者「田部重治」の記念碑。
「奥秩父 はるか眺めて 雲取に 立ちたるわれは 若人なりし」が刻まれている。
碑の傍らにはソロソロ終わりかけている「トウゴクミツバツツシ」が彩りを添えていた。

翌朝、再び雲取山頂に立ったが、キリは一段と深かった。

P6160295 この標識は山梨県側のもの。見劣りする埼玉県では近く立て直しするらしい。

石尾根の途中から左折し、唐松谷に沿う道を下った。
余り歩かれないルートのため、濃霧もあって内心の心配はあったが、それは杞憂であり、道型は明瞭で、道迷いする場面は無かった。
しかし、崩壊部分や、滑りやすい桟道が多く、滑落したら無事には済まない深い渓谷沿いの下山道ではかなり緊張を強いられた続けた。        
                                                               

                                                        

                                                        

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